武藤弘樹
「わくわくを禁じ得ない!」スクエニ新中計“再起動の3年間”に、おじさんゲーマー3人が送る魂のエール
ゲーム会社のスクウェア・エニックス(以下「スクエニ」)が新中期計経営計画を今月中旬に発表した。ものすごく大まかに言うと、「ここのところ業績振るわなかったから心機一転がんばります」といった内容のもので、それが「再起動の3年間」といった言葉とともに説明されている。この新中期経営計画に含まれる具体的内容や、あるいはただスクエニの「がんばります」という表明を、現役スクエニファンのみならず昔のスクエニファンやゲームから離れて久しい人などがちょっと喜んでいる。どういうことか解説していきたい。

「入浴なんて面倒くさいだけ」風呂キャンセルおじさんたちの並々ならぬ想いと事情
にわかに話題となった「風呂キャンセル界隈」。風呂を面倒くさいと感じる人は性別や年齢に限らずいるだろうが、中年男性(おじさん)の場合の風呂キャンセルは一体どのような結果をもたらすのか。また、風呂キャンセルについての自虐をおじさんがSNSで投稿する現象についても考えてみたい。

「あんなクソゲー!」スプラトゥーンにイラつく人が続出するのはなぜか?
任天堂への威力業務妨害で逮捕された男は「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」と書き込んでいたという。「あんなクソゲー」とは、人気ゲームの『スプラトゥーン』のこと。脅迫は行き過ぎにしても、「スプラ」はイライラするとの声はよく聞かれる。人々を熱中させ、ときにイラつかせるこのゲームの魔力は何なのか。

大阪・関西万博「世間の関心のなさ」がハンパない…それでもまだ一縷の望みがある理由
不安な要素ばかりが伝えられる大阪・関西万博。また、アンケートの結果からは万博に「全く関心がない」と答えた人が9割に及ぶ勢いであり、吉村洋文知事の意気込みと世間の関心に温度差があるように思える。想定来場者数が約2820万人とされる万博は、なぜこれほどまでに人々の心を掴んでいないのか。

マイナンバーの口座ひも付けで財産没収?人々がデマにコロッと騙された納得の理由
手続きをしないとマイナンバーと全ての口座が強制的にひもづけられる――。そんなデマがX(旧ツイッター)やTickTockで拡散した。背景には口座管理法と改正マイナンバー法との混同や、マイナンバーへの漠然とした不安感があるようだ。人はなぜデマに引っかかってしまうのか。

「ちゅ~るちゅ~るはもう歌えない!」愛猫家が吐露、いなば食品への落胆と憤りはかくも深い
猫が好きなものと言えば「ちゅ〜る」。猫を飼っていない人でもその名を知っているほど、いなば食品の「CIAOちゅ〜る」は、猫を惹きつけてやまない商品として知られていた。それほどまでに愛されてきた商品だからこそ、このたびのいなば食品の「ボロ屋ハラスメント」報道は衝撃的だった。愛猫家の落胆と憤りは、実は思いのほか深いのである。

昭和「先生に殴られて育つ」→令和「“桃鉄”で楽しく勉強」、子どもにやさしい社会はどこからが甘やかしか?
時代の変化とともに大きく変わったもののひとつに教育がある。子どもといえば厳しくしつけてなんぼ、いざとなれば殴っても構わなかった昭和の教育は、現代では不適切にもほどがある。一方、このような育てられ方をした上の世代は、下の世代とどのようにコミュニケーションを取れば良いのか戸惑いもあるのではないか。子どもに「やさしい」と「甘やかし」の境界を考える。

Eテレ人気キャラ「うーたん」の完全卒業が、親世代の心に深すぎる“ロス”を刻んだ理由
幼い子を持つ親たちにとってお馴染みのNHK Eテレのキャラクター・うーたん。「いないいないばぁっ!」からは昨年卒業していたが、今回舞台公演からも完全卒業すると発表され、お母さんお父さん界隈に動揺が広がっている。なぜ子どもよりも親世代のほうが「ロス」を感じているのか。

「ピーチ姫」主役のゲームがなぜ大人気?ディズニー一強の「プリンセス界」にマリオが殴り込み
ピーチ姫といえばマリオブラザーズで救出されるキャラクターというのが長らくのイメージであったが、いつの頃からかマリオと一緒に冒険する姿が自然となった。そしてこのたび、ピーチ姫を主役としたその名も『プリンセスピーチ』が発売され、予想外の人気となっているようである。プリンセスといえば従来はディズニーの独壇場だった。ここにピーチ姫が割って入る格好になるのか。

「チリがホコリになっただけ」マイナス金利解除の不安を冷めた目で眺める人たちの心理
日銀が、マイナス金利の解除を決定したことが大きな話題となっている。メディアではそれなりに取り上げられているものの、いまいち反応がわかりづらい市井の声を聞いてみたい。

「中国とドイツ」日本がGDPを抜かれて悔しかったのはどっち?巷で聞いた意外な感想
日本の「GDP4位落ち」については、衝撃ながらも「想定の範囲内」と受け止めている人が多いように見える。実際のところ、その内心はどうなのだろうか。かつて中国にGDPを抜かれたときと今回のドイツとでは、その感想はどう異なるのだろうか。巷の意見を集めたところ、意外な側面が見えてきた。

アニメ映画『ハイキュー!!』がなぜ異例の大ヒット?万人の“心のひだ”に触れるスゴイ手法
映画版『スラムダンク』に負けず劣らずの勢いを見せているのが、高校生男子バレーボール漫画『ハイキュー!!』の映画版である。熱く支持される理由は?劇場に足を運んだ筆者が、その魅力の深奥を語る。

盛れないSNS「BeReal」はなぜ若者に人気なのか?おじさんがやってみてわかったこと
若い人の間で流行っていて、上の世代ではそうではないものの代表格がSNS「BeReal」かもしれない。中高年が始めようにも、やっている同世代が見当たらないのである。若者にしてみれば、おじさんおばさんがいないSNSは平和で伸び伸びしているのかもしれないが……。「盛れないSNS」と話題の「BeReal」をやってみた。

「空飛ぶ牛丼」の天敵はカラス?ここまで来たドローン配送の実証実験
国内でドローンによる配送実験が予定されている。今回は牛丼を運ぶとのことで、最新テクノロジーながら、どこか牧歌的な雰囲気を感じさせる実験である。今はまだ実験段階ではあるが、今後国内での実装を夢見る人も多いのではないか。足もとで、ドローン活用はどのくらい進んでいるのか。

「ラーメン1杯1000円超え」はありか?大衆店廃業ラッシュの中、値上げに向き合う消費者の“審判”
安い、うまい、腹がふくれる。それに加えて、店はどこにでもある。だからこそラーメンは一般庶民から愛されてやまない。しかし物価高騰の波はここへも押し寄せ、ついにラーメンの価格帯が1000円を超えるか否かの時代に突入した。消費者たちはこの事態を、どのように受け止めているのか、またどう向き合っていくべきなのか。

若者が飛びつく性格診断「MBTI」とは?血液型診断にとって代わる魅惑の“あるある感”
「MBTI診断」をご存じだろうか。韓国で流行したことから、日本の若者の間でもにわかに話題になっているようだ。ある恋愛リアリティ番組では、出演者たちのプロフィールにこの診断結果が書かれるほど浸透している。これまで日本で人気だった血液型診断にとって代わるのではないかと言われるほどの納得感だという。いったい、どんな診断なのか。

「電動キックボードの無謀運転が怖い!」車道の悲鳴ガン無視で規制緩和が進む“なぜ”
2023年7月の規制緩和で普及が推進された電動キックボードが、一層の注目を集めている。次世代のモビリティとして当初から注目度は高かったが、1月19日に金融庁が電動キックボードの自賠責の保険料引き下げを発表するなど、新たな動きがあったためである。世間の声や事故件数などのデータを見ながら電動キックボード界隈の諸々をざっくりまとめ、電動キックボード文化がどのように展開していけば美しいかを考察する。

松本人志報道で、世の男性たちが心に刻むべき「遊びの品格」
日本において男性の、特に芸事に関わる男性の「遊び」に寛容な風潮は確実にこれまで存在していた。しかし松本人志氏の報道に際して、こうしたある意味男性にとって都合の良い風潮に変化の兆しを感じる。世の男性が問われている「遊び」のあり方について考えたい。

『ピクミン』が時を経て大ブレイクのなぜ、令和の人々がハマる“応援沼”の傾向
シリーズ初のミリオンセラーとなった『ピクミン4』。4作目の大ブレイクの背景は企業努力の賜物に他ならない一方、昨今の「ちいかわ」ブームにも共通する「応援したくなる」要素に起因するのではないか。令和に生きる現代日本人に通底する、ある傾向を考えよう。

成人式を“ド派手”にしたら荒れる若者が激減、北九州市の「手のひら返し作戦」に学ぶこと
毎年話題になる北九州市の成人式だが、少し雰囲気が変わってきたようだ。その背景には、成人式にド派手衣装を提供していた貸衣装屋がニューヨークに招かれ、「アート」として承認を受ける形になったことがある。賛否両論はあるが、「荒れる成人式」に変化が訪れているようにも見える。
