見逃せない!春恒例「都をどり」

4月30日(水)まで祇園甲部歌舞練場(国指定登録有形文化財)で行われている「都をどり」。京都五花街で最大の祇園甲部の舞踊公演です。2024年は第150回の記念年で、今年は次の大きな節目となる200回に向け新たな一歩を踏み出しました。
第151回の演題は、『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』。原点に立ち返って、四季の京都の名所を巡ります。梅宮大社の梅、宝鏡寺の雛遊び、五条橋での牛若丸と弁慶の出会い、清水寺の紅葉、洛北岩倉にある妙満寺の雪景色など全八景。フィナーレは桜満開の平安神宮を背景にしての総をどりとなります。
昨年まで16人に抑えられていた花道の総をどりが、今回から9年ぶりに20人に復活したことも話題です。4人増えて圧巻の華やかさ。三味線、唄、鳴り物の生演奏を聴きながら、舞台上に移ろう雅やかな四季の京景色を堪能することができる稀有な機会。普段全く日本舞踊に触れていない人にこそ、巡り合ってほしい催しです。気後れせず、肩の力を抜いて、ぜひ一度都をどりをご覧になってみてください。
