WBS元キャスターの野中ともよ氏も社外取
三洋電機会長時代「公私混同」との批判も
テレビ東京の看板番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のキャスターを務めた野中ともよ氏(68)は、会員制リゾートホテルを展開するリゾートトラストの社外取である。推計報酬額は514万円だった。
野中氏は、三洋電機(現パナソニック ホールディングス)の会長を務めたキャリアもある。経営者として実績はなかったが、2005年に、三洋電機の創業一族である井植敏氏の肝いりで会長に就いた。
だが、経営不振に陥っていた同社の不正決算問題に加え、海外出張に夫を同行させるなど公私混同との批判も起きて、07年に辞任。「なぜ野中氏を会長に就けるのか、全く理解できなかった」(大手銀行幹部)といった声が出るほど、同氏の就任には当初から懐疑的な見方が多かった。