好調の「明治学院」と入りやすい「明法」「東星」

 2024年から2回目の入試を始めた創価(小平市)の最寄り駅は西武国分寺線「鷹の台」。[1日〈2月1日〉]は24年に187人が受験して実倍率は1.87倍(23年1.89倍、22年2.27倍)と踏みとどまった。志望者数は微増で、25年も現状は維持しそうだ。[3日プレゼン型]は62人が受けて3.5倍となかなかタフだった。志望者数は少ないながらも5倍増で、25年は結構な倍率が予想される。

 西武拝島線・国分寺線「小川」が最寄り駅の明治学院(東村山市)は男女約70人ずつを中学で募集、東村山高等学校経由で多くは明治学院大学に進学している。24年は、[1日午後1回]が404人受験して実倍率2.66倍、[2日2回]が232人で2.83倍、[4日3回]が149人で2.98倍と毎回結構な倍率を維持している。志望者数はそれぞれ1割半増、2割半弱増、1割増と好調で、25年にはいずれも3倍前後になるかもしれない。

 5年前に共学化した高校に続き、25年から中学でも女子生徒を迎え共学化するのだが、どうもそのことがあまり伝わっていない感じがする明法(東村山市)。歩くとだいぶ遠いが、最寄り駅は明治学院と同じ西武拝島線・国分寺線「小川」である。

[1日1回]は、「午前2科・4科」と「午前適性特待生」入試を合わせて最多の60人が受験したが、1.13倍(23年1.52倍、22年1.27倍)とかなり受けやすくて受かりやすい状況だった。25年も同様だろう。2科・4科の[2日2回午前]は11人受験で2.2倍と控えめだが、志望者数を見る限り、25年はさらに受験生が減りそうな状況にある。

 国数2科か国算いずれか1科を課す「午後特待生」入試は、[1日1回午後]が26人で1.37倍、[2日午後2回]が28人で1.87倍だった。志望者数はどちらも3分の1に激減しており、25年はかなり狙い目の入試回となりそうだ。9人受験で3倍とささやかだった[5日3回]は志望者数が2割増えており、25年は受験生が少々増えるかもしれない。

 西武池袋線「秋津」が最寄り駅の小規模カトリック校、東星学園(清瀬市)。五つの入試回で45人を募集するが、ほとんどが[1日1回]に集まり、24年は31人が受験して23人が合格している。25年も同様の受けやすくて受かりやすい状況が続くことだろう。上智大学と高大連携協定を結び、早稲田大学に合格者を出すなど、知る人ぞ知る進学実績もあるのだが。