宿泊施設の利用人数、利用室数、宿泊数は
自分の都合に合わせて選べる
この宿泊施設セットプランを使い、最寄りICが郡山IC(福島県)の人が、青森市、秋田市、盛岡市を3日間で巡るという旅を考えてみましょう。
想定スケジュールは以下です。まず1日目は郡山ICから青森中央ICと走って青森市を観光し、そのあと盛岡ICまで戻って盛岡市内に泊まります。2日目は盛岡ICから秋田中央ICまで走り、秋田市を観光後、再び盛岡に戻ります。3日目は盛岡市内を観光してから、盛岡ICから高速道路に乗って郡山ICまで帰ります。
このスケジュールでの高速道路の通行料金の合計は、ETC通常料金で2万9330円です。それが宿泊施設セットプランであれば、8500円となり、2万円以上も節約できるのです。宿泊施設によりますが、宿泊料金であれば、2名の1泊分、飲食代であれば豪華な晩ご飯分が浮くことになると考えていいでしょう。
もしこの宿泊施設セットプランを4日間の旅行で使うのであれば、おトクになる額はさらに大きくできます。
また宿泊施設セットプランは、利用人数、利用室数、宿泊数が任意に選べますが、利用期間にわたって宿泊施設の利用は必要ではなく、期間中に「最低ひとり1泊」でも適用となります。そのためどこか1泊だけ申し込み、割安になった通行料金を享受するという“いいとこ取り”も可能です。


さて宿泊施設セットプランでは、東北6県周遊プランのほか、「青森宮城周遊プラン」「秋田宮城周遊プラン」も用意されています。前者は青森県、岩手県、宮城県(一部除く)の高速道路が、後者は秋田県、岩手県(一部のぞく)、宮城県(一部除く)がそれぞれ周遊エリアに限定されます。そして利用期間は同じく4日間ながら、価格は7500円、7100円と、東北6県周遊プランよりもさらに安くなります。
高速道路利用のみのものでこれに該当するのは両者の範囲を合わせた「北東北周遊プラン」ですが、利用期間2日間が7600円、3日間が8700円です。ドライブしたいエリアがプランに合致する場合は、ここでも宿泊施設セットプランが有利だと言えるでしょう。