武藤弘樹
「改正道交法バンザイ!」自転車の罰則強化に歓声を上げる人々が、かくも多いワケ
今月から施行された改正道交法では自転車の「スマホのながら運転」や「酒気帯び運転」が罰金を伴う罰則対象となり、来年5月までには右側通行や歩道の徐行違反などに“青切符”が導入される予定となっている。この自転車への罰則強化に、多くの歩行者やドライバーが歓声を上げている。なぜ自転車は、ここまで煙たがられているのか。

楳図かずおが「特異な感性」の持ち主でも、最期まで愛され続けた納得の理由
先月28日、漫画家の楳図かずおさんが逝去された。享年88歳で、7月に末期の胃がんが発見されたそうである。その数々の作品の偉大さもさることながら、「漫画家」という枠にとらわれない自由さというか広がり方というか、自身を何かに押し込めることなく常に愛とエンターテイメントを周りに提供しようとし続けた生き様は、多くの人から絶大な尊敬、感謝、感嘆、親愛などを集めた。訃報を聞いて惜しむ声がこれほど多い、異才の漫画家の生涯を振り返ってみたい。

衆院選の投票率、低すぎないか…?若者の「1票じゃ何も変わらない」を劇的に変える、ちょっとした一押しとは
選挙における投票率の低下が叫ばれて久しい。今の社会に特に不満はないから行く人が少ないのだ、と考えればそれはそれで良いのかもしれないが、政治への無関心が腐敗に直結しかねないのだから、怖いものがある。「1票じゃ何も変わらない」とはならず、何らかの手応えを感じられる選挙とはどういうものなのだろうか。

息子・娘が「トクリュウ」になる理由、ネット募集から始まる“危険な誘い”の実態とは
頻発する強盗事件が世間を騒がせている。実行犯はネット上での募集に応募したことをきっかけに犯罪に加担する。実行犯が逮捕されても、その指示役まで捜査が届かないこともあり、安全に暮らしたい市民にとっては恐怖でしかない。トクリュウに身を落とすのは、いったいどんな若者たちなのか。

魚肉ソーセージ“再ブーム”に納得!悪魔的にうまい「お手軽ギョニソ料理」病みつきレシピ
魚肉ソーセージが売れている。SNSでも「ギョニソ」レシピはバズり、若者にも人気のようだ。「おじさんのジャンクフード」だったギョニソは、令和の今になってなぜ人気化しているのか。そのまま食べてもおいしいが、アレンジを加えて楽しむのもオツ。魚肉ソーセージの「悪魔のレシピ」をお届けしよう。

セブンがあえて「レジ横ドーナツ」再参入の勝算は?コンビニ王者復活を願うファンの「心からの進言」
セブン-イレブンは、店内で揚げたドーナツの販売を9月から開始した。スタートは首都圏だったが、好調な売り上げを受けて全国販売する方針とのことである。レジ横でのドーナツ販売は2回目だが、今回は前回と違い店内で揚げているのだという。後に引けないこの挑戦を、かつて「セブン信者」を自称するほどセブンが好きだった筆者が分析する。

中年の今どき恋愛事情、燃え上がらなくても若者に負けない輝きを放つ“3つの特徴”
出演者が全員35歳以上の恋愛リアリティショー『あいの里』(Netflix)をご存じだろうか。恋愛リアリティといえば若者のもので縁がない……と思っていた中年も思わず振り返る企画である。若者とは違う、中年ならではの葛藤が見えるのが興味深いが、それでは若者の恋愛になくて中年の恋愛にあるのは何であろうか。

任天堂が突然「取り締まり強化」のなぜ、競合メーカー提訴や迷惑ユーザー制裁を加速する真意
任天堂が人気ゲーム『パルワールド』を手がけるポケットペアを提訴し、ゲーム業界やファンを騒がせている。同時に任天堂の人気タイトル『スプラトゥーン』でも、迷惑ユーザーへの取り締まりが行われた。なぜ任天堂の取り締まりは急に厳しくなったのか。この動きから見られる、任天堂の「覚悟」とは。

『SHOGUN 将軍』を観た人が、「日本すごいだろ」と我が物顔で自慢したくなる納得の理由
米国テレビ界のアカデミー賞と称されるエミー賞の授賞式で、日本作品の『SHOGUN 将軍』が史上最多の18冠を達成した。しかしこの作品、国内で視聴した日本人があまりいないという。いったいなぜ、ここまで評価されたのか。深堀り分析すると、「日本すごいだろ!」と我が物顔で自慢したくなるほど、世界のエンタメ界に大きなインパクトをもたらしたであろう事実が見えてくる。

「隣人ガチャ」に外れた家族の悲惨、モスキート音攻撃で救急車出動…法律に頼るしかないのか?
子どもの遊ぶ声や泣き声は騒音なのか否か。人口密度の高い日本ゆえの問題なのかもしれないが、いつの時代もたびたび話題になる。騒音に悩まされる側、クレームを入れられる側双方が「隣人ガチャに外れた」と思っているであろうこの問題について、改めて検討したい。

『24時間テレビ』はそれでも続くのか?日テレが迫られる「視聴者のこじれた感情」を修復する覚悟
人気番組であると同時に毎年批判も多い『24時間テレビ』(日本テレビ系)。今年はテーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更したことも話題になっていたが、放送後はやはり賛否の声が噴出する結果となった。ネット上では批判の声が大きいように見え、年々これを無視できなくなっているように見える日テレに、展望はあるのか。

映画『ブルーピリオド』になぜハマる?中年の湿った心を熱くする「名セリフ」の味わい方
美大を目指す男子高生が主役の映画『ブルーピリオド』が公開中だ。アニメ化もされた人気漫画が原作だが、中年でも心を揺さぶられる要素が満載だったので、強く推すレビューをここに記したい。特に心が震えるのは、劇中の「名セリフ」の数々である。

「それにしても暑すぎやしないか?」酷暑が劇的に変えてしまった、老若男女の“夏物語”
夕立が「ゲリラ豪雨」と表現されるようになって久しい。美しい日本語が失われたと見る向きもあるが、近年の夏の雨の激しさを表すには、こちらの方がしっくり来るから仕方ない気もする。このように、夏の風景は徐々に、確実に変化している。10年前と明らかに変わった「日本の夏」の現在地を考える。

アスリートに「ゴミ」「消えろ」…誹謗中傷の連鎖でスポーツ界が乗り出した“スゴイ対策”の中身
インターネット上の誹謗中傷はもはや誰にとっても他人事ではなく、誰もが被害者にも加害者にもなり得る時代だ。パリ五輪は、アスリートへの誹謗中傷に対する問題意識がかつてなく高まった大会でもあった。実は今、スポーツ界では、意外かつ画期的な対策が始まっている。今後、ネット上のリテラシー向上はどのように進むのだろうか。

株価乱高下で“お祈り”ムードの「新NISA民」が学ぶべき、最も賢い戦術とは
「史上最悪の大暴落」――。見たくなかった見出しが踊るここ数日、どれだけ冷静な人であってもつい関連記事を次から次へと開いてしまっているのではないか。今回の株価暴落とその後の急騰、いったい何が起きているのか。我々はこの現象をどう噛み砕き、消化すればいいのだろうか。

パリ五輪開会式が“大炎上”のなぜ、東京五輪も槍玉に上がる「手痛いやらかし」の許容範囲とは
パリで開催されているオリンピックでは、7月26日に催された開会式が大変な物議を醸していて、スポンサーが撤退するまでの事態に発展している。東京五輪が引き合いに出されて批評されてもいる。何がいけなかったのか。そして、この騒動をいったいどう考えるべきか。

月9ドラマ『海のはじまり』が人気独走、「えっ、そこ?」なメッセージが中年の胸に深く刺さる理由
今期の月9ドラマ『海のはじまり』が話題を呼んでいる。幅広い世代に人気の有村架純や、『silent』で好評を得た目黒蓮がメインキャストを務めていることもあるが、何よりそのストーリーの切なさ、やるせなさが視聴者を釘付けにしている。キャストにいまいち思い入れが薄い中年こそが、心をつかまれてしまうのはなぜなのか。

「ちゅ~るちゅ~るはもう歌えない!」愛猫家が吐露、いなば食品への落胆と憤りはかくも深い〈2024上期・人気記事7位〉
2024年上半期に「ダイヤモンド・オンライン」で読者の反響が大きかった人気記事ベスト10をお届けします!第7位はこちらの記事です。

名作マンガ・アニメのリメイクブームに喜び悲しむ「往年のファン心理」が複雑すぎる
日本の大人はマンガとアニメが大好きであること、これはもう否定できない事実である。だからこそ、名作マンガの実写化や再アニメ化がしきりと話題になる。オタクを自認しない人であっても、子どもの頃に親しんだマンガのリメイクとなれば、心が踊るものである。名作マンガ・アニメのリメイクブームが訪れている昨今、往年のファンたちの複雑な心理を読み解く。

『らんま1/2』新作アニメ化にファン歓喜、平成版からどう変わる?年代別の「そわそわポイント」
2022年に再アニメ化された『うる星やつら』に続き、『らんま1/2』が戻ってくる。原作や1980年代のアニメ版を幼少期に楽しんだ40代以上のファンが大興奮で待ちわびているのは当然として、気になるのは10〜20代の受け止め方である。そして「平成版」と何がどう変わるのだろうか。7月中旬に予定されている声優発表を前に、ファンたちの思いを聞いてみよう。
