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「バズらせること」と「読者を騙すこと」の曖昧な境界線

『取材・執筆・推敲』著者・古賀史健インタビュー
ダイヤモンド社書籍編集局
社会だから、この本。
2021年5月14日 3:00
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著者・古賀史健からのメッセージ

足かけ三年にわたって取り組んできた本が、ようやく完成しました。タイトルは『取材・執筆・推敲』。サブタイトルは「書く人の教科書」。これからの時代を担う、若い書き手たちに向けた一冊です。

書名に「教科書」の三文字を入れているとおり、本書は小手先のテクニックを集めた参考書ではありません。本書で一貫して語られているのは、書くことの大前提にある「考える技術」、もしくは「考えるためのフレームワーク」です。

考え、考え、考えて、さらにしつこく考え抜いてようやく、ライターは対象を理解し、それを誰にでもわかることばに「翻訳する=書く」ことができます。もちろん本書の執筆にあたっても、三年間ひたすら考え尽くしました。執筆中、編集者に『最後の文章論』というタイトルを提案したほど、覚悟をもった三年間でした。

あらゆるクリエイティブは、深く鋭い思考に支えられています。その意味で「考える技術」を中核とする本書は、書く人(ライター)だけでなく、すべての「つくる人=クリエイター」の精読に耐えうるものだと確信しています。

ぜひ、ご高覧ください。これまでになかった、渾身の一冊です。


※以下の記事で『取材・執筆・推敲』の「ガイダンス:ライターとはなにか」全文をお読み頂けます。

(1)ライターは「書く人」である以前に、「つくる人」なのだ!
(2)コンテンツに不可欠な「エンターテインの精神」とは?
(3)編集者とライターが「編集」するものの違いとは?
(4)価値あるコンテンツを生むための3つの要素
(5)ライターとは何者で、何を書く人のことを指すのか?


■書籍のご案内

「バズらせること」と「読者を騙すこと」の曖昧な境界線『取材・執筆・推敲──書く人の教科書』(ダイヤモンド社)

編著書累計93冊、1100万部超! 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』をはじめ数々の名著、ロングセラーを執筆してきたライター・古賀史健が、「取材」「執筆」「推敲」の三部構成・全10章、21万文字、約500ページをかけて「ほんとうの核心」だけを教える、書く技術・伝える心得の永久決定版。

現役のライターや編集者はもちろん、これからその道をめざす人、そして「書くこと」「伝えること」で自分と世界を変えようとするすべての人たちに向けた“教科書”である本書には、小手先のテクニックは一つも掲載されていません。

どうすれば、プロの「書く人」になれるのか? どうすれば、ひとりでも多くの人に届く「原稿(コンテンツ)」をつくることができるのか? この本と徹底的に格闘して、思考し、実践した先に、必ずやその「答え」はあるはずです──。

【目次】

ガイダンス ライターとはなにか
ライターは「書く人」なのか/書くのではなく、コンテンツをつくる/編集者はなにを「編集」するのか?/ライターが「編集」するもの/ふたたびライターの定義について

──第1部 取材──
第1章 すべては「読む」からはじまる
一冊の本を読むように「世界」を読む/なぜ、あなたの文章はつまらないのか/情報をキャッチせず「ジャッジ」せよ/インタビューするように読む/多読よりも大切な乱読/ヒントは悪文のなかにある/わたしという人間を読むために/読書体力と自分を変える勇気

第2章 なにを訊き、どう聴くのか
なぜ取材はむずかしいのか/取材を「面接」にしてはいけない/「きく」ということばを分解する/聴くための土台はどうつくられるのか/ライターの自分を切り離す/相手の話を「評価」しない/質問の主語を切り替える/「いつもの話」のおそろしさ/本音と秘密を混同しない/質問力を鍛える「つなぎことば」/いかにして自分のこころを動かすか

第3章 調べること、考えること
取材には3つの段階がある/わかりにくい文章が生まれる理由/自分のことばで考える/自由の範囲を拡張するために/その人固有の文体をつかむ/憑依型の執筆はありえるのか/最後に残された取材相手とは/理解と感情の4ステップを追う/最良の反対意見を探す/取材という名の知的冒険

──第2部 執筆──
第4章 文章の基本構造
ライターの機能を考える/書くのではなく、翻訳する/言文一致の果たされていない世界で/ことばにとっての遠近法/論理をつくる「主張」「理由」「事実」/なにを論拠に語っていくか/説得から納得へ/人はなにが揃えば納得するのか/わかりにくい日本語と起承転結/起承転結から「起転承結」へ/ふたたび翻訳について

第5章 構成をどう考えるか
ことばを外気に触れさせる前に/なにを捨て、なにを残すか/構成力を鍛える絵本思考/桃太郎を10枚の絵で説明する/構造の頑強性を考える/情報の希少性を考える/課題の鏡面性を考える/構成を絵で考える理由/バスの行き先を提示せよ

第6章 原稿のスタイルを知る
ビル・ゲイツの告白/最強のオウンドメディアとしての本/本の構成(1)いかにして「体験」を設計するか/本の構成(2)各章は、どう設計されるべきか/本の構成(3)読後感を設計するために/インタビュー原稿(1)情報よりも「人」を描く/インタビュー原稿(2)話しことばの「わたし」を描く/対談原稿(1)対談とインタビューの違いとは/対談原稿(2)現場のなにを再現するのか/エッセイ(1)コラムとエッセイはどう違うのか/エッセイ(2)感情的文章から感覚的文章へ/コンテンツの賞味期限をどう考えるか/ジャンルよりもスタイルの確立を

第7章 原稿をつくる
原稿に必要な3つの要素/リズム(1)音読と筆写が必要な理由/リズム(2)「ふたつのB」を意識せよ/リズム(3)見た目の読みやすさをつくる/レトリック(1)想像力に補助線を引く/レトリック(2)比喩とはどうつくられるのか/レトリック(3)ますます重要になる「類似を見てとる力」/レトリック(4)文章力の筋力トレーニング/ストーリー(1)論文的ストーリーとはなにか/ストーリー(2)時間の流れではなく「論の流れ」を描く/ストーリー(3)起伏より大切な「距離」/ストーリー(4)起承転結は「承」で決まる/自分の文体をつかむために

──第3部 推敲──
第8章 推敲という名の取材
推敲とは「自分への取材」である/自分の原稿をどう読むか/音読、異読、ペン読の3ステップを/書き手と読み手の優先順位/最強の読者を降臨させる/論理の矛盾をどう見つけるか/すべての原稿には過不足がある/「迷ったら捨てる」の原則/読まれたくない文章を書かないために/書き上げるとはどういうことか

第9章 原稿を「書き上げる」ために
プロフェッショナルの条件/編集者とは何者なのか/ライターに編集者が必要な理由/フィードバックもまた取材である/推敲に「if」はある/やる気が出ないほんとうの理由とは/推敲の最終段階でなにを見るか/よき自信家であれ/原稿はどこで書き上がるのか

あとがきにかえて

取材・執筆・推敲──書く人の教科書
取材・執筆・推敲──書く人の教科書
古賀史健 著
<内容紹介>

編著書累計93冊、1100万部超! 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』をはじめ数々の名著、ロングセラーを執筆してきたライター・古賀史健が、「取材」「執筆」「推敲」の三部構成・全10章、21万文字、約500ページをかけて「ほんとうの核心」だけを教える、書く技術・伝える心得の永久決定版。

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