約3年の月日をかけ、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超が1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル~伝説の名著3部作が1冊に凝縮! 国内成功100事例付き~』は高額書籍ながら驚異のロングセラーとなっている。
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で解説した本書は、書店でもコピーライティングの定番書となってきた。「AI」に注目が集まる中、コピーライティングはAIに代替されて、人間は不要になるのだろうか? そんな問いに、著者の横田氏が緊急寄稿した。
AIはパシリか、脅威か?
前号では、命令コトバを使ってAIをパシリとして使う、と紹介した。
一方、AIを脅威として位置づけている論調も目立つ。
Chat GPTの台頭により、AIが一気に身近になった。
世間を見回しても、さっそく使いこなす「先鋭派」とその存在を脅威と危惧する「保守派」の2つに分かれている。
国内大学のトップ校は、後者の立場で警戒感を増している。
京都大学は、学長みずからAIによる文章作成にリスク懸念を表明、東京大学は、HP上で生成系AI使ったレポート作成に言及、上智大学は、レポートへのAI使用禁止を明言している。
これはあくまで筆者の考えだが、彼らはAIを使いこなすことなく、声高にリスクを叫びすぎているのではないか?
前記事では、AIを知的パシリのように使いこなすためには「命令コトバ」が必要なことに触れた。
本記事では、コピーライティングのプロとして、その続きを具体例で実践解説していく。
筆者は、拙著『最強のコピーライティングバイブル』(ダイヤモンド社)を分厚い伝説の名著3冊を1冊にまとめ上げ、24業種100の成功実例で法則を解説した。
その内容は、マーケティングとコピーライティングの世界的理論を網羅し、実例で解説していると自負している。そこで今回、
「マーケティング、コピーライティングの知的作業をAIにどうやってパシらせるか?」
を論点に、その手法を解説したい。
そのため、AIにパシらせる「命令コトバ」を1枚に集約した。