
三谷宏治
第101講
子どもたちの発想力や自立心を高めるために必要なものの一つが「貧乏」です。貧乏だからこそ、子どもたちは何を買うか買わないか決断し、ガマンや創意工夫をし始めるのです。しかし、ここで手強い敵が登場します。それがママ友やジジババ軍団です。

第100講
ついに第100講を迎えたこの連載のテーマは「発想法」です。今回は、子どもの発想力・自立心をつくるために必要な「ヒマ」の強敵・携帯電話やテレビ、ゲームの制限はどうあるべきか、我が家のある出来事から探ってみます。

第99講
小中高校時代、週末前になると我が家の娘たちは、あたふたと動いていました。友だちや親戚に電話したり、手帳を確認したり。親があてにならないので、放っておくと週末、あまりにヒマになるからです。強制など必要なく、子どもたちは自分で遊びをつくり出すものなのです。

第98講
日本で論理思考を学ぼうとすると、「MECE(ミーシー)」の練習から始まります。「漏れなくダブりなく」とも訳されるMECEに拘るがあまり、人々は色々な“ワナ”に落ちるようになりました。通常のビジネスで求められることを考えてみると、MECEより大事にすべき点があるのです。

第97講
2013年11月、フィリピンのレイテ島を襲ったスーパー台風「ハイエン」での死者・行方不明者のほとんどは「高潮(storm surge)」によるものでした。では高潮とは、津波とどう違い、なぜ起きるのでしょうか?自分の身を自分で守るために、今から考えましょう。

第96講
アリババ・グループ(阿里巴巴集団)は創業からわずか15年で、どうやって時価総額25兆円もの超巨大企業にまで成長できたのでしょうか?その「ビジネスモデル」は、これまでのプレイヤーたちとどう違って、なぜジャック・マーにはそれが実現できたのか、徹底解説します!

第95講
現代に続く巨大収益モデルである「広告モデル」の創造者は、タバコ会社の御曹司で米CBSをつくり上げたウィリアム・ペイリーです。消費者は1円も払うことなく、自由にメディアコンテンツを楽しむことができる、そんな夢のような仕組みは、どのようにしてこの世に出現したのでしょうか?

第94講
収益モデルの中でも代表的な「替え刃モデル」とは、交換式カミソリを発明したジレットから来ています。その成功は今に続いていますが、アイデアや特許一発で始まったわけではありません。そのビジネスの立ち上げには9年もの時間と努力が必要でした。

第93講
たった26文字でヒトの世すべてを表す文字システム、アルファベット。では、なぜアルファベットはアルファベットというのでしょうか?名前の由来は日常からの発見にありました。ヒントは「アルファ/ベット」です。わかりましたか?

第92講
赤ちゃんは、第一養育者の性を好む傾向にあります。それは日本の場合、お母さん、祖母、保母さんに当たるため、女性を識別する能力を発達させるわけです。では男性の場合、赤ちゃんの気を惹くにはどうすればいいのでしょうか?

第91講
残念ながら、多くの日本人は車中、老人や乳幼子を連れた親に席を譲りません。誰もが心で思っているだけです。そんな中「茶髪系の若者」が、席を譲る光景を多く見かけます。それは、なぜなのでしょうか?

第90講
スマートフォン事業が低迷してるソニーは「2015年度には8000万台を売る!」と大きな目標を打ち上げました。地域的拡大、キャリア対応を進めるだけで、2強と言われるサムスン電子やアップルに追いつけるとは思えません。では、ソニーは何を強みに戦うべきなのでしょうか?

第89講
スマートフォン隆盛の中、活況を呈しているアクティブスピーカー市場。筆者はデザイン性や性能など他社と比較してソニー製を選びましたが、「懐かしさ」も理由の一つにあります。今後、ソニーのAV部門には何ができるのか、ソニー製のスピーカーとスマホから見えるものがありました。

第88講
親族が購入した中古マンションのリフォームを任されました。調べ始めてビックリしたのは「定額制の拡大・浸透」。リフォームの定額制ばやりは、日本人の「型に嵌まるのが好き」という性質が見て取れるようです。それはよい選択と言えるのでしょうか?

第87講
故障により19年ぶりに買い替えることになった我が家の冷蔵庫。大手家電量販店のネットショップの多くは、配送まで「8日から2週間以上」という惨状でした。しかし、ヨドバシ・ドット・コムは、ほとんどの商品で「当日配送」を可能にしていました。同社の物流能力は、どのようにして支えられているのでしょうか。

第86講
今の現実を説明し、未来を予言する「強力な理論」はどうやって生まれてくるのでしょう。答えはとても単純です。「素朴な疑問」と「美の追究」から、強い理論は生まれるのです。

第85講
STAP論文の不備を指摘するのは健全な科学のプロセスですが、その前提は「間違っていて当たり前」であって、「完全であるべき」などではありません。失敗を活用し、そこから学ぶことこそが、飛躍につながるのです。たとえば、「失敗」に起因する大発見・大発明の例は、枚挙にいとまがありません。

第84講
春先は「電車遅延のアナウンス」が特に多く、3大都市圏では常態化している線すらあります。遅延自体は長いものから短いものまでありますが、全体の6割を占める10分未満の遅延の発生原因とは一体何でしょうか?

第83講
イノベーションの大家であるハーバード・ビジネス・スクールのクリステンセン教授は、「ビジネスモデルの変革こそがイノベーションの源」であり、iPodやiPhoneがその代表例と言います。でも、ここで、1つ疑問が…「ビジネスモデル」ってどのように定義されているのでしょう?

第82講
ビジネスモデルとは、いったいなんの役に立つのでしょうか? これまで数回もてはやされ、死語となりつつ、今またビジネス流行語のように取り沙汰されています。その理由は、2つの新しい使い途がわかってきたからです。
