商業施設の「ニュウマン高輪」と
「JWマリオット・ホテル」が今秋開業

 今回、開業したのは4つに分かれた開発エリアの「4街区」のみだが、超高層ビル「THE LINKPILLAR 1」は、「North」棟が地上30階、高さ約158メートル、「South」棟が地上29階、高さ約161メートルのツインタワーであり、延べ床面積で見ると全体の半分強を占める。

 THE LINKPILLAR 1の1階から5階は、JR東日本グループのルミネが運営する商業施設「NEWoMan(ニュウマン)高輪」、Northの23階から30階には首都圏初進出となる「JWマリオット・ホテル」が入るが、両者は今年秋の開業予定(ニュウマンは2店舗のみ先行開業)。

 元々、THE LINKPILLAR 1はオフィスやコンベンションホールなどビジネス用途中心の施設だ。高輪ゲートウェイシティは道路に面した1階と、駅に面した2階に、計4ヘクタールの開放された公共空間「パブリックレルム」を設け、約2.7ヘクタールの緑地を整備するなど、歩いて楽しめる街を目指しているが、これもまだ多くが未開業だ。

 前述の通り、中核施設のひとつであるニュウマン高輪は今年秋にオープンする。ニュウマンは2016年に新宿(新宿ミライナタワー)、2020年に横浜(JR横浜タワー)に開業した新業態。既存2施設が100ショップ規模だったのに対し、高輪は約200ショップを取りそろえる。

 ルミネが20~30代の女性をターゲットにしているのに対し、ニュウマンは30代後半から40代の「毎日をしなやかに生きる大人の女性(公式サイト)」を意識したラグジュアリーブランドを取りそろえるのが特徴。

 高輪に出店する店舗の詳細はまだ明かされていないが、新宿と横浜を見る限り、レディースファッションだけでなく、メンズファッション、食料雑貨、飲食店などが入る模様。公式サイトには、誰もが楽しく、心地よい「衣食住・美・カルチャーに、サウナや書籍×アート&アソビなど、多様な価値観が交差する広大な空間」になると予告されている。