首都圏からの往復では
「宿泊施設セットプラン」が不利になってしまうことも
ただ残念なことに、この東北観光フリーパスの宿泊施設セットプランには、高速道路のみの商品に設定されている「発着地からの往復」が含まれたプランがありません。
東北観光フリーパスの東北6県周遊プランで高速道路利用のみのものは、首都圏からの発着つきが用意され、利用期間3日間で1万6000円となっています。宿泊施設セットプランとの差額は7500円ですが、たとえば東北道の東北道の「川口JCT」から周遊エリア入口となる「白河IC」まで高速道路を利用した場合、ETC通常料金は片道4450円、往復で8900円です。
そのため宿泊施設セットプランに“自腹”で川口JCT-白河ICの往復を加えるよりも、高速道路利用のみのものを利用したほうが割安と言えます。
もちろん、この往復部分に「ETC休日割引」「ETC深夜割引」を加えると、その差が縮まる、もしくは価格が逆転することがありますが(参考記事)、その場合は出発時間や曜日にスケジュールが左右されることになります。
利用期間が4日間から3日間になることにこだわりがなければ、埼玉県南部、東京都、千葉県や神奈川県からは、高速道路利用のみのものを選択したほうが、そうしたスケジュール面での自在性も含め、有利でしょう。
なお、この「高速道路のみのものとどちらが有利になるか」は、商品ごとの周遊エリアや価格によっても左右されるので、出発地点や利用したい地域などに応じて、それぞれで確認してください。
