CAR and DRIVER
「いやいや、そんなのできるのプロだけでしょ?」ランボルギーニ・レヴエルトならできちゃうワケ【試乗記】
フラッグシップ・ランボルギーニ、レヴエルトがFISCOを激走した。レヴエルトは、新開発6.5L・V12自然吸気ユニット(825hp)と、合計3基のモーターを組み合わせたPHEV・4WDモデル。システム最高出力は1015hpに達し、パワーウェイトレシオは驚愕の1.75kg/hpだ。8速DCTはV12の後方に横置きマウントされ、ボディ中央のセンタートンネルには駆動用リチウムイオンバッテリーを積む。レヴエルトは、ドライバーの求めるドライビングプレジャーを徹底追求するとともに、時代が要請する環境対応に真摯に応えたスーパーモデル。0→100km/h加速は2.5秒、トップスピードは350km/hをオーバーする。

スズキ「ハスラー・タフワイルド」と「ジムニー」の明確な違いとは?【試乗記】
理想的なハスラーが登場した。先ごろのマイナーチェンジで新設定されたタフワイルドである。タフワイルドは、フロントグリルやアルミなど、各部の光り物をダークカラーで統一。ルーフレールも標準装備した一段と道具感の強いモデルだ、カジュアルな印象の通常モデルと、クロカン四駆のジムニーの中間といった精悍な雰囲気が魅力になる。

ロータス「エメヤS」と「エメヤR」の決定的な違い「街乗りメインなら絶対…」【試乗記】
ロータス・エメヤは昨年9月にニューヨークでデビュー。ハイパーカーのエヴァイア、ハイパーSUVのエレトレに次ぐ電動ロータスである。4ドアのクーペフォルムが印象的な“ハイパーGT”だ。

ホンダ・ヴェゼルとWR-Vの決定的な違い【試乗記】
ホンダ・ヴェゼルが、商品力を大幅に高めた。具体的には内外装デザインの一部リファインと静粛性の向上、ハイブリッド・モデルのエネルギーマネージメントの制御見直しがポイントで、販売主力のe:HEVハイブリッドはEV走行モードの拡大を図った。

BYD・シール、1000台限定の「お買い得価格」にビックリ!高コスパな走りの実力に拍手【試乗記】
世界最大のBEVメーカーであるBYDは、約2年前に日本法人を設立。3台のBEVを日本市場に導入することを表明した。まずは2023年にCセグメントSUVのATTO 3(アットスリー)、少し遅れてBセグメント・コンパクトカーのDOLPHIN(ドルフィン)を発売。今年の5月までの約1年半で合計2277台を販売した。

MINIがデカくて何が悪い!広々カントリーマンの「少しだけ惜しい」ポイントとは?【試乗記】
新型MINIカントリーマンは従来のクロスオーバーの後継車。新型はモデルチェンジを機に世界統一名称に変更された。オフィシャルサイトでも「大きなコンパクトSUV」と表現するなど、MINIの一員ながら、大きいことを積極的にアピールしている。実車と対面すると、大きさに驚く。

BMW・X2とX1の明確な違い「同じ個所を探すのが難しい」「乗れば誰もが実感できる」【試乗記】
試乗車は、いちはやく納車の始まったxDrive20i Mスポーツ。X2のベース車ともいえるX1は、2023-2024インポート・カー・オブ・ザイヤーに輝いた実力車。X2がどのように特徴づけられているのか興味深い。X1は上級機種をしのぐほどの車格感の持ち主。X2も兄貴分のX4に負けない存在感を発揮している。BMW・Xモデルらしい力強さとSAC(スポーツアクティビティクーペ)ならではスポーティさが凝縮したクーペフォルムは印象的だ。

ミニ・クーパーSE、10年ぶりのリニューアル「想像以上によくできたBEV」と言い切れるワケ【試乗記】
最新MINIのラインアップが、より楽しくなった。今回フィーチャーする3ドアハッチバックとこれまで日本ではクロスオーバーと呼ばれていたカントリーマン、それと新登場のエースマンでシリーズを構成する。エースマンは今年4月の北京モーターショーでワールドプレミアされたクロスオーバーBEV。2年前にコンセプトカーが発表されたモデルの市販版だ。トレンドからすると売れ筋になるのは必至。実用性の高いスタイリッシュなボディは人気者になる資格十分だ。

新型ホンダ・フリードはどう進化?思わず笑顔になる「ちょうどいい」魅力とは【試乗記】
満を持して登場した3代目はユーザーを“笑顔”にするマルチユースモデル。シンプル&ナチュラル志向のAIRと、アクティブスタイルのCROSSTARを用意し、AIRは全車3列シート構成。CROSSTARは2列と3列シートが選べる。パワーユニットはホンダ主力の最新e:HEVハイブリッドと1.5Lガソリン。ともに高効率設計により爽快な走りを計算。駆動方式はFFと4WDだ。新型は、日常を輝かせる+αを大切にしたフレンドリーモデル、魅力的である。

フェラーリ・12 Cilindri、直球ど真ん中“12気筒”の名にふさわしい「選ばれし者」のためのスペシャルモデル
フェラーリのフラッグシップ、“12 Cilindri”が登場した。車名は「12気筒」を意味し「ドーディッチ・チリンドリ」と読む。フェラーリにとって12気筒は特別な存在。1948年に誕生した最初の生産車、166以来の伝統を誇る。かつては「12気筒以外はフェラーリの名を冠さなかった」ほどだ。最新モデルのV12気筒はF140HD型6.5L・DOHC32V。830ps/9250rpm、678Nm/7250rpmを誇り、トップスピードは340km/h。まさに選ばれし者のためのスペシャルモデルである。

日産ノートX FOURが「小さな高級車」に化けるために必要な条件とは?【試乗記】
日産ノートがマイナーチェンジした。ノートは“2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた実力車。今回の改良は、内外装がメイン。メカニズムは基本的に従来と共通だ。試乗車は、電動4輪駆動のX FOURグレードである。

「クーペはめっきり少数派」の時代にメルセデスが世に問うCLE200クーペ・スポーツの魅力とは?【試乗記】
メルセデスはクーペに強い思い入れを持つメーカーである。過去に何台もの印象的なクーペを送り出してきた。少し前までSクラス、Eクラス、Cクラスのそれぞれにクーペとカブリオレをラインアップしていたほどだ。ところが時代は変わり、セダンやステーションワゴン以上にニーズの減少が顕著な2ドアクーペは存続するのが難しくなってきた。それでもプレミムブランドのメルセデスにとって、伝統的な2ドアクーペは守るべき存在。ラインアップしないわけにはいかない。

「2600万円超え」アストンマーティン・ヴァンテージで山間部とサーキットを走り回った結果【試乗記】
アストンマーティンは英国の名門。かつてル・マンを席巻した栄光の歴史の持ち主である。彼らは誇らしい未来に向け明確な一歩を踏み出した。テーマは「パフォーマンス」と「ラグジュアリー」の高次元融合。デビューした主軸モデルのヴァンテージは、AMG製4L・V8DOHC32Vツインターボを搭載。最高出力はDB12比30ps増の665psを誇る。トップスピードは325km/h、0→100km/h加速は3.5秒。スタイリングはアスリートを連想する緊張感が印象的だ。

ホンダ・アコード「半日近く乗っても全く飽きない。とはいえ…」車両価格2割アップの真価とは?【試乗記】
アコードは初代が1976年に登場。日本車初の米国工場生産車となるなどグローバルに話題を提供してきた。最新の日本仕様はモノグレード構成。ホンダのフラッグシップセダンとして高い風格を放つ。

日産・アリアNISMO、胸躍るパフォーマンス!爽快スポーツチューンBEV【試乗記】
アリアNISMOは“安心感があり、気持ちよく、結果として速いクルマ”を目指したスペシャルモデル。レース経験豊富な匠の技を傾注したスポーツBEVである。テストコースで走りを味わった。

フォルクスワーゲン・ティグアン、ベストセラーが全面刷新!モダンでエレガント、走りも大幅進化【試乗記】
ティグアンはオールラウンドなキャラクターの上級SUV。VWの屋台骨を支える主力である。MQBプロ・プラットフォームを採用し、快適性と逞しさに磨きをかけた新型に、南仏ニース近郊で試乗した。

「三菱トライトン」と「トヨタ ハイラックス」一線を画した明確な違い【試乗記】
“遊びグルマ”の選択肢が広がった。トライトンは世界150カ国で愛される三菱の主力ピックアップ。日本仕様はダブルキャブ仕様。2.4Lディーゼルターボ(204ps)を積む豪快4WDである。

ホンダ・WR-V「魅力的なプライス」で話題沸騰!兄貴分ヴェゼルとの違いとは?【試乗記】
WR-VはホンダSUVの最新エントリーカー。ボクシーな力強い造形と広い室内、そして全車250万円以下の価格が魅力だ。パワーユニットは1.5Lガソリン(118ps)。生産はインド工場が担当する。

メルセデスベンツ・Eクラス「これほど嬉しいニュースはそうそうない」フルモデルチェンジの意味とは?【試乗記】
Eクラスは1600万台を超える世界累計生産台数を誇るメルセデス・ベンツの主力上級車。新型はセダンとステーションワゴンが同時デビュー。セダンには日常をBEVとして使えるPHEVを新設定する。

「ん!?」違和感が納得感に変わるテスラ・モデル3、かゆいところに手が届く最新モデル【試乗記】
最新版モデル3は、一充電航続距離がBEVトップの706km(ロングレンジAWD)に向上。内外装のリファインに加え、乗員同士の衝突を防ぐファーサイドエアバッグが追加され安全性能も高まった。
