イエスをもらう可能性を2〜3割上げる

 正直にお話しますが、本書を読めば、今まで「ノー」だったものをすべて「イエス」に変えられる訳ではありません。

 ですが、可能性を上げることはできます。私の経験値では、可能性ゼロだったとするならば、それを2〜3割にまですることができます。
半々くらいの可能性だったとするならば、それを7〜8割にまですることができます。

 結果は、積み重なっていきます。
「伝え方のレシピ」を身につけていただき、使い続けるうちに、以前のじぶんではたどりつけないような場所に行けるようになります。

すべては変えられないけど、可能性なら上げられる

 人は1日に平均して22回、お願いをしています。
もちろん、その中で「イエス」と言われることもあれば「ノー」と言われることもあります。

 たとえば、少なく見積もって1日に1回、今までの「ノー」を「イエス」に変えることができたらどうなるでしょう。1日だけだとそんなに変わらないかもしれません。ですがそれを1年間続けられたら、365回変えられます。
3年で1000回以上変えることができます。

 1000回、今まで「ノー」と言われたものを「イエス」に変えることができたら人生変わると思いませんか?

 同じ内容でも伝え方で2〜3割、可能性を上げることができるのです。

 料理にレシピがあるように、伝え方にもレシピがあります。誰であっても学ぶことができるのです。『伝え方が9割』では、レシピを紹介いたしました。
そして、今回『伝え方が9割(2)』は、「伝え方の料理学校」です。実際に自分でつくっていただきます。するとより、完ぺきに自分のものにすることができます。とてもかんたんです。読み進めるだけで身につけることができる構成になっています。

究極の質問「仕事と私、どっちが大事なの?」<br />の正解

佐々木圭一(ささき・けいいち)
コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師 上智大学大学院を卒業後、97年大手広告会社に入社。後に伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6ヵ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計3つ獲得、AdFestでゴールド賞2つ獲得、など国内外51のアワードを獲得。郷ひろみ・Chemistryの作詞家としてアルバム・オリコン1位を2度獲得。twitter:@keiichisasaki Facebook:www.facebook.com/k1countryfree HP: www.ugokasu.co.jp