三木雄信
12月上旬にマイナンバー制度のトラブルを「総点検」した結果が公表される。岸田首相は「マイナ保険証」への完全移行(現行保険証の来秋廃止の是非)を判断するとみられるが、国民からは強い反対が予想される。マイナンバー問題の抜本的な解決策をプロジェクト・マネジャーの視点で考える。

第15回
ChatGPTを開発した米オープンAIで起きたCEOの解任劇。従業員の署名活動も注目された“クーデター”の真相とは…? ソフトバンク元社長室長で孫正義氏の右腕だった筆者が、「AI時代の支配的な特定企業」を決める水面下の抗争を大胆分析する。

第14回
2025年大阪・関西万博の会場建設費が当初想定より大きく上振れし、2350億円に増額した。国、大阪府・市、経済界は増額分も受け入れる方針を示す一方、大阪市民は一人当たり約1万9000円の負担となることなどに納得できない論調が圧倒的だ。「ネット時代に万博はどれだけ意義があるのか」と筆者は異議を唱える。

第13回
マイナンバー情報総点検本部の4回目の会合が開かれ、公金受取口座や障害者手帳などで新たに計284件のひも付けミスが判明した。総点検は原則11月末までに終え、12月上旬にも結果を公表する見込み。岸田首相は河野デジタル相らに対し、「特に進捗が遅れている自治体をフォローして、円滑に点検が進むように」と指示したが、筆者は「総点検で済むはずがなく、そもそも全体設計に問題がある」と指摘します。

第12回
岸田首相は10月23日の所信表明で「経済」を29回も連呼するほど経済対策に力を注ぐ意向だ。首相肝いりの「物流革新緊急パッケージ」では、「置き配ポイント」なる目玉施策が打ち出されているが、本当に効果はあるのだろうか? データを踏まえて検証した。

第11回
マイナンバーの誤登録が相次いでいる問題で、デジタル庁が行政指導の処分となる前代未聞の事態となった。日本ではさまざまな問題が指摘される一方、同様の国民IDで成功している意外な国として、エストニアとインドがある。彼らはなぜうまくいっているのか。日本と何が違うのか。筆者が現地で見聞きした実情も踏まえて解説する。

第10回
ジャニーズ事務所は歴史に残る社会問題を起こした非上場企業であり、そのオーナーとして藤島ジュリー景子氏はどうすべきなのか。官民で数々のプロジェクトマネジメントを行ってきた筆者が、プロマネの観点で助言します。

第9回
福島第一原発の処理水の海洋放出に関して、内閣府「廃炉・汚染水対策チーム事務局」のプロジェクト・アドバイザーを務めた筆者が、中国の過剰反応や風評被害を防ぐためにも早急に追加すべき三つの対応を提案します。

第8回
全国健康保険協会で40万人もの人が、資格情報とマイナンバーのひも付け作業が完了していないと判明した。かつて「消えた年金記録問題」の対応をした筆者によると、マイナンバー情報総点検本部の「中間報告及び政策パッケージ」の内容を見る限り、全く根本的な議論がなされていないという。一連の問題を解く鍵は、まず「データの種類」を認識することにある。どういうことか?

第7回
マイナンバー関連のトラブルが相次ぐ中、政府は「総点検」をしながら健康保険証とマイナンバーカードの一体化を急いでいる。かつて「消えた年金記録問題」の対応をした筆者は、「政府はナンセンス。今のままでは事態は解決しません」と断言。個人情報に関する構造問題について、年金手帳を例に解き明かす。

第6回
ソフトバンクグループが8月8日に発表した2023年4~6月期の連結決算は、最終赤字が3四半期連続となった一方、人工知能(AI)関連の新興企業に投資するビジョン・ファンド事業は6四半期ぶりに黒字転換した。ソフトバンク元社長室長の筆者が、孫正義氏のAIに対する“野望”を明かす。

第5回
岸田文雄首相の肝いりで「マイナンバー情報総点検本部」を立ち上げたマイナンバー制度。かつて「消えた年金記録問題」の対応をした筆者が、問題の本質について、ずばり提言します。

第4回
孫正義氏が事業創造のための発想術に「アイデア掛け算」なるものを使ってきたのをご存じだろうか。誰でもまねできるシンプルな手法で、かつ今ならChatGPTで超効率的にできる。実際の質問と回答(最初の10パターン)を紹介しよう。

第3回
ソフトバンクグループの2022年10~12月期決算は、最終損益が7834億円の赤字だった。新興企業に投資するビジョン・ファンド事業の苦戦が続き、同社の業績は低迷し、孫正義CEOの評価も揺らいでいる。この危機を、孫氏はどう乗り切るつもりなのか。

第2回
孫正義氏の右腕としてソフトバンクの社長室長を務めた筆者が、キャッシュレス決済サービス「PayPay」急成長の秘密を分析します。PayPayは、孫正義氏が得意とする「数値化仕事術」が、さらに戦略まで高められた「孫正義の3次元経営」による成功事例だったのです。【前後編の前編】

第1回
孫正義氏の右腕としてソフトバンクの社長室長を務めた筆者が、キャッシュレス決済サービス「PayPay」急成長の秘密を分析します。PayPayは、孫正義氏が得意とする「数値化仕事術」が、さらに戦略まで高められた「孫正義の3次元経営」による成功事例だったのです。【前後編の後編】

第29回
「間違いを認めない人」を黙らせる方法
わずか三十数年で8兆円企業へと成長したソフトバンク。多くの企業が日本経済の停滞に苦しむなか、圧倒的な成長を続けることができたのには、人を動かす秘密があった。

第28回
孫社長が毎日やっている「数字に強くなるトレーニング」とは?
わずか三十数年で8兆円企業へと成長したソフトバンク。多くの企業が日本経済の停滞に苦しむなか、圧倒的な成長を続けることができたのには、やはり理由があった。

第27回
「孫社長のむちゃぶり」をすべて解決した「元社長室長の仕事術」とは?
わずか三十数年で8兆円企業へと成長したソフトバンク。多くの企業が日本経済の停滞に苦しむなか、圧倒的な成長を続けることができたのには、やはり理由があった。

第26回
「毎回、必ずいい結果を出す人」がもれなくやっている「仕事のルール」とは?
わずか三十数年で8兆円企業へと成長したソフトバンク。多くの企業が日本経済の停滞に苦しむなか、圧倒的な成長を続けることができたのには、やはり理由があった。
