三谷宏治

三谷宏治

K.I.T.虎ノ門大学院 教授

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授(専攻副主任 MBA担当)の他に、早稲田大学ビジネススクール、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

第154講
日本企業がIRで多用する「滝グラフ」の落とし穴
三谷宏治
前回の第153講『-1×(-3)はなぜ3?』で、かけ算は「面積として考えよう」と書きました。この世の中は足し算引き算でもありますが、実は結構、かけ算的です。かけ算的な現象(2次元)を、滝グラフ(1次元)では表せません。
日本企業がIRで多用する「滝グラフ」の落とし穴
第153講
-1×(-3)はなぜ3?三女の壁と10年後に父が考えたこと
三谷宏治
前回の『5-(-3)はなぜ5+3? 三女の涙と父が伝えたかったこと』は、多くのみなさんに読まれました。中一の数学にはまだまだ壁がいっぱいあります。「正負の数字の加減算」をくぐり抜けてもすぐ、今度は「負数のかけ算」が待ち構えているのです。
-1×(-3)はなぜ3?三女の壁と10年後に父が考えたこと
第152講
5-(-3)はなぜ5+3? 三女の涙と父が伝えたかったこと
三谷宏治
たまたま「学校公開ウイーク」だったので、中一の三女の授業を見に行きました。その日の単元は「正負の数字の加減算」でした。そこで、三女だけが最後まで課題が解けずにいました。彼女の話を聞いて、私は初めて気がつきました。演算子 である「+」「-」と、数字の正負を表す記号である「+」「-」が、同じであることのおかしさを。
5-(-3)はなぜ5+3? 三女の涙と父が伝えたかったこと
第151講
異端の「スノーボール・アース」仮説はどう常識と闘ったのか
三谷宏治
さて今回は、先回の『大絶滅』に続いて科学書からもう1冊、『スノーボール・アース』を取り上げます。スノーボール・アースとは、この地球が22億年前に1回と7億年前頃に2回の計3回、全面的に凍結したというものです。
異端の「スノーボール・アース」仮説はどう常識と闘ったのか
第150講
生命の絶滅は確率1/2のコイントスゲーム
三谷宏治
『大絶滅(Extinction)』(1996)は、異端の古生物学者 デイヴィッド M. ラウプによって書かれた、地球生物大(量)絶滅の歴史であり、その原因探究の試みです。この地球に歴史上存在した生物種のほとんど全て(99.9%以上)は、既に絶滅してしまっています。生命は、地球環境を相手に、まさに死ぬ(絶滅する)まで続くゲームをやっているのです。
生命の絶滅は確率1/2のコイントスゲーム
第149講
子どもたちと考える「空気は軽いか重いのか」
三谷宏治
これまで2回、小学校でのPTA会長スピーチ経験をお話ししてきました。今回はその第3弾、「空気の重さ」です。
子どもたちと考える「空気は軽いか重いのか」
第148講
全校児童に大声競争で伝える限界突破
三谷宏治
「大声競争」を考えたのには、理由が3つありました。ひとつは全員参加できる「体験型のスピーチ」をしたかったこと。もう一つは、繰り返すことで限界突破経験の味わえるものにしたかったこと。事前の練習や補助無しでできる、全員参加型の、しかも、子どもたちが全力を振り絞れる競技とは何なのか……。そこで思いついたのが「大声」でした。
全校児童に大声競争で伝える限界突破
第147講
小1にピンポン球で伝える交通安全
三谷宏治
「みなさん、きょうは『ボール』の、おはなしをします!」これが、私の小学校PTA会長としてのデビュースピーチ第一声です。私の「子ども向け発想力講義」のスタートでもありました。
小1にピンポン球で伝える交通安全
第146講
「チーム」が「ティーム」に。NHKのテロップと発音はなぜ違う?
三谷宏治
リオ五輪でも、NHK(や民放の一部)のアナウンサーたちは、team(チーム)のことを「ティーム」と発声していました。テロップ等での表記は「チーム」のまま。発音だけが英語風なのです。
「チーム」が「ティーム」に。NHKのテロップと発音はなぜ違う?
第145講
なぜ災害経験者ほど避難勧告を無視するのか
三谷宏治
本当の災害時に、逃げ遅れるのは災害未経験者ではなく経験者です。偶然に過ぎないそんな個人的経験(や伝承)が、客観的判断と行動を阻みます。
なぜ災害経験者ほど避難勧告を無視するのか
第144講
自動運転でヒトの脳はパニックを起こしやすくなる
三谷宏治
最近、どこにいっても「自動運転」の話で持ちきりです。でも、そのとき「ヒト(搭乗者)」はどうなるのでしょうか。その精神的側面に焦点を当てた議論が、盛んになってきました。
自動運転でヒトの脳はパニックを起こしやすくなる
第143講
円柱状のモノの名前。1分間でいくつ書けますか?
三谷宏治
いまから1分間で、いくつ「円柱状のモノ(人工物)」の名前 が書き上げられるか、挑戦してください。これまでの最高記録は、小学4年生の男の子の22個です。
円柱状のモノの名前。1分間でいくつ書けますか?
第142講
子どもの論理性と想像力をとんち小咄で鍛える~賢者アーファンティ
三谷宏治
三女が小学4年生のとき、国語の先生が中国の賢者・アーファンティの話をしました。即座に笑えたのはクラスに数人だけだったとか。子どもたちはいったい、なにが、わからなかったのでしょうか。
子どもの論理性と想像力をとんち小咄で鍛える~賢者アーファンティ
第141講
子どもの発想力・自立心の鍛え方(6)「お手伝い」させる~「係」として任せ不便を忍ぶ
三谷宏治
発想力と自立心向上には、ヒマと貧乏が効きます。今回は、私が子どもたちの共育法として掲げているもう一つの必修科目、「お手伝い」を取り上げます。
子どもの発想力・自立心の鍛え方(6)「お手伝い」させる~「係」として任せ不便を忍ぶ
第140講
渇水の夏に備えよ!半身浴と節水型トイレと食洗機で生活水半減
三谷宏治
関東にまた渇水の夏が迫っています。利根川水系8つのダムの貯水率は平均58%(6月3日現在)。例年の3分の2程度に過ぎません。おまけに気象庁の1ヵ月予報では、関東甲信地方の降水量は「平年並みか少ない」予想。予報通りなら、久しぶりにこの夏は「節水」がテーマになるでしょう。
渇水の夏に備えよ!半身浴と節水型トイレと食洗機で生活水半減
第139講
女子栄養大学で経営学講義!「読んで書いて演じる」で学ぶ
三谷宏治
『経営戦略全史』のマンガ化作業が始まった1年ほど前、新しいチャレンジの話が舞い込みました。女子栄養大学 食文化栄養学科での経営学講義です。今年4月から2年生向けの「基礎経営学入門」という科目を引き受けることになりました。
女子栄養大学で経営学講義!「読んで書いて演じる」で学ぶ
第138講
百花繚乱ビジネスコミック「5つの成功法則」とは?
三谷宏治
『まんがでわかる 7つの習慣』が大ヒットとなり、百花繚乱のビジネスコミック。その成功には5つの要因があったと言われています。
百花繚乱ビジネスコミック「5つの成功法則」とは?
第137講
藤棚に行ってクマバチを見よう。被子植物のクマバチ活用大戦略!
三谷宏治
「花」にとってもっとも好ましい花粉の媒介者はハナバチです。ミツバチやマルハナバチ、そしてクマバチを含み、英語でBeeと総称されます。
藤棚に行ってクマバチを見よう。被子植物のクマバチ活用大戦略!
第136講
「完全さを諦め公平さを割り切る」課題先進国イギリスの生存戦略
三谷宏治
イギリスは、数百年にわたって「没落」を続けてきました。経済成長が止まり、高齢化が進み、医療費などの社会福祉コストが嵩み、税金が高くなって企業やヒトが逃げ出して行きました。まさに、課題先進国だったのです。
「完全さを諦め公平さを割り切る」課題先進国イギリスの生存戦略
第135講
パリ・エトワール凱旋門から知る 戦うためのインフラ改革
三谷宏治
エトワール凱旋門は、ナポレオンが建設を命じた戦勝記念碑です。そこから星状に12本の通りが延び、フランスで最も交通事故の起こりやすい「交差点」でもあります。パリにはこういった交差点が幾つもあります。なぜ道路をキレイな格子状にして、4叉路にしないのでしょうか?
パリ・エトワール凱旋門から知る 戦うためのインフラ改革
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