CAR and DRIVER
ボルボのコンパクトSUV、XC40の日本仕様はキャラクターが異なる4種のグレードと2種のエンジンチューンの組み合わせになる。駆動方式はFFと4WDが選べる。

1月に米国ネバダ州ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でトヨタは、人間の運転操作を高度に支援するガーディアンというシステムを開発・実用化し、これを他社にも供給する考えを明らかにした。ガーディアンは、ドライバーがステアリングを握っている状況で「車両の安全な運行を支援する仕組み」だ。

2018年の国内新車セールスは、2年連続で前年実績を上回った。500万台超えも2年連続である。軽自動車を含めた18年の国内新車販売台数は527万2067台。前年比は0.7%増と、わずかながら2年連続で前年実績をクリアした。

XVにマイルドハイブリッド仕様のアドバンスが登場した。パワーユニットは2リットル水平対向4気筒(145ps)とモーター(13.6ps)を組み合わせた“eボクサー”。電池は新開発リチウムイオン。駆動方式はSUBARU伝統の4WD。走りはモーターの特質を生かしたセッティング。走り自慢の新SUVが、デビューした。

2019年1月から始まった中国のNEV(新エネルギー車)規制は、中国で年間3万台以上のエンジン車を生産あるいは輸入販売する自動車メーカーに対してBEV(バッテリー式電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)またはFCEV(燃料電池電気自動車)の生産・販売義務を課すものだ。初年の19年はエンジン車販売台数の10%、20年には12%をNEVにする必要がある。

北米市場で月販3万台以上を誇るベストセラーSUV、新型CR-Vのメインモデル、ハイブリッド仕様の販売がスタートした。人気グレードのシステムは3種の走行モードを自動的に選択する2モーター方式、アコードやオデッセイで高評価の“スポーツハイブリッドi-MMD”。駆動方式はFFと4WDから選べる。

V60のライバルは、メルセデスCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4のワゴン。メイングレードのT5インスクリプションは2リットルターボ(254ps)を搭載する。

セダンのフォーマル、クーペのスポーツ性とアバントの使い勝手を凝縮したA7スポーツバックの2ndモデルが登場した。試乗は250台限定の1stエディションだ。

フランスの首都・パリで、燃料税の増税に反対するデモが暴動になった。商店からの略奪やクルマに火を放つなどのシーンが世界中に流れ、マクロン政権はやむなく増税の凍結を発表した。

ダイソンが、シンガポールでEV(電気自動車)製作に乗り出すという。同社が発表した計画によると、「2020年に現地工場を完成させ、21年には最初のEVをリリースする予定」という。ダイソンは以前から自動車業界への進出意欲を見せており、今回の新工場建設、EV開発に26億ドル(約2966億円)を投資した。ダイソンは少なくとも3種類のEVを投入する予定。

SUV、ティグアンにトルクフルで燃費性能に優れた2リットルディーゼル(150ps/34・7kg・m)が登場。駆動方式は4WD。使い勝手がいいオールラウンダーである。

シニアには懐かしい、スポーツカーファンにはうれしいニュースが届いた。ニューモデルは1960~70年代のモータースポーツ・シーンで大活躍し、勇名を馳せた本格スポーツカーの復活である。スタイリングとボディカラーは1stモデルのイメージを彷彿させる、新しいアルピーヌA110が登場した。かつてフランスを代表したスポーツカーブランド、アルピーヌが復活した。

独・VW(フォルクスワーゲン)は10月、純電動車両(BEV=バッテリー式電気自動車)専用のプラットホーム、MEB=モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリクスを披露した。18年に立ち上げたBEV新ブランドI.D.の基盤シャシーであり、特徴はホイールベース内の床下に2次電池を並べ、ホイールベースと全幅のサイズを自由に設定できる点だ。アウディ、セアト、シュコダ、VW製商用車にもこのMEBが採用される予定で、量産は19年から始まる。

日本のレクサス・ラインアップに新型サルーン、ESが登場した。ESは1989年のレクサス・ブランド誕生時からラインアップされている基幹車種。世界累計販売は200万台に達し、最新モデルは7thモデル。日本ではウィンダムの車名で2~4thモデルを展開していたが、ESとしての販売は初めてである。

Lynk&Co(リンクアンドコー)という聞き慣れない自動車メーカーの新車発表イベントが、2018年10月、日本の富士スピードウェイ(FISCO)で開催された。同社は中国・吉利ホールディングスとボルボ・カーズ(VCC)が共同で16年に設立した新興メーカーだ。

ボルボV90のディーゼルは2リットル仕様で、40.8kg・mの豊かなトルクを誇る。燃費はJC08モード16.2km/リットル。車内は広く、パワフルで経済的なワゴンといえる。

トヨタが国内販売戦略を大転換する。現在は取り扱い車種ごとにトヨタ、トヨペット、カローラ、ネッツと4種類ある販売チャンネル(系列)を、まず2019年から東京のメーカー直営店を“TOYOTA”に統一する。

MINIは熱烈なファンを持つプレミアムカー。最新モデルはユニオンジャックをモチーフにしたリアランプが個性を発揮。7速DCTは走りが楽しい。MINIはどんどん変化し、リファインを続けている。

F1で活躍する“ルノー・スポール”が手がけた超ホットFF、3rdルノー・メガーヌRSの日本販売がスタートした。RSは1.8リットル直4DOHC16Vターボ(279ps/39.8kg・m)搭載。新採用の4輪操舵システムは足回りを大幅に改善しスピード性能を徹底追求。ライバルはホンダ・シビック・タイプRやVWゴルフGTIを想定する。

クルマはリサイクル率が非常に高い製品である。その中で処理が難しいパーツはタイヤだ。米国内でも、とくにクルマの登録台数の多いカリフォルニア州は、廃タイヤが社会問題になっている。
