2018.5.31 トランプ政権と州政府、米スポーツ賭博解禁に見る「権限争い」の歪み 米国では、トランプ政権の方針に州政府が反旗を翻すことが多い。州政府の独自性は米国の特色だが、連邦政府との行き過ぎた対立は、ビジネス界の悩みのタネだ。スポーツ賭博解禁を取り巻く状況が、それを象徴している。
2018.4.26 トランプにも絶対忖度しない米議会予算局、1兆ドル財政赤字予測の衝撃 2020年度に米国の財政赤字が1兆ドルを超えるという衝撃の予測が、米議会予算局(CBO)から発表された。CBOは「大統領の抵抗勢力」として完全中立の立場をとるため、政界からの風当たりは強い。その姿勢を貫けるか。
2018.3.29 米国が歳出大幅拡大へ転換で「世代間対立」台頭の気配 米国で財政赤字が止まらない。それなのに、政権を握る共和党はこれまでの「小さな政府」路線を転換せざるを得ない状況に追い込まれている。支持者が高齢化しているからだ。一方、これまで高齢者層に従ってきた若年層には、“反乱”の兆しも見えてき…
2018.2.23 トランプ保護主義傾斜は「選挙対策」か「信念」か 米国のドナルド・トランプ政権の通商政策について、「11月の中間選挙を前に、支持者向けに保護主義色を強めるのではないか」との懸念が広がっている。しかし、中間選挙への影響だけを考えれば、トランプ政権にとって保護主義は得策ではない。本当に…
2018.1.29 トランプ1年目の経済は未熟さが奏功、今後は保護主義台頭に警戒 トランプ米大統領の就任から1年が過ぎた。人騒がせな言動とは裏腹に、米国経済は堅調に推移している。規制緩和や税制改革等の成果はあるが、好調な株式市場が危うい政策の防波堤となっている。
2017.12.4 12日のアラバマ補選がトランプ政権崩壊の序曲になる3つの理由 米国で、本来であれば目立たないはずの補欠選挙が、にわかに注目を集めている。12月12日に投票が行われるアラバマ州の上院補欠選挙には、米国政治が抱える論点が凝縮されているからだ。その行方は、税制改革の行方等にも影響を与えそうだ。
2017.11.6 米国も財政再建より減税優先、タカはどこへ行った? 財政赤字が拡大基調に転じた米国で、さらに赤字を増やすような税制改革の議論が進んでいる。財政赤字を問題視する機運は、なぜ高まらないのだろうか。
2017.10.16 トランプ税制改革の年内実現が厳しいとみられる理由 トランプ大統領の攻撃的な発言に注目が集まり、政策の調整の難航、格差や移民問題も根深い米国。本連載はシンクタンクの調査員として長年米国に駐在し、同時多発テロや金融危機、オバマ政権の誕生等も経験した著者が今の米国の経済・政治を読み解く…
2017.2.17 “蜜月”日米首脳会談後にトランプとの駆け引きを誤らない心得 ドナルド・トランプ大統領の就任後初となる日米首脳会談は、日本にとって申し分のない結果となった。もっとも、過去の貿易摩擦の記憶に囚われるあまり、日米二国間の通商関係だけに執心するべきではない。今後の駆け引きには2つの視点が必要となる…
2016.3.22 「トランプ政権」「ヒラリー政権」それぞれのリスクを考える トランプ旋風が吹き荒れる米国の大統領選挙。どのような結果になろうとも、世界経済そして日本は新しい大統領と向き合わなければならない。トランプ政権となった場合には何がリスクなのか。クリントン政権が誕生すれば安心なのか。