木村政美
新型コロナ感染防止のため、年末年始の帰省や旅行を自粛するよう会社が要請してきた。しかし理由あって、帰省を強行したA子。年明けに社長から、出勤停止と給料カットの処分と言われてしまった。この処分は妥当か?

第46回
新型コロナウイルス感染防止のため、忘年会を「禁止」している会社も多いだろう。しかし、30歳の会社員Aは「宴会部長」として毎年仕切っていて、今年開催できないことを残念に思っていた。そんな時に、後輩に誘われ、宴会の誘惑に負けてしまう…。

第45回
コロナ不況で、会社の売り上げはどこも厳しい。そんな中、営業課長は厳しいノルマを掲げ、達成できない部下たちを激しく叱責していた。限界を感じたA係長は、課長に直談判をするのだが、より窮地に追いやられることになってしまった。事態に気付いた社長が下した処遇は…。

第44回
社員Aはコロナ禍で転職し、営業部員として働き始めた。営業成績も優秀で、上司らからも評価されていたのだが、専門学校卒なのに大卒だと学歴詐称していたことが、課長にバレてしまう。極めて優秀な社員を「大卒ではなかった」ということで解雇できるのか。

第43回
新型コロナウイルスの影響で、春から在宅勤務を続けている社員A。電気代などが増えたのに経費は出ない…さらに退職者の影響で残業も増えたのに手当も出ないのはおかしいと社長に直談判!法的に残業代は払わなくて良いのではないかという上司もいる中、相談を受けた社労士の見解は…?

第42回
お金にルーズな総務課の30歳の社員Aは、ある日、偶然会社の倉庫で会社のノベルティーを発見した。女優がプリントされたうちわで、こっそりネットオークションで高額出品してしまい、会社は思わぬ大騒動になる。会社のノベルティーで一儲けしようとすると一体何が起こるのか。果たしてAの運命はいかに…。

第41回
10歳年下の女性と同棲を始めた35歳の営業マン。それまで実家から職場まで通勤していたのだが、同棲先からは自転車通勤できるようになった。しかし、引っ越したことを会社には伝えておらず、月の通勤手当15万円は飲み代に消えていた…。果たして会社はどんな対応をしてくるのか。

第40回
大企業にパワーハラスメント(パワハラ)の防止対策を義務付ける「女性活躍・ハラスメント規制法」が6月1日に施行された。2022年4月1日からは中小企業も対象となる。だが、法的な環境が整備されつつある一方で、新型コロナウイルスの影響による在宅勤務の拡大に伴い、新たなパワハラ問題が深刻化しつつある。

第39回
新型コロナの影響による従業員の解雇が大きな社会問題になりつつある。業績不振に陥った企業が、社員を解雇するためには、4つの要件をクリアする必要がある。

第38回
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、在宅勤務に取り組む企業が増えている。一方で、夫婦で過ごす時間が増え、収入減や家事のストレスなどから、夫婦ゲンカなどのトラブルも増えている。では、家に居づらいからといって、在宅勤務命令を無視して会社で仕事をしたら、それは懲戒処分の対象となってしまうのだろうか。

第37回
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くのビジネスパーソンが感染の不安を抱えていることだろう。できることなら在宅勤務、それが無理ならいっそ、休暇を取得するか。しかし、「新型コロナに感染するのが怖い」との理由で特別休暇を申請して、会社はそれを認めてくれるのだろうか。

第36回
実家の家業を継ぐために辞表を提出した営業マン。突然、社員の当然の権利である退職時の有休消化を、上司から拒まれてしまうはめに。ちょっと待て、これは違法じゃないのか?せめて会社に有休を買い取ってはもらえないものか。

第35回
インフルエンザに罹患したAは約1週間の休みを余儀なくされた。だが、今年度の有給休暇はほとんど残っておらず、欠勤扱いとなれば、給料が大幅に減額されてしまう。病気休暇制度がないことを理由に減給を求める社長のBと、法律違反を主張するA。どちらの言い分が正しいのか。

第34回
仕事ができてイケメンのB課長は、部下のA子との不倫関係を楽しんでいた。だが、ある日、A子のミスが原因で社内中に不倫がバレる事態となった。果たしてB課長が払った代償とは。

第33回
12月に入り、忘年会シーズンとなった。B課長は例年通りに忘年会を企画した。しかし、若手社員の1人が「友人とのパーティーがある」との理由で参加を拒否した。「参加は業務命令」というB課長に対し、「業務命令なら残業代を払ってください」という若手社員。果たしてどちらが正しいのか。

第32回
ある日、ベテラン社員Bよりも一回り以上若い社員Aが、突然上司となった。この抜擢人事は社長のある考えがあってのことだった。だが、そんなことを知る由もないBは納得がいかず、Aに対して無視や嫌がらせなどのパワハラ行為を繰り返すようになる。ついにAは体調を崩して入院することに…。

第31回
あるIT企業の総務部長は、突然かかってきた電話をとって耳を疑った。それは退職代行会社からの連絡で、同社で働く2人のエンジニアに代わり、彼らの退職希望を会社に伝える内容だった。こんな辞め方、合法と言えるのだろうか。

第30回
元営業部長のAは定年後、再雇用で総務部に配属された。仕事に不満だったAは、元部下のC部長からの相談を機に、営業部で口出しするようになる。ところがある日、C部長の離席中に、Aは作成していた見積額を書き換える。事情を知らないC部長はそのまま取引先にメールすると、金額ミスを指摘される。部員から話を聞いたC部長がAに尋ねると…。

第29回
役職定年で平社員に降格、年収が大きくダウンしたAは、妻から家計が大変なのでバイトをしてほしいと口うるさく言われる。造園業を営むB社長宅で仕事の内容に興味を持ったAは、週末、乙社の顧客先で仕事をすることに。ところが8月上旬の日曜日、ある現場で骨折したため入院する。B社長の会社から労災は下りるのだろうか?

第28回
整骨院で働くAは休日にリフレッシュしようとキャンプに出掛けるようになった。次第に「昔のようにキャンプ場に行きたい」との気持ちが抑えられなくなる。友人に相談すると「有休をとればいいじゃん」と言われ、翌日、社長に相談するも人手不足の事情から却下される。するとAは「有休拒否とパワハラで労基署に通報する」と社長に詰め寄る。
