「ガソリン」がかつてない大転換期を迎えていることから始まった連載「ガソリンの三重苦」。トヨタ自動車をはじめ、世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)にかじを切るなど、「脱炭素シフト」でガソリン需要は蒸発しています。すでに国内のガソリンスタンドは、1994年の6万店をピークに、今では3万店に半減。物流・人件費のコストアップや事業承継、廃業と、特に中小零細スタンド経営者の悩みは多岐にわたります。そこにウクライナ侵攻の影響で、歴史的な原油高が襲来。日本政府は「ガソリン補助金」に莫大な税金を投入しますが、その効果は果たして…?脱炭素とスタンド経営難、原油高が絡み合う「ガソリン三重苦」の最前線を追いかけます!今回は、2024年上期(1~7月)に、特に読者の人気を集めた記事トップ3をランキング形式で紹介します。
【2024上期人気記事ランキング1位】「航空機が飛べない…」なぜ日本だけで燃料不足?背景にある石油業界の深刻問題とは
24年1~7月に連載「ガソリンの三重苦」でよく読まれた記事ランキング1位は、『「航空機が飛べない…」なぜ日本だけで燃料不足?背景にある石油業界の深刻問題とは』でした。
航空燃料が不足している影響で、エアラインの路線開設や増便ができない事態が問題視されています。東京や大阪にある主要空港はもちろん、インバウンドを呼び込みたい地方空港にとっても由々しき事態です。本当の原因は何か、国内外の石油業界を知る専門家が四つの論点で問題の核心に迫ります。
【2位】ENEOSが逃がした魚はあまりに大きい!ローソンTOBへの参画が幻に終わったワケ
2位は、『ENEOSが逃がした魚はあまりに大きい!ローソンTOBへの参画が幻に終わったワケ』でした。ENEOSホールディングスが、KDDIや三菱商事と共にローソンへの出資を検討していたことが明らかになりました。ENEOSにとってローソンとの連携はどんな意味があったのか。そしてなぜTOBから手を引いたのか。国内外の石油業界を知る専門家が五つの論点で徹底考察します。
【3位】ENEOS、トラブル続出でAI導入「勝ち組」コスモ石油との決定的な違いは?
3位は、『ENEOS、トラブル続出でAI導入「勝ち組」コスモ石油との決定的な違いは?』でした。ガソリン補助金の延長が続く中、注目される石油会社の決算。ENEOSホールディングスは24年3月期の通期予想を上方修正しました。大きな影響を与えているのは、原油高と円安。ENEOSは製油所でトラブルも相次いでいますが、経営の実力はどのように読み解けばいいのでしょうか? ※記事は23年11月に公開したものです
これら3本の記事の他にも、連載「ガソリンの三重苦」では不定期に新着記事を更新しています。この機会に是非ご一読ください!
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