CAR and DRIVER
「クーペはめっきり少数派」の時代にメルセデスが世に問うCLE200クーペ・スポーツの魅力とは?【試乗記】
メルセデスはクーペに強い思い入れを持つメーカーである。過去に何台もの印象的なクーペを送り出してきた。少し前までSクラス、Eクラス、Cクラスのそれぞれにクーペとカブリオレをラインアップしていたほどだ。ところが時代は変わり、セダンやステーションワゴン以上にニーズの減少が顕著な2ドアクーペは存続するのが難しくなってきた。それでもプレミムブランドのメルセデスにとって、伝統的な2ドアクーペは守るべき存在。ラインアップしないわけにはいかない。

「2600万円超え」アストンマーティン・ヴァンテージで山間部とサーキットを走り回った結果【試乗記】
アストンマーティンは英国の名門。かつてル・マンを席巻した栄光の歴史の持ち主である。彼らは誇らしい未来に向け明確な一歩を踏み出した。テーマは「パフォーマンス」と「ラグジュアリー」の高次元融合。デビューした主軸モデルのヴァンテージは、AMG製4L・V8DOHC32Vツインターボを搭載。最高出力はDB12比30ps増の665psを誇る。トップスピードは325km/h、0→100km/h加速は3.5秒。スタイリングはアスリートを連想する緊張感が印象的だ。

ホンダ・アコード「半日近く乗っても全く飽きない。とはいえ…」車両価格2割アップの真価とは?【試乗記】
アコードは初代が1976年に登場。日本車初の米国工場生産車となるなどグローバルに話題を提供してきた。最新の日本仕様はモノグレード構成。ホンダのフラッグシップセダンとして高い風格を放つ。

日産・アリアNISMO、胸躍るパフォーマンス!爽快スポーツチューンBEV【試乗記】
アリアNISMOは“安心感があり、気持ちよく、結果として速いクルマ”を目指したスペシャルモデル。レース経験豊富な匠の技を傾注したスポーツBEVである。テストコースで走りを味わった。

フォルクスワーゲン・ティグアン、ベストセラーが全面刷新!モダンでエレガント、走りも大幅進化【試乗記】
ティグアンはオールラウンドなキャラクターの上級SUV。VWの屋台骨を支える主力である。MQBプロ・プラットフォームを採用し、快適性と逞しさに磨きをかけた新型に、南仏ニース近郊で試乗した。

「三菱トライトン」と「トヨタ ハイラックス」一線を画した明確な違い【試乗記】
“遊びグルマ”の選択肢が広がった。トライトンは世界150カ国で愛される三菱の主力ピックアップ。日本仕様はダブルキャブ仕様。2.4Lディーゼルターボ(204ps)を積む豪快4WDである。

ホンダ・WR-V「魅力的なプライス」で話題沸騰!兄貴分ヴェゼルとの違いとは?【試乗記】
WR-VはホンダSUVの最新エントリーカー。ボクシーな力強い造形と広い室内、そして全車250万円以下の価格が魅力だ。パワーユニットは1.5Lガソリン(118ps)。生産はインド工場が担当する。

メルセデスベンツ・Eクラス「これほど嬉しいニュースはそうそうない」フルモデルチェンジの意味とは?【試乗記】
Eクラスは1600万台を超える世界累計生産台数を誇るメルセデス・ベンツの主力上級車。新型はセダンとステーションワゴンが同時デビュー。セダンには日常をBEVとして使えるPHEVを新設定する。

「ん!?」違和感が納得感に変わるテスラ・モデル3、かゆいところに手が届く最新モデル【試乗記】
最新版モデル3は、一充電航続距離がBEVトップの706km(ロングレンジAWD)に向上。内外装のリファインに加え、乗員同士の衝突を防ぐファーサイドエアバッグが追加され安全性能も高まった。

可愛いすぎるだろ…第4世代MINI「史上初の試み」とは?【試乗記】
MINIはドライビングだけでなく、ライフスタイルそのものを楽しむクルマの代表。BMWが手がける第4世代のMINIがデビューした。発表会にはデザイン責任者のオリバー・ハイルマー氏も来日。さらにチャーミングになった造形をアピールしてくれた。BEVも登場した最新MINIはいままで以上に惹かれる。

ボルボ・EX30の「魅力的な価格」レクサスUX300eより大幅に安い戦略プライス【試乗記】
EX30は今後のボルボの主軸を担う日本最適サイズのBEV。価格は559万円。ライバルとなるレクサスUX300e(650万円~)より大幅に安い戦略プライスだ。一充電走行距離は560kmに達する。

「レクサス初めて」の人にオススメしたい…LBXは小さな高級車だ【試乗記】
週末に買い物に出掛けるのにふさわしいレクサスとは?いまやすっかりSUVが得意というイメージのあるレクサスには、LXを頂点に、RX、NX、UXというラインアップが揃う。そこにエントリーモデルとして加わるLBXは、“エッセンシャルラグジュアリー”をキーワードにした、プレミアムだけどカジュアルな斬新SUV。サイズのヒエラルキーを超えた新たな価値を創造することに挑んだ意欲作である。

「BMW5シリーズ」と「メルセデスEクラス」戦略の明らかな違い【試乗記】
5シリーズは、弟分の3シリーズと共にBMWラインナップの根幹を成すモデルだ。1972年に初代が登場し、すでに半世紀以上の歴史を持つ。紹介するのは昨2023年に約7年ぶりとなるフルモデルチェンジを経てデビューした第8世代。まずは4ドアセダンからローンチされ、先日、日本でもワゴンモデル“ツーリング”が発表された。

スズキ・スイフトがフルモデルチェンジ、新型と旧型との「大きな違い」とは?【試乗記】
国内外にライバルひしめくコンパクトクラスにあって、独自の存在感を放つスズキのスイフトがフルチェンジした。新型は2004年に誕生した、軽自動車の拡大版という開発手法から脱却したモデルから数えると4代目となる。今回刷新されたのはベーシックな標準仕様のみ。ハイパフォーマンス版のスイフトスポーツは、いまのところ従来モデルが継続販売されている。

豊田章男の提案に「正直、耳を疑った」トヨタ・クラウン、“呪縛”から解き放たれた新発想のセダン【試乗記】
16代目クラウンの企画当初はクロスオーバーのみの設定だった。それが、クロスオーバーがある程度カタチになった段階で豊田社長(当時)から「セダンも考えてみないか?」という提案があったという。クラウンを開発するMSカンパニーの中嶋プレジデントは「正直いうと、耳を疑いました。でも『セダンの呪縛が解けたいまだからこそ、新たな発想でセダンを作りなさい』という問いかけに聞こえました」と当時を振り返る。

メルセデス・GLC 350、“電欠”なしでどこまでも走り抜く爽快ドライバーズSUV【試乗記】
メルセデスはSUVラインアップが充実している。中でも、2015年に初代が登場したGLCは、サイズと高級感のバランスで高い人気を博している。現行型は約1年前に2L直4クリーンディーゼルを搭載するGLC 220 d 4MATICを皮切りに日本に導入された。第2弾として追加されたモデルが期待のPHEV、GLC350 e 4MATIC Sports Edition Starだ。価格はディーゼルの159万円高の998万円となる。

「ヴォヴォヴォボボーン」アバルト500e、電気自動車なのに「迫力のエンジン音」を楽しめるワケ【試乗記】
「ほしい!と思ったモデルがBEVだった」現在、黎明期にあるフル電動モデルの購入動機として、この点が大切だと思っている。アバルト500eは、ほしいクルマの筆頭格だ。

VWゴルフ・ヴァリアント「お値打ちモデル」はベース車より40万円も安い!【試乗記】
VWの質実剛健イメージはビートルとその後継車、ゴルフが創出した。最新8代目ゴルフはHBとヴァリアント(ワゴン)に多彩なパワーユニットを用意。試乗車はヴァリアントのディーゼルである。

トヨタ・クラウンスポーツZ、異彩放つ攻めのデザイン…20代若手のスケッチを忠実に再現【試乗記】
新たなクラウン体験・第2章がスタート。スポーツは感性に響く「美しいデザイン」と「楽しい走り」をコンセプトに開発され、2.5LハイブリッドとPHEVを設定。先行発売されたハイブリッドに試乗した。

マクラーレン「750S」比較してわかった720Sとの明白な違い、野獣のような加速性能に驚嘆【試乗記】
750Sは、マクラーレン史上、最もパワフルで軽量なシリーズモデル。4L・V8ツインターボは、名称どおり750ps/800Nmにチューニングされ、乾燥重量は1277kg。パワーウエイトレシオは驚愕の1.70kg/psを誇る。もちろんシャシー/エアロダイナミクスも徹底的にリファイン。従来から高水準だったハンドリングパフォーマンスも大幅に進化した。750Sは、まさにF1シーンで速さを示すマクラーレン直系スーパースポーツ。トップスピード332km/hを誇る英国生まれの駿馬をエストリルサーキットを含む海外と日本国内でテストドライブした。
