千本木啓文

副編集長

せんぼんぎ・ひろぶみ/農業の業界紙を経て、2014年からダイヤモンド編集部。電機、自動車などを取材。前職での経験を活かし特集「儲かる農業」を10年連続で刊行。本サイトで「小説・昭和の女帝」を連載。著書に「農協のフィクサー」(講談社)がある。

#17
「農協界のドン」が政治家から“陰のフィクサー“に転身した意外な裏事情
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
小泉チルドレンとして衆議院議員を務めていたJAグループ京都会長の中川泰宏は2009年、2度目の総選挙に挑む。だが、初当選時の「小泉フィーバー」は消え去っており、地元京都では中川の政敵、野中広務が郵政選挙のリベンジに向けてはかりごとを巡らせていた。その後、中川は選挙で連敗を喫し、陰のフィクサーの道を選ぶことになる。
「農協界のドン」が政治家から“陰のフィクサー“に転身した意外な裏事情
日本のバイク市場を滅亡に追いやる「ガラパゴス免許制度」の愚
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
新型コロナウイルスの感染拡大後、密を避けられる移動手段としてバイクが見直され、販売台数が増えている。だが、20年間で半減した国内二輪需要が底を打ったとみる関係者は少ない。重荷になっているのがガラパゴスな日本の運転免許制度だ。
日本のバイク市場を滅亡に追いやる「ガラパゴス免許制度」の愚
#16
小泉純一郎の捨て駒「農協界のドン」の末路、永田町で四面楚歌になった全真相
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
JAグループ京都会長の中川泰宏は2005年の郵政選挙で政敵、野中広務・自民党元幹事長の後継者を破り、念願の国政進出を果たした。だが、衆議院議員として大成することはなかった。小泉純一郎が進めた構造改革の揺り戻しが起こり、中川ら小泉チルドレンは永田町で孤立していく。
小泉純一郎の捨て駒「農協界のドン」の末路、永田町で四面楚歌になった全真相
#15
小泉純一郎の威を借る「農協界のドン」が、宿敵・野中広務に引導を渡した郵政選挙の全内幕
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
JAグループ京都会長の中川泰宏は国政に進出しようとしてきたが、政敵の自民党元幹事長、野中広務に阻まれ続けていた。だが、2005年にチャンスがやって来た。当時の首相、小泉純一郎による「郵政選挙」である。中川はこの機を逃さず刺客として野中の後継者に挑み、156票の僅差で衆議院議員の座を射止める。
小泉純一郎の威を借る「農協界のドン」が、宿敵・野中広務に引導を渡した郵政選挙の全内幕
#7
北海道の農業商社ホクレン、三菱商事を凌ぐ驚異の配当力で広がるJA全農との経営格差
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
JAグループには農業商社の役割を担うJA全農という全国組織があるが、北海道のホクレンは全農に統合せず独立を保っている。両者の「配当力」を比較すると、その違いが出資者である地域農協の経営格差につながっている実態が分かった。
北海道の農業商社ホクレン、三菱商事を凌ぐ驚異の配当力で広がるJA全農との経営格差
東芝が「株主圧力問題」と「会社分割」で重大決断も、成長は見通せない理由
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
東芝が経産省と一体で株主に圧力をかけたとされる問題を総括する報告書を公表した。同時に発表した会社3分割で成長へと再出発しようとしたが――。総括も成長戦略も具体性に欠ける内容だった。
東芝が「株主圧力問題」と「会社分割」で重大決断も、成長は見通せない理由
#14
野中広務に「農協界のドン」が反逆した最大の理由、“京都政界”権力抗争の修羅場
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
農協界のドンで、元小泉チルドレンでもある中川泰宏は、地元の町長を務めつつ、国政への進出を虎視眈々と狙っていた。1998年には参議院議員選挙に自民党公認候補として出馬を目指したが、自民党幹事長代理だった野中広務が首を縦に振らなかった。チャンスを逸した中川は野中への怨念を募らせていく。
野中広務に「農協界のドン」が反逆した最大の理由、“京都政界”権力抗争の修羅場
#13
北朝鮮支援を「農協界のドン」が売名に利用した全内幕、野中広務の大誤算
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
農協界のドンで、元小泉チルドレンでもある中川泰宏の知名度を一気に全国区に押し上げたのが、JAグループ京都が行った朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への食料支援だった。その支援を中川に持ち掛けたのは他ならぬ野中広務だ。野中が軽い気持ちで依頼した北朝鮮支援が、中川の政治的なパフォーマンスに徹底的に利用されることになった顛末を明らかにする。
北朝鮮支援を「農協界のドン」が売名に利用した全内幕、野中広務の大誤算
東芝「3社分割」の奇策はアクティビストと経営陣の“妥協の産物”といえる理由
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
東芝が三つの会社に分割する方向で調整していることが分かった。さまざまな事業を行う複合経営から専業的な会社に組織変更することで経営判断を迅速化させるのが狙いだ。しかし、期待どおりの効果を得られるかどうか極めて不透明だ。
東芝「3社分割」の奇策はアクティビストと経営陣の“妥協の産物”といえる理由
富士通が「転勤」撲滅!過去1年で単身赴任900人解消の本気
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
富士通はこの1年で単身赴任者を900人減らした。対面で行っていた仕事をリモートワークと出張に置き換えたのだ。社員からの評判も良く、さらに単身赴任の解消を進める。リモートワークに適した人事制度改革を行えるかどうかが今後の課題となる。
富士通が「転勤」撲滅!過去1年で単身赴任900人解消の本気
#12
野中広務が「農協界のドン」に激怒した理由、同和問題改革者が利権の亡者に変心の裏切り
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
農協界のドンで、元小泉チルドレンでもある中川泰宏が政治家として最も輝いたのは八木町長時代だ。中川は利権の温床となっていた町の同和対策事業を全廃したのだ。同和団体が町役場に押し掛けるといった抵抗にひるまず利権に切り込んだ。衆議院議員だった野中広務もそれを応援した。しかし、中川のある「裏切り行為」によって2人は反目していく。
野中広務が「農協界のドン」に激怒した理由、同和問題改革者が利権の亡者に変心の裏切り
#11
野中広務が「農協界のドン」に初対面で放った侮蔑的発言、師弟が反目するまでの全内幕
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
農協界のドンで、元小泉チルドレンでもある中川泰宏を語るとき、政敵として立ちはだかった自民党元幹事長の野中広務は欠かすことのできない存在だ。師弟関係から始まった二人は、最終的に完全に敵対し、野中が中川のことを「正面の敵」と公言するまでになった。同志でもライバルでもあった二人は初対面からすでに火花を散らしていた。
野中広務が「農協界のドン」に初対面で放った侮蔑的発言、師弟が反目するまでの全内幕
#14
「脱炭素で食料危機」リスクの真相、発電事業と農業が同じ原料を奪い合う重大懸念
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
日本政府は2050年までに農林水産業の「CO2ゼロエミッション化」の目標を掲げる。だが、一つの重大な懸念がある。社会全体のカーボンニュートラルに不可欠な“燃料”としてのアンモニアの利用が増えると、農業に欠かせない“肥料原料”用途のアンモニアが足りなくなってしまうのだ。肥料価格の高騰や収穫量の減少、ひいては食料危機にもつながりかねない大問題の真相に迫った。
「脱炭素で食料危機」リスクの真相、発電事業と農業が同じ原料を奪い合う重大懸念
#7
脱炭素の目玉「2兆円基金」の内訳とは?半導体、水素、鉄鋼…予算争奪戦が勃発
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
日本政府が目標とする2050年のカーボンニュートラルを実現するための目玉対策としているのが、2兆円の「グリーンイノベーション基金」だ。同基金は、財務次官からバラマキ政策の一例として公然と批判される一方で、「予算規模が他国より1~2桁少ない」と真逆の指摘もなされている。果たして同基金は出遅れた日本の環境技術を復活させる起爆剤になれるのかを徹底検証する。
脱炭素の目玉「2兆円基金」の内訳とは?半導体、水素、鉄鋼…予算争奪戦が勃発
#10
農協のドンの「JAしゃぶり尽くし術」、恐怖政治と利益分配で幹部・職員を隷属支配
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
農協の共済事業の大元締めであるJA共済連などJAグループ全国組織の役員を25年以上務める中川泰宏は、在任期間が断トツに長い長老格の農協リーダーだ。その“実行力”と“ゴネ力”により農協界での存在感は圧倒的である。中川のJAグループ内での振る舞いや、JA全農、共済連などに与えた負の影響を検証する。
農協のドンの「JAしゃぶり尽くし術」、恐怖政治と利益分配で幹部・職員を隷属支配
#9
JA京都中央会が天敵・農水次官解任を画策、“弱点”聞き出す「音声データ」を入手
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
JAグループ京都を26年以上にわたって牛耳っている中川泰宏は、政府による農協改革に真っ向から反対し、改革を主導した自民党農林部会長の小泉進次郎や農水省次官の奥原正明(いずれも当時)と対峙した。中川らJAグループ京都幹部が農協改革を骨抜きにしようとするだけでなく、奥原の解任まで画策していた証拠を明らかにする。
JA京都中央会が天敵・農水次官解任を画策、“弱点”聞き出す「音声データ」を入手
東芝クビの前副社長らが経営陣に反撃ののろし、「弁護士調査はフィクションだ」
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
東芝が経済産業省と組んで株主の議決権行使を制限したとされる問題で、経営の混乱を招いた責任を取って退任した東芝の豊原正恭前副社長と加茂正治前上席常務がダイヤモンド編集部のインタビューに応じた。両氏は退任の引き金になった外部弁護士による調査報告書は「メールの文言を継ぎはぎしたフィクションだ」と断言。東芝に公平な再調査と、その結果の公表などを求めた。
東芝クビの前副社長らが経営陣に反撃ののろし、「弁護士調査はフィクションだ」
#8
「農家数水増し」記事へのJA京都の反論に反論、1年強で正組合員1.8万人増の“暴挙”を検証
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
中川泰宏が26年以上にわたってトップを務めてきたJA京都は、農業者ではない地域住民を農協の経営に関与する正組合員にしてしまう「農家数の水増し」を行っている。この行為は農協の存在意義を自ら否定する重大な問題であり、農協が農業者による協同組合ではなくなっている実態をも浮き彫りにした。中川が開けてしまったパンドラの箱の中身を明らかにする。
「農家数水増し」記事へのJA京都の反論に反論、1年強で正組合員1.8万人増の“暴挙”を検証
番外編
「日立より15年の優位性がある」シーメンス日本法人社長が勝算を激白
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
日立製作所は、常に独シーメンスをベンチマークに置いて事業構造改革を行ってきた。では、シーメンスは日立のデジタルトランスフォーメーション(DX)事業の実力をどう見ているのか。堀田邦彦・シーメンス日本法人代表取締役社長兼CEOに、日立に対しての同社の強みや今後の課題などを聞いた。
「日立より15年の優位性がある」シーメンス日本法人社長が勝算を激白
#7
「農協界のドン」一族の世襲進むJA京都、幹部は違法疑われる「選挙運動」の異常事態
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
中川泰宏に26年以上にわたって牛耳られてきたJAグループ京都では、選挙で中川に貢献した職員が登用される異常な人事が行われてきた。農協幹部が代表などを兼ねる政治団体は、公職選挙法に抵触する疑いのある活動を行っているなど問題が多い。2021年に70歳になった中川は、自らの後任に忠臣を据えて院政を敷き、世襲を画策しているとみられる。本来、農家によって民主的に運営されるべき農協が、中川個人によって支配されている実態を暴く。
「農協界のドン」一族の世襲進むJA京都、幹部は違法疑われる「選挙運動」の異常事態
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