
2020.11.17
日経平均2万5000円台回復で盛り上がる「割安株買い」に慎重になるべき理由
日経平均株価が29年ぶりに2万5000円台を回復した。株高とともに、米国での長期金利の上昇が株式の業種間格差を是正する契機となり、日本においても出遅れていた割安(バリュー)株が上昇する一方、これまで相場を牽引してきた成長(グロース)株が…
ピクテ・ジャパン株式会社 運用商品本部 シニア・フェロー
1987年上智大学経済学部卒業、1997年米国シカゴ大学経営大学院卒業。日系信託銀行で年金運用のファンドマネージャー、ドイチェ・アセット・マネジメントでチーフ・インベストメント・オフィサー、ピクテでグローバル資産運用部長として、通算29年間にわたり投資判断者として資産運用に従事。2022年からは、資産形成に関する投資情報の発信や、個人投資家の啓蒙活動にも注力。日本証券アナリスト協会検定会員、CFP®認定者
2020.11.17
日経平均株価が29年ぶりに2万5000円台を回復した。株高とともに、米国での長期金利の上昇が株式の業種間格差を是正する契機となり、日本においても出遅れていた割安(バリュー)株が上昇する一方、これまで相場を牽引してきた成長(グロース)株が…
2020.10.13
コロナ相場でクオンツ運用が苦戦している。今年2~3月の相場急落時、リスク管理モデルを組み入れたクオンツ運用の多くが、ストップロス・ルールによってポジション削減を余儀なくされた。中には4月以降の戻り相場に全くついて行けないものも散見さ…
2020.9.5
アベノミクスは、安倍首相の任期半ばから停滞してしまった。誰が新総裁に選ばれるのか、そしてアベノミクスは継承されるのか、という点がマーケットの話題となっているが、新政権が従前の政策を踏襲すると、それで混乱は避けられても、日本株の魅力…
2020.8.7
コロナ禍での株価急落が呼び水となり、30~40歳代で投資を始める人が増えてきた。投資初心者の多くは、長期での積立投資に興味があるようだが、どのような資産を選ぶべきか明確な考えを持っていない。そこで本稿では、長期投資の本質を説明するとと…
2020.7.3
筆者は「25年後のびっくり予想」というアンケートで、「25年後も日本の国債利回りは0%」と回答した。今回のコロナショックで、ゼロ金利政策が予想以上に長期化する可能性を真剣に考える必要が出てきた。この環境変化は、資産運用の世界にも大きな…
2020.6.5
ナスダック総合指数が史上最高値目前に迫り、日経平均株価も当面戻らないと思われた200日移動平均線を上回るなど、世界的な株高が続いている。日本におけるコロナ第二波の懸念、米国における黒人暴行死事件抗議デモの激化、中国政府による香港介入…
2020.5.8
高い利回りなどから高金利通貨は人気が高い。しかし、ここ数年軟調地合いが続き、今年に入ってからは新型コロナウイルス禍で大幅安になっている。利回りの高さと通貨の下落リスクは表裏一体であることはよく知られているが、為替で損失を抱えてしま…
2020.4.14
全世界で143万人の感染者と8万人超の死者(4月8日時点)の被害をもたらした今回のコロナ禍は、終息後の社会の仕組みを否応なしに変え、様々な形で社会全体の費用増加を招くだろう。我々の生活を圧迫するコストアップ要因を整理し、それに対応するた…
2020.3.10
NY株式市場は連日、1000ドル単位の乱高下となり、ドル円相場は一時101円台の円高を付け、日経平均株価は2万円割れとなっている。近年は、長期積立分散投資の重要性が広く認識されるようになっているが、今のように不確実性が高い状況に直面し、この…
2020.2.6
EUを離脱した英国に対し、EUトップは貿易協定の交渉で妥協しない考えを示した。欧州各国で反EU派の勢力が拡大する中、離脱の代償が安くないことを加盟国に知らしめるためだ。しかし一方で彼らは、加盟国に対してEUに留まるメリットを実感できる政策…
2020.1.10
2020年の金融市場は波乱の幕開け。米国とイランが一触即発の状態になり、市場の楽観ムードはかき消された。米国株が下落する一方で、原油や金価格は急騰。米10年国債利回りは一時1.8%割れまで低下(価格は上昇)し、日本でも6日の大発会で日経平均…
2019.12.6
トランプ米大統領が中国との貿易協議に期限はないと発言するなど、米中貿易戦争の先行き不透明感は高まっている。今後の米中の覇権争いは、ASEANに日韓を巻き込む形で、通商面・安全保障面での「陣取り合戦」の様相が強まる。アジア各国は、米中ど…
2019.11.8
米国を中心にゼロコスト運用が拡大している。2018年に米運用大手のフィデリティ・インベストメンツ社が、信託報酬0.0%のインデックスファンド・シリーズを設定したほか、今年に入りゼロコストの上場投資信託(ETF)が相次いで設定されている。資産…
2019.10.9
10年以上にわたり続いてきた世界の景気拡大局面に、終わりが近づいている。米中貿易戦争が製造業のみならずサービス業をも圧迫し始め、最後の砦であった米国の景況感が明らかに悪化し始めたのだ。景気サイクルが「後期」から「後退期」に向かうとき…
2019.9.6
過度な株式第一主義の修正やマイナス金利という投資環境を受けて、株式や債券など金融資産の期待収益率は低下している。このような局面では、実物資産の裏付けがある資産クラスが、安定した投資先として有望と思われる。金融資産としての評価は今ひ…
2019.8.6
トランプ大統領が8月1日に表明した対中関税第4弾に対し、中国当局は同月5日の元レートを7元超の元安水準を容認するなど、踏み込んだ報復措置を取り始めた。毎年この時期に開催される「北戴河会議」を機に、対米強行派の声に押されて米国債売却とい…
2019.7.5
資産保全の観点から金スポット価格は一時、5年ぶりの高値となる1400ドル台に乗せ、6月の月間上昇率は8.0%(ドルベース)に達した。米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の発言をきっかけに、米ドルの通貨価値の劣化が意識されはじめたことが…
2019.6.8
米中貿易戦争は新たなステージに入り、交渉結果は「合意か決裂か」の二者択一になりつつある。交渉結果が経済に甚大な影響を及ぼすとき、証券市場における価格決定は、正規分布を前提としたモデルから二項分布のモデルへと移行し、市場はバイナリー…
2019.5.1
5月下旬に行われる欧州議会選挙で、「EU懐疑派」が3分の1に迫る議席を獲得しそうだ。足もとで注目はブレグジットに向いているが、彼らの台頭によってユーロの屋台骨が揺らぐ懸念はないのか。そのことを踏まえて、選挙に向けた投資戦略を整理する。
2019.4.10
財政赤字拡大を容認する現代貨幣理論(MMT)が米国で台頭している。大統領選挙を通じて民主社会主義政策に国民の支持が集まるならば、市場は突如その影響を織り込み始めそうだ。
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