相沢光一
第132回
日本に勝ちW杯開催を決めたカタールは小さな国だ。面積は日本の秋田県ほどで人口は秋田県の約110万に対し約165万人。経済を度外視すれば、秋田一県で全世界が注目するW杯を開催するようなものなのだ。

第131回
広州アジア大会の日本の成績を多くのメディアは「惨敗」と報道したが、メダル数も中国・韓国との差も現状では順当なところではないだろうか。また、北朝鮮と中国の選手の、マナーの違いが際立ったのも興味深かった。

第130回
筆者が今週、最も楽しみにしている試合は長谷川穂積が挑戦する26日(金)のWBCフェザー級世界王座決定戦、だ。ひと昔前なら、今週の世間はこの話題で持ち切りになっていたはずだが、昨今そんな空気は感じられない。

第129回
女子バレーボール世界選手権で、日本が32年ぶりにメダル(銅)獲得の快挙を成し遂げた。日本のスポーツはバレーをはじめ、国際舞台のトップレベルでみると男子より女子のほうが実績上位といえる。

第128回
「尖閣ビデオ」の流出が各方面で波紋を起こしている。マスメディアはAPECへの影響を懸念しているが、日本のスポーツ界にも緊張が走っている。12日から27日まで中国・広州でアジア競技大会が行われるのだ。

第127回
ドラフトで注目を集め、北海道日本ハムの指名を受けたハンカチ王子こと斎藤佑樹投手。彼を始め、逸材揃いと言われる今回のドラフト指名上位選手たちは、はたしてプロの世界でも活躍できるのだろうか。

第126回
今年は名古屋が日本の2大プロスポーツのタイトルを独占するかもしれない。先週土曜(23日)の同時刻、プロ野球はクライマックスシリーズ・中日―巨人戦、J1リーグは名古屋グランパス―ヴィッセル神戸戦がテレビ中継され、中日、グランパスが勝利した。

第125回
テニスの「HPジャパン女子オープン(大阪)」のシングルスでクルム伊達公子が準優勝の結果を残した。もし決勝で勝っていれば、キングの最年長優勝記録を27年ぶりに更新するところだったが、記録更新はならなかった。

第124回
アルベルト・ザッケローニ監督率いる新生サッカー日本代表が最高のスタートを切った。ご存じの通り、初采配となる8日のキリンチャレンジカップで強豪アルゼンチンを1-0で破ったのである。

第123回
F1・日本グランプリが今週末に行われるが、その2週間後に予定されている韓国グランプリの開催が危ぶまれている。今年7月に竣工予定だった韓国インターナショナルサーキットがまだ完成していないのだ。

第122回
横綱・白鵬が秋場所も全勝優勝、自身初の4連覇を飾るとともに連勝記録を62に伸ばした。第35代横綱・双葉山の69、江戸時代中期に活躍した横綱・谷風の63に次ぐ史上3位の記録だが、巷ではさほど大きな話題にはなっていない。

第121回
現在のMLB最大の注目点は、イチローの10年連続200本安打達成なるか、である。問題なくクリアできそうだが、このイチローを除くと、今年は総じて日本人メジャーリーガーの活躍のニュースを聞くことが少なかった。

第120回
世界柔道選手権東京大会が閉幕、今大会は日本柔道界にとって大きな収穫があった。その一方、会期中に北京五輪・柔道100キロ超級金メダリストで総合格闘技に転向した石井慧が仰天プランを明かして話題を呼んだ。

第119回
南アW杯でベスト16の結果を残した日本代表が新たなスタートを切った。親善試合で対戦したのはベスト8進出を阻んだ因縁の相手・パラグアイ。会場の日産スタジアムは65000を超える大観衆で埋まった。

第118回
先週、日米で立て続けに投手の最速記録が出た。アメリカでは大きな話題になったようだが、日本では当日のスポーツニュースや翌日のスポーツ紙には大々的に取り上げられたものの、ファンの反応は今ひとつだった。

第117回
夏の甲子園大会は沖縄・興南の春夏連覇で幕を閉じた。この結果こそ順当だったが、それ以外は「いかにも高校野球」といった意外性に富んだ大会だった。決勝の前日、同じ高校スポーツの大会、インターハイも閉幕した。

第116回
今季のプロゴルフ・メジャー最終戦である全米プロ選手権が終わった。出場した5人の日本選手(石川遼、池田勇太、藤田寛之、小田孔明、平塚哲二)は全員予選敗退。メジャー大会の厳しさを改めて思い知らされた。

第115回
夏の甲子園が開幕した。高校野球は郷土意識と密接な関係にあるせいか、この数年、野球留学生が問題視されるようになった。中には大半が野球留学生という高校もあり、それでは地元代表として応援できないというわけだ。

第114回
ベスト16という成績で終えたW杯をひと区切りとしたかのように、日本サッカー協会が人事を刷新。新たなスタートを切ったばかりのタイミングで、日刊スポーツが「Jリーグ再編」を大きく報じた。

第113回
7月30日(金)に神宮始め4球場で開幕する世界大学野球選手権。今ひとつ話題にはなっていないが、プロの”事情”に左右されない、ベストメンバーによるハイレベルな戦いが楽しめ、WBCに優るとも劣らない国際大会なのだ。
