「松澤さんに、また会いたい」と思っていただけなかったら、私の仕事はありません。

 私のことを慰めてくれる人も、元気づけてくれる人も、悩みを話し合う人も、応援してくれる人もいません。

 私を認めてくれる人がひとりもいなかったら、「承認欲求」を満たされることも、「あたたかな気持ち」に満たされることもないでしょう。

 では、どうしたら「また会いたい」と思ってもらえるのでしょうか? それには、さきほどお話した「3つのポイント」を、一つひとつ、確実に行動に移していくしかありません。

【「また会いたい」と思われる3つのポイント】

(1)「だれにでもできるのに、1%の人しかやらないこと」
(2)「人から選ばれる人になる」
(3)「毎日の習慣にする」

 そして、人から「また会いたい」と思ってもらうためには、まずは自分から「人のために行動すること」です。なにもせず、ただ待ち続けているだけでは、「また会いたい人」にはなれません。

「相手に喜んでもらうこと」をほんの少し意識するだけで、自分を取り巻く人間関係が劇的に変化しはじめ、だれもが幸せになれると、私は信じています。

「1日10時間」のトレーニングが必要なわけではありません。お金がかかるわけでもありません。

 ほんの1%、この「3つのポイント」を、相手のために配慮することで、人間関係は豊かに彩られていくはずです。

 人生の成功も、幸せも、「人間関係の充実」にほかなりません。本書が「人間関係の悩み」を解消するヒントになれば、嬉しく思います。

「また会いたいと思われた数だけ、人生が豊かになる…」

 私は願っています。あなたの人生が、豊かな人間関係に彩られて、幸せに光り輝くということを。

マナー講師 松澤萬紀

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