年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #予告Photo:Inverse Couple Images/gettyimages

2024年の財政検証を受けた公的年金の改革案が厚生労働省から示された。この改革によって個人の受取額は増えるのか、減るのか。企業の負担や働き方はどう変わるのか。特集『年金制度大改革 損↓得↑徹底検証』で、年金の仕組みや改革による損得をダイヤモンド編集部が徹底検証する。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋)

#1 1月27日(月)配信
【基礎年金底上げ】氷河期・若者には朗報で高齢者には悲報!?マクロ経済スライドの適用期間一致でどう変わるかを徹底解説

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #1Photo:PIXTA

 基礎年金と厚生年金のマクロ経済スライドの適用期間を一致させ、基礎年金の底上げを図る案が厚生労働省で検討されている。改正されれば若い世代は受取額が増加するが、高齢世代は受取額が減少する。非正規雇用の多い氷河期世代のためにも基礎年金の底上げは重要だが、財政負担の増加をどう判断するか。

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#2 1月29日(水)配信
【106万円の壁撤廃】それでも働き控えが続く理由、個人年金保険料を会社が肩代わりすれば企業間格差が拡大へ

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #2Photo:PIXTA

 厚生年金の適用要件から収入基準と企業規模基準を除くことになり、いわゆる「106万円の壁」はなくなる。ただ年収要件が撤廃されても、20時間以上働けば、厚生年金保険料と健康保険料の負担が生じることに変わりはない。働き控えを防ぐために企業が保険料をより多く負担する特例も議論されているが、負担できる企業とできない企業の格差を生じさせかねない。

>>1月29日(水)

#3 1月31日(金)配信
【“主婦年金”の是非】第3号被保険者制度の成り立ちと存廃論議を徹底検証!連合と財界、労使双方から廃止を求める声相次ぐ

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #3Photo:PIXTA

 日本商工会議所、経済同友会、連合……労使双方から廃止を求める声が上がる、いわゆる「主婦年金」第3号被保険者制度。年収の壁の元凶の一つともされるが、この制度は実は元からあったわけではない。1985年の導入前の国民年金への任意加入や導入前後での制度変更の実態、第3号被保険者数などを基に存廃の是非を検証する。

>>1月31日(金)配信

#4 2月4日(火)配信
【年金は本当に100年安心?】積立金&就労人口の増加で「財政好転」とアナウンスも、つきまとう不安の正体

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #4Photo:PIXTA

 今回の財政検証では最も妥当な前提といえる過去30年投影ケースでも、所得代替率50%を割らずに「100年積立金が残る」との結果になった。ただ、就労人口の増加や運用成果が現在のペースで続くとは限らない。足元の出生率の低さを考えれば今回の人口の前提は楽観的といえる。

>>2月4日(火)配信

#5 2月6日(木)配信
【年金大改革Q&A】65歳以降もしっかり働くと受給額はどうなる?遺族年金受け取りと繰り下げ受給の関係は?

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #5Photo:PIXTA

 在職老齢年金の年金減額基準の引き上げ、繰り下げ受給と在職老齢年金の関係、高所得者への年金保険料増額、遺族年金の改正案など、スライド適用期間一致と適用拡大以外の制度改革に関する事項をQ&A方式で解説する。

>>2月6日(木)配信

#6 2月10日(月)配信
【年金のお得な受け取り方】今さら聞けない「仕組み」から総ざらいでスッキリ分かる!Q&Aで基本用語を解説

年金制度大改革 損↓得↑徹底検証 #6Photo:PIXTA

 マクロ経済スライドや物価スライド、賃金スライド。繰り下げ受給と繰り上げ受給、繰り下げ受給と加給年金の関係。公的年金に関する用語は一般的に分かりにくい。従来よくある疑問をQ&A形式で解説する。

>>2月10日(月)配信

#7~ Coming Soon

Key Visual by Noriyo Shinoda

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