武藤弘樹
「ラーメン1杯1000円超え」はありか?大衆店廃業ラッシュの中、値上げに向き合う消費者の“審判”
安い、うまい、腹がふくれる。それに加えて、店はどこにでもある。だからこそラーメンは一般庶民から愛されてやまない。しかし物価高騰の波はここへも押し寄せ、ついにラーメンの価格帯が1000円を超えるか否かの時代に突入した。消費者たちはこの事態を、どのように受け止めているのか、またどう向き合っていくべきなのか。

若者が飛びつく性格診断「MBTI」とは?血液型診断にとって代わる魅惑の“あるある感”
「MBTI診断」をご存じだろうか。韓国で流行したことから、日本の若者の間でもにわかに話題になっているようだ。ある恋愛リアリティ番組では、出演者たちのプロフィールにこの診断結果が書かれるほど浸透している。これまで日本で人気だった血液型診断にとって代わるのではないかと言われるほどの納得感だという。いったい、どんな診断なのか。

「電動キックボードの無謀運転が怖い!」車道の悲鳴ガン無視で規制緩和が進む“なぜ”
2023年7月の規制緩和で普及が推進された電動キックボードが、一層の注目を集めている。次世代のモビリティとして当初から注目度は高かったが、1月19日に金融庁が電動キックボードの自賠責の保険料引き下げを発表するなど、新たな動きがあったためである。世間の声や事故件数などのデータを見ながら電動キックボード界隈の諸々をざっくりまとめ、電動キックボード文化がどのように展開していけば美しいかを考察する。

松本人志報道で、世の男性たちが心に刻むべき「遊びの品格」
日本において男性の、特に芸事に関わる男性の「遊び」に寛容な風潮は確実にこれまで存在していた。しかし松本人志氏の報道に際して、こうしたある意味男性にとって都合の良い風潮に変化の兆しを感じる。世の男性が問われている「遊び」のあり方について考えたい。

『ピクミン』が時を経て大ブレイクのなぜ、令和の人々がハマる“応援沼”の傾向
シリーズ初のミリオンセラーとなった『ピクミン4』。4作目の大ブレイクの背景は企業努力の賜物に他ならない一方、昨今の「ちいかわ」ブームにも共通する「応援したくなる」要素に起因するのではないか。令和に生きる現代日本人に通底する、ある傾向を考えよう。

成人式を“ド派手”にしたら荒れる若者が激減、北九州市の「手のひら返し作戦」に学ぶこと
毎年話題になる北九州市の成人式だが、少し雰囲気が変わってきたようだ。その背景には、成人式にド派手衣装を提供していた貸衣装屋がニューヨークに招かれ、「アート」として承認を受ける形になったことがある。賛否両論はあるが、「荒れる成人式」に変化が訪れているようにも見える。

【能登半島地震】なぜテレビの災害報道はすぐ通常番組に戻ったのか?変わる日本人の「自粛観」
年明けから能登半島地震に襲われた日本列島。東日本大震災を思い出した人も多かったのではないだろうか。発生時、正月休み中のテレビでは、特番を切り上げての緊急地震速報と関連報道が続いたものの、ほどなくして民放各局はバラエティ番組に戻していた。東日本大震災時の「自粛」と比べて随分切り替えが早い印象がある。世間の自粛の認識は、どう変わりつつあるのか。

あの『幽☆遊☆白書』も…「これじゃない感」あふれる人気アニメの実写化作品を楽しく観るコツ
ネットフリックスでついに配信が始まった実写版『幽☆遊☆白書』。子どもの頃に『週刊少年ジャンプ』を買っていたおじさんの中にも、胸を熱くして配信を待っていた人がいるだろう。実際のところ、実写化への反応はどうだったのだろうか。何かと物議を醸す人気アニメの実写化作品を楽しく観るコツを教えよう。

「またかよ!」山崎まさよしが今度は公演ドタキャン、それでも“仕方ない”と言えるワケ
12月10日、シンガーソングライターの山崎まさよし氏が、ツアーファイナルに当たる丹波篠山市の公演を当日出演キャンセルした。その理由はいわゆる「のど風邪」である。10月に水戸市の公演で「曲少なめライブ」を披露して物議を醸したこともあり、波紋を呼んでいる。この件について、フラットな立場から意見を述べたい。

日大アメフト部の「連帯責任」は美談か、パワハラか?
今年を振り返る上で欠かせない、日大アメフト部をめぐる騒動。学生寮へ捜査が入ったことや、記者会見の衝撃は大きかった。そして、ついにアメフト部の廃部が決定した。廃部を巡ってはさまざまな意見が交わされたが……。

「四十肩が治る」と評判の『フィットボクシング2』を、実際にプレイしてみて感じたこと
ニンテンドースイッチのゲーム『Fit Boxing 2』が四十肩を改善するともっぱらの噂である。同ゲームは自宅でボクシングスタイルのエクササイズが行えるもので、リズムに合わせてパンチを繰り出すなどの音ゲー要素がある。本稿では、四十肩に悩まされ、同じくスイッチのフィットネスゲーム『リングフィット アドベンチャー』のプレイ経験がある筆者が、『フィットボクシング2』の効果のほどをレビューしていきたい。

最強アイドル「FRUITS ZIPPER」にどっぷりハマったおじさんが語る“禁断の魅力”
レコード大賞新人賞を受賞した7人組アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」。きゃりーぱみゅぱみゅと同じ事務所に所属する彼女たちが、今注目を集めている。これまでアイドルを敬遠していた40代の筆者がハマった理由とは。

クマ被害続出の日本列島に根強く残る「かわいいクマさん幻想」の病理
クマによる人身被害が相次いでいる。各自治体は対応策の一つの選択肢としてクマの駆除を行っているが、これに対して「殺す必要があるのか」「適切な対処でない」という批判が持ち上がり、窓口には嵐のようなクレームが寄せられている。クマの駆除に関する考え方を通して、動物愛護の精神に我々はどのように向き合うべきかを考えたい。

「スプラトゥーン甲子園」に初参加した中年が、新たな生活の彩を発見した一部始終
任天堂の人気シューターゲーム「スプラトゥーン」のヘビープレーヤーだった中年男子が、先日「スプラトゥーン甲子園」に初めて参加した。腕前はトッププレイヤーに遠く及ばないが、それでもこの大会とその練習期間は充実した時間だった。新たな生活の彩を発見した一部始終をお伝えしよう。

ワークマンがおしゃれ好きなおじさんにとって「最もイカしたショップ」である理由
機能性とファッション性、さらにリーズナブルな価格帯から昨今注目を集めているのがワークマンだ。筆者は作業服のイメージから足を向けてこなかったが、いったん着用してみて瞬く間にファンとなった一人である。

「お昼寝ハラスメント」は根絶すべきか?子どもを寝かしつける保育士の言い分
数年前から、保育の現場で「お昼寝ハラスメント」という単語が聞かれるようになってきた。保育園のお昼寝の時間に、嫌がる園児を無理に寝かせようとするのはハラスメントに当たるのではないか、という考え方に基づく指摘である。この「お昼寝ハラスメント」は、今注目されている不適切保育に該当するのか。是正・根絶していくべきなのか。あるいは昨今のなんでもかんでもハラスメントと騒がれてしまう風潮の一環なのか。現役保育士の話を参考にしながら考えてみたい。

山崎まさよし“自然体”の押し付けが招いた「地獄のグダグダライブ」の是非
シンガーソングライターの山崎まさよし(敬称略)が、10月21日に水戸市で行ったライブの内容が物議を醸し、所属事務所から後日希望の観客にチケット払い戻しを行う旨がアナウンスされる事態となった。当日、氏がステージ上で返金対応について言及していたらしく、それが現実となったわけである。21日のステージで一体何があったのか。また、今回の件は各方面でどのように評価されるのかについて、音楽業界の表裏を垣間見てきた経験を基に考えてみたい。

ジャニーズファンはどこへ向かうのか?目からウロコが落ちた当事者たちの吐露
日本のエンタメ業界の中で最も知名度が高いと言ってもいい芸能事務所が、この度社名変更を行った元・ジャニーズ事務所であっただろう。累計ファンクラブ会員数が1300万人以上と言われるこの巨大グループのファンたちは、今どのようなことを考えているのだろうか。この時代において、誰かのファンであったり誰かを「推し」したりしている人は、このような問題を他人事と思えないはずである。当事者たちの本音を聞くと、改めて気づかされることがある。

「子どもの留守番は虐待?」埼玉県のトンデモ条例廃案に感じる、怒りを通り越した不安
子どもの留守番は虐待なのか。突如として議論を呼んだ自民党埼玉県議団が提出した条例改正案は、ひとまず大きな反発を受けて取り下げられるに至った。しかし、子どもにどの程度留守番をさせるかの基準は議論が分かれるところでもあり、今後もこのような問題提起が行われる可能性はある。

「記者ヤバイ」批判浴びたジャニーズ会見「キャンドル・ジュン方式」なら改善する?
今後も語り継がれることになりそうな、大荒れとなったジャニーズ事務所の会見。ジャニーズ事務所への追及とは別に、記者会見のあり方を世に問うことになったのは間違いなさそうだ。
