千本木啓文
#17
【前回までのあらすじ】A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに収監された鬼頭紘太は、極刑に処されることを覚悟していた。だが、東条英機らの刑が執行された直後に突然、釈放される。(『小説・昭和の女帝』#17)

#16
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」といわれた真木甚八は、かわいがっていた鳩山一郎が総理の座に就くのを見られぬまま泉下の人となった。生前、甚八から娘として認知されたレイ子は、受け継いだ遺産を政治家にばらまき、永田町で名を馳せるようになる。(『小説・昭和の女帝』#16)

#15
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」といわれた真木甚八は、弟分の鳩山一郎が総理就任直前で公職追放になった後、「鳩山が駄目なら、残るは吉田茂しかない」と有力者を説得して吉田内閣の成立に尽力し、キングメーカーとなった。だが、70歳になってさすがに老いは隠せず、子飼いの政治家の裏切りなどで力を落としていく。(『小説・昭和の女帝』#15)

#14
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」真木甚八は自らの死期が近いことを悟り、レイ子を後継者にすることを画策。子飼いの政治家である粕谷英雄の秘書としてレイ子を働かせるだけでなく、プライベートでも関係を結ばせることにした。その裏にある深謀遠慮とは――。(『小説・昭和の女帝』#14)

#13
【前回までのあらすじ】自民党の源流となる保守政党の結党を支援するため、財産を提供した鬼頭紘太は、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監された。鬼頭は極刑に処されることを覚悟していた。(『小説・昭和の女帝』#13)

#12
【前回までのあらすじ】敗戦のどさくさに紛れ、加山鋭達がひと財産を築いたのと同様、鬼頭紘太も海軍の仕事を請け負うなどしてダイヤモンドなどを蓄えていた。終戦後、鬼頭は、鳩山一郎による保守政党の結党のために財産を提供することにした。(『小説・昭和の女帝』#12)

#11
【前回までのあらすじ】兵器工場を朝鮮半島に移設する工事を請け負った加山鋭達は、終戦のどさくさの中で建設資材などを金や宝石に換え、日本に密輸した。朝鮮から運んだ釘やパイプを売りさばくために、「政界の黒幕」の老人宅を訪れた際、加山はレイ子から渾身のビンタを見舞われた。(『小説・昭和の女帝』#11)

#8
日産自動車と統合に向けた協議を始めるホンダの「強気の交渉姿勢」がダイヤモンド編集部の調べで判明した。トップ会談による大筋合意の前に、日産の経営再建に向けた構造改革のプランの提示を求める。その後は、半年以上かけて日産の構造改革の進捗を見極め、統合を最終判断するという。ホンダが日産に要求する交渉妥結の二つの最低条件や、協議のスケジュール感などを明らかにする。

#7
日産自動車とホンダが経営統合の交渉テーブルについた。将来的には三菱自動車も合流し巨大自動車メーカーが誕生するという触れ込みだが、日産とホンダとの統合にかける熱量には大きなギャップがある。そしてもう一社、台湾の電子機器受託製造サービス大手、鴻海(ホンハイ)精密工業が日産の買収に名乗りを挙げていることがダイヤモンド編集部の取材で明らかになった。突如としてホンハイの名前が浮上した背景を明らかにしつつ、今後の日産買収劇の行方を追う。日産とホンダの統合交渉が白紙になる可能性も捨てきれない。

#10
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」の老人の事務所が吹き飛んだ。戦前、総理大臣を暗殺するために隠したダイナマイトが米軍の空襲によって爆発したのだ。その現場を見に行った老人とレイ子は、焼野原になった東京で悲惨な現実を目の当たりにする。(『小説・昭和の女帝』#10)

#2
日本有数の機関投資家である農林中央金庫が巨額赤字に沈もうとしている。危機を招いた元凶として、農林中金の「独裁化」「政治組織化」が挙げられる。奥和登理事長が独裁体制を築いていく中で運用のプロが排除され、約50兆円の運用方針を決定する理事会のメンバー7人中、2人しか市場運用経験者がいないという脆弱な体制が出来上がった。その経緯をつまびらかにする。農林中金を立て直す次期トップの本命候補とは。

#9
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」の老人の計らいで、レイ子は前々から気になっていた加山鋭達と二人きりになり、ついに男女の関係に発展する。その後、加山に妻子がいることを知ったレイ子は激怒し、復讐を誓った。(『小説・昭和の女帝』#9)

#8
【前回までのあらすじ】戦前、新橋のバーでレイ子と出会った加山鋭達は出征後、中国大陸で病魔に冒され内地に戻っていた。建設業を再開した加山は、軍の仕事にありつくため「政界の黒幕」の老人宅を訪れ、レイ子と再会する。(『小説・昭和の女帝』#8)

#1
農林中央金庫は2025年3月期、1.5兆円規模の赤字に沈む見込みだ。農林中金の巨額赤字の引き金となった米国債の運用失敗の原因などを検証する農水省の有識者会議の議論が大詰めを迎えている。だが、農林中金には、同会議が“政治的な配慮”からか、意図的に議論を避けている重大なガバナンスの欠陥がある。

予告
JAグループと農協の「断末魔」、経営悪化と人材流出の実態に迫る!保身の末に理念を失った巨大組織の末路
JAグループの瓦解が始まった。全国の農協を束ねてきたJA全中は凋落。農協法改正で農協への監査権限を失い、ITシステム開発の失敗で結集力を失った。グループ内の稼ぎ頭で「影の実力者」だった農林中央金庫やJA共済連も収益力の低下にあえいでいる。これら3組織に依存し、農業をおろそかにしてきた農協は、将来像を描けず人材が流出している。本特集では、組合員や職員に見限られつつあるJAグループの実態を解明するとともに、再生の可能性を探る。

#7
【前回までのあらすじ】アメリカとの戦争が始まった。世間が日本軍の連戦連勝に沸いているのと対照的に、「政界の黒幕」の老人宅は静かだった。ある日、右翼青年の鬼頭紘太が屋敷を訪れ、ミッドウェー海戦での大敗を報告する。老人と青年は、敗戦を見据え、日本再建のための資金づくりに動き出す。(『小説・昭和の女帝』#7)

#6
【前回までのあらすじ】総理大臣を暗殺する計画が目の前で進行するなど、「政界の黒幕」の老人宅での生活はレイ子にとって信じられないことの連続だった。そういった特殊な環境下で、彼女は老人の「なぐさみ者」にされていく。(『小説・昭和の女帝』#6)

#5
【前回までのあらすじ】芸能界で活躍する夢を諦めつつあったレイ子は、右翼青年、鬼頭紘太から「政界の黒幕」といわれる老人の世話をする仕事を紹介される。政治や権力に興味を抱いていた彼女は、不安を覚えつつその仕事をやってみることにした。(『小説・昭和の女帝』#5)

#2
農業者に「儲かる提案」を行い、肥料や農薬などを売るビジネスで毎年400億円の利益を上げる会社が米国にある。丸紅の完全子会社、ヘレナだ。同社は15年間で売上高が3倍になるなど急成長している。日本の農協の農業関連事業が慢性的に赤字で、縮小しているのと対照的だ。ヘレナの成長の秘訣を明らかにする。

#4
【前回までのあらすじ】昭和の女帝は19歳のころ、芸能界を目指しつつも、新橋のバーで女給をしていた。彼女はバーで、政治家や官僚、経営者らと会話を交わす中で、「権力」の魔力に見せられていく。
