一度は食べたい京風「月見だんご」

月見だんご全国的に、月見だんごといえば左のイメージ。京都では右のようなこしあんにくるまったユニークな形状

 美しい月を愛でながら味わうスイーツといえば、やはり月見だんごでしょう。全国的に見ても、白玉粉や上新粉で作る白くてまるいおだんごを「三方」という木製の台に積み上げてお供えするのが主流ですが、京都のおだんごは外見からして異なります。

 片方だけ先をとがらせた円すい形に近い形に整え、こしあんで覆ったのが京都流の月見だんご。お月見シーズンが収穫期に当たる里芋に似せてこの形になったといわれています。中秋の名月が「芋名月」とも呼ばれるゆえんです(ちなみに英語では9月の満月を「ハーベストムーン」と呼ぶのだとか)。こしあんを夜空に浮かぶ雲に見立て、雲間から現れる白銀の月を表しているとも伝わります。

 お月見をしに嵐山へ行かれるなら、嵐電「嵐山」駅前の「老松 嵐山店」の月見だんごがおすすめです。京阪電車の終点「出町柳」駅から西へ徒歩5分ほど、名代豆餅が大人気の「出町ふたば」には、こしあんのほか、芋あんの月見だんごもお目見えしますよ。