2008.5.15 要求水準の高さに人は動機づけられ多くを成し遂げる 要求すべきは、組織全体の目標への貢献である。働く者からなにかを得ようとするならば、正当な労働よりもはるかに多くを求めなければならない。正当さを超えた貢献を求めなければならない。
2008.5.8 自らの成長にはベストを尽くせる環境を知ること われわれは気質や個性を軽んじがちである。だがドラッカーは、気質や個性は訓練によって容易に変えられるものでないだけに、重視し、明確に理解することが必要だという。
2008.5.1 イノベーションを生むのは人であり金ではない イノベーションに優れた企業のマネジメントは、アイデアを持ってくる者に対し、そのアイデアを製品、プロセス、事業、技術に育てるうえで必要な作業について考えさせる。
2008.4.17 ポストの空席を自動的に埋めてはならない あるポストが定年退職、死亡、辞職によって空席になっても、自動的に埋めてはならない。検討すらしてはならない。6ヵ月から8ヵ月、空席にして静観すべきである。
2008.4.8 管理すべきなのは経済プロセス全体のコスト 最終消費者にとって意味があるのは、経済プロセス全体のコストである。原材料の納入者、部品メーカーなどはそのプロセスにおける連鎖の一つにすぎない。
2008.3.27 先進国にとって唯一の競争力要因はテクノロジスト ドラッカーは、若者のなかでも最も有能な者、知的な資質に最も恵まれた者、最も聡明な者にこそ、テクノロジストとしての能力を持ってほしいという。
2008.3.18 知識社会が求める従来とは異なる教育ある者 教養が危機に瀕している。ノーベル賞作家ヘルマン・ヘッセは、人文主義者の求める世界の行く末を予告したが、ドラッカーは、ヘッセの危惧が現実になりつつあるという。
2008.3.6 知識社会とはマネジメントを必要とする組織社会 社会は知識社会になるとともに、組織社会になった。 生計の資だけでなく、自己実現する能力、つまり成果を上げる能力を組織に依存するようになったからである。
2008.3.4 人口構造の変化を受け入れないで機会を逃す人びと 人口構造こそ、初めに分析し検討すべき要因である。国内外の政治経済で、先進国における少子高齢化と途上国における人口増大ほど決定的な要因はない。