CAR and DRIVER
ジープ・レネゲードがマイナーチェンジした。新型のエンジンは1.4リットルターボから新開発1.3リットルターボにになり、従来比11ps/4kg・mパワフルな151ps/27.5kg・mをマークする。ラインアップはFFのロンジチュードとリミテッド、4WDのトレイルホークの3グレード。試乗車は先行発売のリミテッドである。

トヨタは4月3日、「プリウスなどハイブリッド車(HEV)に関する特許を無償で提供する」と発表、同日付で特許公開に踏みきった。その対象特許件数は約2万3740件に及び、パナソニックと協業する電動車用2次電池(バッテリー)を除く、前代未聞の大型特許開放である。記者会見でトヨタは「多くの自動車メーカーと協調し、システムサプライヤーとして電動車の普及に貢献、環境問題に対応していく」とコメントした。

エネルギー系シンクタンクのドイツのアゴラ・ヴェンデとイギリスのサンドバッグは1月、EU(欧州連合)における発電方法別電力シェアを発表した。それによると、2018年は風力、太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギーで発電された電力が全体の32.3%となり、17年に比べて2%上昇した。

メルセデス・ベンツAクラスがフルチェンジした。新型は4thモデル。旧型から基本コンセプトを継承し、内容を大きく発展させている。

カローラ・スポーツは、新世代カローラのトップバッター。斬新な造形と5ドアハッチバックのボディ形式に注目が集まった。メーカーは、「1stモデルのデビューから半世紀以上が経過し、ユーザーの高齢化が目立っており、若返りを果たすためにハッチバックを最初に投入した」と説明する。

ラグジュアリーカーメーカーのブガッティが、実際に走らせることができるトイカー、ブガッティ・ベイビーを復刻させて話題になっている。ジュネーブ・モーターショーでお披露目されたモデルで、約100年前に製作された最初のトイカーと並べて展示された。

新型プリウスの大きな変化ポイントはエクステリアデザインだ。前後ともライト回りを中心にイメージが変わった。従来モデルのスタイルは、いささか“過剰”だった。対して、新型は抑制をきかせた、おとなしい方向にシフトされている。全体にスッキリとしたイメージで、清潔感がある。

いま、次世代ガソリンエンジンの中でリーンバーン(希薄燃焼)が注目されている。エンジンが吸い込む空気量は従来のままにして、投入するガソリンの量を極限まで減らして薄い混合気を作り、これを素早く燃やして燃費を向上させる技術である。自動車メーカーやエンジニアリング会社、研究機関などでさまざまな方法が開発されている。その最前線を紹介しよう。

パワフルな2リットルディーゼルターボ(190ps)をパサートに積み、最低地上高を標準車比30mmアップした4WDワゴンが登場。多彩な使い勝手を誇る頼もしいモデルだ。

Sクラスに新開発3リットル直6ディーゼルが設定された。経済性と高級感を誇るS400dは、340ps/71・4kg・mというスペックだ。新フラッグシップが登場した。

日本では、あおり運転でワゴンの乗員を死亡させた加害者に殺人罪が適用されて話題になった。米国では、こうしたあおり運転を含め、運転中に怒りで自分をコントロールできなくなる状態を“ロードレイジ”と呼び、以前から社会問題になっている。銃社会だけに、ロードレイジが原因の殺人事件は多数発生しているためだ。

気品あるDB11は、アストンマーティンの[華麗にして豪快モデル]である。パワーユニットは新開発5.2リットル・V12ツインターボ。スペックは608ps/71.4kg・m。0→100km/h加速3.9秒、最高速度は322km/hに達する。そして、スタイリングは伝統の、かつ精緻なクーペフォルムでユーザーの憧憬を呼ぶ。

米国ロサンゼルス市の公共交通機関、メトロが電車やバスの利用を促進するために市内主要3駅から目的地までの乗り合いシャトルを実験的に導入した。すでにロングビーチやハリウッド、サンタモニカとダウンタウンを結ぶ鉄道駅には無料で利用できる駐車場が用意されている。自宅から駅までクルマで向かい、鉄道を利用する、というスタイルだ。ロングビーチやダウンタウンには貸自転車を用意し、電車を降りてから市内の目的地へ気軽に移動できるシステムも作った。

内閣府がとりまとめを行うSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の中に、日本のエンジン技術を底上げするための革新的燃焼技術というテーマがある。日本の大学と自動車メーカーおよび部品メーカーが協力し、次世代エンジンのための基盤技術を確立しようというプロジェクトだ。一連のプログラムの中でとくに注目されている項目が、ガソリンエンジンの熱効率を50%まで高めるスーパーリーンバーンユニットの開発である。

話題の新型スープラが、北米のデトロイト・モーターショーで発表された。5thモデルはトヨタのスポーツカーブランド“GR(GAZOO Racing)”初のグローバルカーとして登場。ラインアップはRZ/SZ-R/SZの3グレード。RZは3リットル直6ターボ(340ps)、SZ-RとSZは、それぞれ258psと197ps仕様ンはの2リットル直4ターボを積む。トランスミッションは全車8速AT。MT仕様は未設定。駆動方式はFR。スタイリングは2シータークーペ。日本発売は春の予定。

BMWの主役モデル、3シリーズが「スポーツセダンへの回帰」をコンセプトにフルチェンジした。デリバリーはこの3月に世界同時でスタートする。日本では330i(258ps)と、320i(184ps)が発売され、その後、320d(190ps)とプラグインハイブリッドの330eなどが発売されるスケジュールである。

3月1日から東北自動車道の花巻南IC~盛岡南IC間と新東名の新静岡IC~森掛川IC間を対象に、最高速度が120km/h引き上げられた。制限速度が恒久的に120km/hに決定したわけではなく、まず1年間は続けて事故の発生状況などを調査。最高速度を変更しても事故状況が悪化しなければ、速度を引き上げ区間を拡大していく予定だ。

中国のNEV(新エネルギー車)規制は、今年から“罰則つき”になった。前年のエンジン車販売台数に応じて中国政府が各自動車メーカーおよび自動車輸入元に目標クレジットを与え、これが消化できない場合は罰則の対象になる。中国で乗用車を生産している各国の自動車メーカーが、この規制への対応を迫られている。しかし、規制発表から現在までの足どりをたどると、そこには中国の焦りが潜んでいる状況がわかる。

3rdインサイトは、流麗フォルムのハイブリッドサルーンである。パワートレーンはモーター(131ps)と1.5リットルガソリン(109ps)を組み合わせたスポーツハイブリッドi-MMD。WLTCモード燃費は25.6~28.4km/リットル。たくましい走りで好評のシビックと通のプラットホームを採用し、日本仕様専用フロントグリルは落ち着いた印象だ。駆動方式はFFである。

いま、EU(欧州連合)市場では“マイクロ”とか“マイルド”と呼ばれるHEV(ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)が増えつつある。電動モーターを使い、その分エンジンの負担を減らすシステムである。
