白と黒の配色の秘密
白黒つける/パトカーの配色

●「白黒つける」の白と黒

 物事の優越や決着をつけることを「白黒つけよう」と、白と黒を使って表現されます。黒を先にして、「黒白(こくびゃく)をつける」というのが本当の使い方なのですが、現在では「白黒」のほうが一般的です。

 この言葉は囲碁の世界に由来があります。囲碁は上級者が白の石をもち、黒から先に打ち始めます。ゲームの性質上、先手が有利になるからです。黒をもつのは弱い人で、白をもつのは強い人という図式ができるのです。

 このことから、どちらが強いかハッキリさせたい場合、どちらが白をもつかという意味で「黒白をつける」という言葉が生まれたのです。

●パトカーの配色に隠された機能

 パトロールカー(パトカー)は、昭和25年にアメリカ軍からオープンカーをゆずり受けたのが始まりとされています。最初は白い車でしたが、当時の一般車両は白が多かったため、昭和30年に全国的に下半分を黒にするツートンカラーにしたものが現在の原型です。

 黒と白にしたのは、昼と夜のどちらでも見分けがつきやすいように視認性を考えてのことでした。

 黒い部分が下になっているのも意味があります。パトカーが普及していった時代、道路の舗装が完備されていなかったので、下半分を黒にすることで汚れを目立なくしているのです。