
三谷宏治
第81講
なぜヒトだけが生き延びたのか? なぜ買ってしまうのか? と思考のトレーニングが続いたので、今回はちょっと視点を変えてイマドキの若者事情を観察してみたいと思います。最近電車で見かけた(耳にした)会話を紹介しますが、みなさんも街に出て、いつもと違う角度で目を開け耳を澄まし、「イマドキ」の

第80講
全国消費実態調査によれば、パソコン(PC)を通販で買う人は全体の14.2%、うち8割強がネット通販です。かくいう私も、ここ20年、店頭でPCを買ったことがありません。そこで、自問自答してみます。「なぜPCを通販で買うのか?」と。自分の「選択肢の幅」を知ることは、「発想の幅」を自覚するよい機会です。

第79講
ヒトの活動は多くの“モノ”に支えられています。その起源をたどると、人間の知恵が数々の「初めて」を生んだことにあらためて驚かされます。たとえば、針。衣服の起源はカラダを守ることでした。その衣服を作るために針(に穴を開けて、縫うこと)を発想する……偉大なアイデアはシンプルですが、人類を自然の驚異から救うほどの威力を持つものなのです。

第78講
初詣は日本の風物詩ですが、神社にお参りした方はどんな神様が祭られていたか覚えているでしょうか? さすが八百万の神の国、天神さんやお稲荷さん、八幡さんなどいろいろです。でも一般にいう神様とは天照大御神で、その総本社が伊勢神宮。これは別格の存在です。では、今話題の出雲神宮は? いつもと違う視点で創造力を働かせてみましょう。

第77講
お正月明け、長崎カステラの元祖・福砂屋、一辺が5~6cmのほぼ立方体をしたカステラ「フクサヤ キューブ」をお土産にいただきました。そのパッケージは美しく、かつ、随所に工夫が溢れていていました。iPod touchを買ったときに、その白いコンパクトなパッケージで感じた以来の感動でした。

第76講
世界のスマートフォンのディスプレイ表面は、過半がコーニング製の「ゴリラ・ガラス」です。もともと「用途不明のガラス」でしたが、スティーブ・ジョブズがこれに目をとめ、鍵がぶつかってもディスプレイが割れない世界最強のスマートフォンが誕生しました。でも、そもそもガラスは割れるもの。割れないガラスって?
![ゴリラとドラゴン 100年の死闘~身近な「なぜ」を探究する[3]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/360wm/img_026d58ef8207547460d047461bac7c0993910.jpg)
第75講
第72講に続く「社会リソース活用の新ビジネスモデル」第2弾!前回(第72講)、社会インフラとしてのセミ・クローズドなソーシングネットワークを取り上げました。今回はもう2つ、社会リソース活用による新しいビジネスの例を紹介します。
![フーモアとMiCHi~社会リソース活用の新ビジネスモデル[2]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/360wm/img_026d58ef8207547460d047461bac7c0993910.jpg)
第74講
温帯に属する日本には、明確な四季があり、その中でも色彩豊かなのは秋。そしてその中心は、なんといっても紅葉です。でも不思議です。紅葉ってなぜ起こるのでしょう? ヒトの目を楽しませるため、ではないはずです。
![紅葉って何だろう~身近な「なぜ」を探究する[2]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/360wm/img_84470f503a2342e35045ce0d17efcf9f110943.jpg)
第73講
あなたが書く文章は、そのまま読み上げて相手に意味が伝わりますか? ヒトは文章を黙って読むときも、頭の中では音読しているのと同じです。だから、「伝わる」文章とは、「聴いてわかる」お話のように瞬時に理解できるもの。シンプルな表現にしてこそ、あなたの意思や主張が「伝わる」のです。

第72講
日本の雇用の7割 (2800万人分)を生み出す中小企業。その数は430万社に上ります。まさしく、中小企業の商品・サービスの質の高さが日本の産業力そのものです。でも、430万社の中から、自分の求める技術を見つけ出し、仕事を発注するのは至難の業。そこで、中小企業の「サプライヤー&パートナー選択」について考えてみましょう。
![eEXPOとバンダイナムコに続け!~社会リソース活用の新ビジネスモデル[1]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/360wm/img_026d58ef8207547460d047461bac7c0993910.jpg)
第71講
最近空を見上げたことがありますか? 私たちは中学校の理科で雲の種類を習っているのですが、大人になって空を見上げることはなくなり、雲のカタチに無関心。秋の空って、春夏冬の空とどう違うのでしょうか? 顔を上げ周りの風景を見渡してみましょう。うれしい発見が、きっとあるはずです。
![雲って何だろう~身近な「なぜ」を探究する[1]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/2/d/360wm/img_2d365ab2334841d498529c9b5a1cbb5e96326.jpg)
第70講
「プチネット断食」シリーズの最後に、「スマホが危険なことはわかってる!」「でも、スマホ断ちはどうしてもできないんだ!」と叫ぶ人たち向けの「スマホ節食」法を紹介します。6ヵ条ありますので、まずは1つでも実践してみてください。やらないよりはずっとマシ、ということで。
![今を生きるためのスマホ節食6ヵ条~プチネット断食のススメ[6]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/360wm/img_026d58ef8207547460d047461bac7c0993910.jpg)
第69講
ネット依存症の中高生が全国で約52万人! 大人のネット依存症は900万人近くに達する見込みです。いまや、薬物依存症約10~20万人、アルコール50~80万人、ギャンブル560万人(いずれも国内、推計)以上の「大」社会問題です。さて、その脱却法は?
![ネット依存症とパチンコ依存症 ~プチネット断食のススメ[5]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/360wm/img_0ac749d2ff665e6513322897ffc1217693671.jpg)
第68講
スマートフォンを見るとき、ヒトは必ず下を向きます。となると、実質的な視野がスマートフォンの周囲20cmに限られる上に、その視野内に何かが入ってもほとんど気づきません。これが、ヒトの物理的視野をもの凄く狭めることになりました。そして、強力にヒトの認知力を奪っているのです。
![顔を上げて遠くを見つめよう! ~プチネット断食のススメ[4]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/360wm/img_0ac749d2ff665e6513322897ffc1217693671.jpg)
第67講
私たちは五感を使って日々何らかの判断をしています。でも、自らを「無」の状態に置くと、どうなるのでしょうか? 例えば無音、つまり情報(大きな声)の奔流から離れることで聴力が鍛えられ、「小さな声」だけど大事なことへの感度が上がるのです。
![耳を澄まして小さな声を拾え!~プチネット断食のススメ[3]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/360wm/img_fb30b7135238078a1adb2056a8d0700457386.jpg)
第66講
前者は「自説に都合のいい情報ばかり集める」ヒト、「なんでも事後には当たり前と思う」ヒト。思い当たる節はありませんか? 今回は、この「ヒトの判断力を歪(ゆが)める強いバイアス」について考えてみましょう。
![あと知恵バイアスの恐怖!~プチネット断食のススメ[2]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/f/8/360wm/img_f8031bb366125a1e85c5e33c6ef8e81984547.jpg)
第65講
私たちは何かを判断する時、意識するしないにかかわらず、過去の経験に則って予測します。「この形はきっとあれだ」「この程度ならまだ大丈夫」というように。でも残念ながら、その裏には落とし穴がいっぱいあって、間違った判断をします。スマートフォンやタブレット端末がこれを加速しているとしたら? 大丈夫。正しい判断をするためにできることはまだあります。
![ノーネットの生活~プチネット断食のススメ[1]](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/360wm/img_fb30b7135238078a1adb2056a8d0700457386.jpg)
第64講
子どもが言葉を覚えるとき、形容詞は難題です。同様に、ビジネスの世界でも形容詞や形容動詞は誤解や間違いのもと。これについて今回は、35歳でHBS教授となったマイケル・E・ポーターによる不朽の名著『競争の戦略』とファストファッション、スティーブ・ジョブズで説明します。

第63講
今回は、「See→Think→Wonder」という3つのステップで思考力を鍛える話です。まずはしっかり対象を観察して事実を見つけ、次にその事実からわかることを考える。最後がそこからの発想です。これを習慣づける方法「1分間スピーチ合戦」の顛末をぜひ読んでみてください。

第62講
AmazonのKindle版を読んだことがありますか? 私が初めて読んだのは、村上龍の『歌うクジラ』。光が点滅する章扉など、その芸術性に驚きましたが、2冊目は、「ひたすら文字」の画面が続き…電子ゆえに存在を主張せず、それゆえに存在感がない。でも1つだけ、電子書籍をもっと魅力的にするアイデアが浮かんだのです。
