どんなに頑張っても嫌われるときは嫌われるし、そんなに頑張らなくても好かれることもある。相手を気にしすぎることなく、思ったことはどんどん口に出すようにしてみよう。そのことで相手を不快にさせてしまったり傷つけてしまったりしたら、素直に謝ればいいだけだ。

◇ナルシストになる

 ナルシストに対してあまりいい印象を持っていない人もいるだろう。だが英国サウサンプトン大学のコンスタンティン・セディキデスは「ナルシストほど心理的に健康」とする論文を発表している。セディキデスによると、ナルシシズムは、悲しみや抑うつを和らげたり、日々の孤独感や不安を感じにくくさせたりするという。

 小さなことを気にしてしまう人は、心の中では自分のことを嫌っているのかもしれない。そんな人は少しだけナルシストになってみよう。

 ナルシストになるのは簡単で、「自分のいいところ」を紙に書き出すだけだ。100個挙げて、声に出して読み上げる。だんだん楽しくなってきて、自分のことを好きになれるだろう。

「今日の自分はこんなに素晴らしかった!」と日記にメモしていくのもいい。セルフイメージがずいぶん変わってくるはずだ。

◇恋のトキメキを利用する

「恋をする」のも楽しく明るく暮らしていく方法のひとつである。恋をすると、だれでも「快」の状態になり、ネガティブなことを考えなくなるのだ。実際、英国シェフィールド・ハラム大学のジョン・マルビーの研究では、恋愛をしている人ほど抑うつ的にならないことが明らかにされている。

 出会うすべての人を好きになろう。よく行くカフェの店員さんや通勤途中で出会う人、ジムのインストラクターなどに恋心を抱くのだ。告白したり、口説いたりする必要はない。ただ一方的に恋をするだけだ。

◇お金を稼いで自信をつける

「金持ちケンカせず」という言葉がある通り、お金があれば心理的な余裕が生まれるものだ。米国リチャード・ストックトン・カレッジのマルセロ・スピネラの研究では、収入が高くなるほど否定的な気分になることが減るとわかっている。幸福はお金で買えると言ってもいいかもしれない。