遊牧民のゲルにて昼食
セミゴビ砂漠に到着した時点で時刻は13:00近いので、到着後はまず遊牧民の方が実際に居住しているゲルにおじゃまし昼食をいただきます。
ゲルは大人数名で1時間30分もあれば解体できるシンプルなつくりでありながら、羊毛フェルトでしっかりと覆われているため、中で火を焚いていなくてもかなり暖か。見た目よりも中は広々としており、タンスやベッド、調理場、ソファなど生活に必要最低限の家具が置かれています。昔は家財道具を馬に載せて運搬していたため物を極力置かないようにしていたそうですが、現在は車で運ぶため置けるものが増えたそうです。
昼食には小麦粉生地を揚げた「ボールツォグ」と乾燥ヨーグルト「アーロール」、ミルクティーに塩を入れた伝統的な飲み物「スーテイ・ツアイ(乳茶)」と羊肉のボダータイ・ホールガをごちそうになりました。どれも素朴な味わいでとてもおいしかったです。
遊牧民の方がその日食べる家庭料理が振る舞われるため、メニューは訪問するタイミングによって異なる可能性があります。羊肉が振舞われることが多いと思いますので、苦手な方は事前にガイドに伝えておくとよいでしょう。
ラクダに乗って砂丘を散策
昼食後はいよいよラクダ乗り体験へ。今回乗るラクダはフタコブラクダ。筆者はラクダに乗るのが初めてでしたが、乗り方や扱い方はていねいに教えてもらえるので緊張がやわらぎました。
遊牧民の方が先導してくれ、約1時間セミゴビ砂漠を歩きます。どこまでも続く砂漠や砂丘を見ていると、まるで地球上ではないかのような錯覚を覚えます。
この日は曇りで気温も低かったので1時間乗っていても問題ありませんでしたが、晴れていて気温が高くなると熱中症や日焼けの可能性もあるので、水を持ったり日焼け止めを塗ったりと事前準備をしっかりしてから乗るのをおすすめします。
ラクダのちょうどフタコブの間にすっぽりと座るかたちになるので、落ちる心配はなく座り心地もよいので快適な乗駝が楽しめました。
ラクダ乗り体験が終了したら、再び5時間かけてウランバートル市内へ戻ります。ホテルまで送ってもらい、解散となります。今回はAgodaで予約をしましたが、NGA Tour Bureauはさまざまな代理店でツアーを提供しているので、普段使い慣れている店舗・サイトで予約をするとよいでしょう。