莫 邦富

莫 邦富

作家・ジャーナリスト
1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。
第265回
中国人を魅了した高知の意外な名産品!地方創生は食材インバウンドで
莫 邦富
在日新華僑の経営者など10数人を連れて高知県を訪問した。地元の市長らとの会食の場で私が「高知県が知名度を上げるには、ヤマモモの産地と強調すればいい」と言うと、上海出身が大半のメンバーたちは盛り上がった。
中国人を魅了した高知の意外な名産品!地方創生は食材インバウンドで
第264回
日本製品をアプリで爆買いできる中国EC企業の急成長が止まらない
莫 邦富
bolomeは中国にいながら日本製品を爆買いできる越境ECアプリとして7月にサービスを開始。その売りの一つは主に日本の化粧品を日本の店頭価格と同じ価格で販売していることだ。
日本製品をアプリで爆買いできる中国EC企業の急成長が止まらない
第263回
密航者受け入れ国となった中国にのしかかる課題
莫 邦富
今や中国は稼げる国として、海外から大勢の非合法労働者がやってくる。中国が密航者を「送り出す」国から、密航者を「受け入れる」国へと変身することを、『蛇頭』を書いた頃は、予想していなかった。
密航者受け入れ国となった中国にのしかかる課題
第262回
日中関係のギクシャクをなんとかしたい知日派団体の熱意
莫 邦富
9月29日、上海で講演をした。主催者は、日中関係がギクシャクする中、民間の力で日中関係の改善と平和的共存、相互理解を促進するという趣旨でスタートした知日派の団体だ。
日中関係のギクシャクをなんとかしたい知日派団体の熱意
第261回
横浜中華街が色あせた今、中華料理は“銀座”が熱い
莫 邦富
中華料理と言えば、横浜中華街を思い起こす方も多いだろう。しかし実際、中華料理の発信地としての役割は背負えなくなってしまったようだ。そして新たな中華料理の発信地の地位を固めつつあるエリアが銀座と池袋だ。
横浜中華街が色あせた今、中華料理は“銀座”が熱い
第260回
日本ではヒットしたが中国で全く売れなかった3つの商品
莫 邦富
新しい技術が市場に現れてきたとき、後発国の中国はそこに飛びつく。それで、その分野の古くなった技術が10年ないし数十年にわたって築いてきた優位性を一気に覆してしまうのだ。
日本ではヒットしたが中国で全く売れなかった3つの商品
第259回
天津市の没落を象徴する、爆発事故での呆れた対応
莫 邦富
天津市で大規模爆発事故が起きた。問題は事故だけではなく、危険な化学物資の倉庫を住宅区付近に設けたこと、天津市政府の幼稚かつ乱暴な対応など、多岐に広がる。天津がここまで後れを取ったのかとあらためて認識させられた。
天津市の没落を象徴する、爆発事故での呆れた対応
第258回
27年ぶりの小樽再訪、記憶との落差で考えたこと
莫 邦富
札幌でのパネルディスカッションの後、小樽、余市、積丹岬を27年ぶりに再訪した。記憶に鮮やかに残っていた景色や町の様子との落差を否応なしに痛感させられ、いろいろと考えさせられた。
27年ぶりの小樽再訪、記憶との落差で考えたこと
第257回
Suicaの進化に中国は追いつけない?終わりなき日中交通カード競争
莫 邦富
かつて交通カードは、中国が日本をリードした時期があった。だが、いまや用途の広さにおいても便利さにおいても、日本に完全に追い抜かれた。その日中交通カード競争の歴史を振り返ってみたい。
Suicaの進化に中国は追いつけない?終わりなき日中交通カード競争
第256回
中国第三の都市へ飛躍する深センの実力は本物か
莫 邦富
深センはいつの間にか、GDPで香港を抜き、1人あたりGDPでも台湾を超えた。今や広州を抜く勢いで「中国第3の都市」の呼び声もかかる。この急成長は持続可能か?
中国第三の都市へ飛躍する深センの実力は本物か
第255回
爆買い景気で喜ぶのは尚早欧州に遅れをとった中国客誘致合戦
莫 邦富
「爆買い」といった新語が生まれるほど、中国人訪日客の消費力が注目されている。だが中国人が大事だと理解したのは日本だけではない。ヨーロッパで中国国民に対するビザ発給の利便をはかる措置が次々打ち出された。
爆買い景気で喜ぶのは尚早欧州に遅れをとった中国客誘致合戦
254回
海南島ブームは今いずこ…夢破れた経済特区の厳しすぎる現状
莫 邦富
海南島は5つの経済特別区の1つに指定され、当初こそ創業の新天地として若者たちがこの島にやってきた。しかし特区指定から27年。バブルがはじけ再起不能となり、完全に特区としての姿も機能も失った。
海南島ブームは今いずこ…夢破れた経済特区の厳しすぎる現状
第253回
日本の寂れた地方都市よ、“インバウンド町おこし”で再び賑わいを
莫 邦富
北海道の釧路を十年ぶりに再訪した。啄木通りと呼ばれる大通では、石川啄木の歌碑やゆかりの建物などのビューポイントを案内する案内板の文字もほとんど消えてしまっている。啄木も時代の変化には勝てなかったようだ。
日本の寂れた地方都市よ、“インバウンド町おこし”で再び賑わいを
第252回
フェイスブック社と中国の経済開発区、共通の悩みは人材獲得だった
莫 邦富
米カリフォルニア州のフェイスブック社は394戸の社員用集合住宅を建設中という。経済開発が進む中国の沿海部でも、職住近接型住居が備えられている経済開発区がよく見られる。働き手を確保するためだ。
フェイスブック社と中国の経済開発区、共通の悩みは人材獲得だった
第251回
ガラケー生産中止の衝撃、日本メーカーはこの失敗を糧にできるか
莫 邦富
日本の携帯メーカーが「ガラケー」の生産を2017年以降に中止するというニュースを読み、その日がいずれは訪れるだろうと予想していたにもかかわらず、ショックに近い動揺を覚えた。
ガラケー生産中止の衝撃、日本メーカーはこの失敗を糧にできるか
第250回
中国の美しい田園風景の陰に“貧困と格差”の現実
莫 邦富
2001年、テレビ番組の撮影で雲南省の農村を訪れた。棚田で田植えをしているハニ族の女性たちに接し、農村に飛ばされ5年間近く過酷な野良仕事をした文化大革命時代を思い出し、重い気持ちに沈んだ。
中国の美しい田園風景の陰に“貧困と格差”の現実
第249回
日本は中国に対する冷静さを欠き、AIIB加入問題で流れを読み間違えた
莫 邦富
中国が主導するAIIBに48ヵ国・地域が加入を申し込んだ。中国は孤立に苦しむだろうという日本の超甘い観測との間には、あまりにも大きい落差があった。なぜ日本はここまで流れを読み間違えたのか?
日本は中国に対する冷静さを欠き、AIIB加入問題で流れを読み間違えた
小米スマホ躍進の陰で泣く、中国部品メーカーの断末魔
莫 邦富
中国のスマホメーカー、小米科技(シャオミ)は信じられない低価格で高品質な商品を市場に供給し、創業わずか5年で売上高1兆円を達成した。一方で、昨年末から中国国内の携帯電話サプライヤーに倒産企業が続出している。
小米スマホ躍進の陰で泣く、中国部品メーカーの断末魔
第247回
乗客の正しい指摘に罵倒で返す中国航空会社で起きたモラル失墜
莫 邦富
サービスが悪いと言われる中国国際航空で、乗客が「買い物に出た女性客室乗務員の帰りを待つために、搭乗が開始できなかった」と告発した。乗務員の規律の弛みがもろに露呈したこの事件はこのあと思わぬ方向へ暴走した。
乗客の正しい指摘に罵倒で返す中国航空会社で起きたモラル失墜
第246回
日本人だけが知らない和菓子の潜在力
莫 邦富
石川県でいくつかの製菓会社を訪問した。その匠の精神にはただただ脱帽するばかりだったが、気になったこともある。規模が小さいという共通の問題を抱えているのだ。
日本人だけが知らない和菓子の潜在力
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