また、自由記述には、「『学校』を意識するだけで、頭痛、腹痛、じんましん、過呼吸と体調不良があり心配」「不登校当初は、私は学校への連絡が苦痛であり、部屋に籠る子供の命が心配だった。妹は学校に行かない兄を軽蔑するようになった。昼夜逆転なので仕事の日は顔も合わさず家を出て不安な思いだった」「自傷行為を経て、やっと学校へ1週間の内3~4日行けるようになりましたが、欠席日の課題が重なり、先生方に謝りながら毎日課題を提出して、体力もないのでますます体調が悪くなり、疲れてしまい、また不登校に」「不登校の子供を持った方の経験談を聞きたかった。初めての経験でどうしてあげたら良いのかわからなかったから」などといった思いが綴られていた。

 子どもの体調や精神的不調を心配するとともに、家族関係にも混乱が生じ、どう対処したらよいか戸惑い、どこかに相談したいのに相談先が見つからず困っている人が多いようである。真っ先に相談すべきは学校の先生だろうが、学校とのやり取りにも気疲れし、困っている人も多いことがわかる。

不登校は初期対応が何より大切
3日以上休むと再登校は困難に?

 不登校に関しては初期対応が非常に重要との指摘が多い。なぜなら不登校状態が続くと、再登校のハードルが高くなってしまうからである。