松田憲幸
翻訳機ポケトークで“計画的”起業に挑戦 コロナ禍の「悪い誤算と良い誤算」を乗り越える
翻訳専用端末「ポケトーク」を展開する、ソースネクスト子会社のポケトークは、2025年の新規株式公開(IPO)をめざす。同翻訳端末は世界85言語に対応し、話しかけると人工知能(AI)が翻訳したテキストと音声が即座に出力される手軽さが受けて急成長。しかし2020年春以降はコロナ禍による逆風に直面した。回復基調にある今、今後の成長に向けた手ごたえと上場も含めた青写真について、あらためてポケトークの松田憲幸代表取締役社長兼CEOに聞いた。

第18回
電卓と似ている翻訳機市場?! AI通訳機「ポケトーク」は世界を席巻できるか?<朝倉祐介・シニフィアン共同代表×松田憲幸・ソースネクスト社長 対談後編>
快進撃をつづけるAI通訳機「ポケトーク」。その開発・販売元であるソースネクスト株式会社の松田憲幸社長の著書『売れる力』発売を記念して、旧知の朝倉祐介さん(シニフィアン共同代表。『ファイナンス思考』著者)が聞き手となった対談後編。製品と会社のブランドのどちらが重要か、またエンジニア出身社長の強みなどについて聞いていきます。

第17回
実は35%が英会話学習に使っている?! 「ポケトーク」の価格とお客様が得られるメリットのバランスを考える<朝倉祐介・シニフィアン共同代表×松田憲幸・ソースネクスト社長 対談前編>
快進撃をつづけるAI通訳機「ポケトーク」。その開発・販売元であるソースネクスト株式会社の松田憲幸社長の著書『売れる力』発売を記念して、旧知の朝倉祐介さん(シニフィアン共同代表。『ファイナンス思考』著者)が聞き手となり、製品を売るためにパッケージにこだわる理由や、お客さまが納得する価格と実利のバランスについて聞きました。

第16回
日本の若い人の給料は安すぎる! と考えるソースネクスト社長が採用時に重視していること
フラットな文化と実力主義を徹底しているソースネクストでは、実際に優秀な若手がどんどん登用され、高い報酬を得ています。「そんなに完璧に実力主義を敷いて、年齢にまったく関係なく、できる人間がどんどん上がる仕組みにしたら、会社がギスギスするんじゃないか」と問われることもあるそうですが、同社の松田社長は「それは逆だ」と意に介しません。その真意について、著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット翻訳機『ポケトーク』を生んだ発想法』よりご紹介します。

第15回
上司も部下も「さん」付けを徹底。「フラットな文化」にこだわるソースネクストに20代の役員や30代前半で年収1800万円の女性が普通にいる理由
「ちゃん」「くん」付けや呼びつけは禁止。徹底して「フラットな文化」にソースネクストがこだわっている理由とは? 同社の松田憲幸社長の著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット通訳機ポケトークを生んだ発想法』よりご紹介します。

第16回
「相手のWin」を理解し、「たくさん儲けましょう」とはっきり言う:エンジニア出身で米国でも営業を重ねてきたソースネクスト社長が語る交渉成功のポイント
エンジニア出身で営業経験もなかったソースネクストの松田憲幸社長が、起業ののちアメリカに移住し交渉の実戦を重ねるなかで身に着けた交渉術の肝とは? 松田さんの著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット通訳機ポケトークを生んだ発想法』よりご紹介します。

第15回
30回通ったことも! 粘り強さと臨機応変さが交渉を成功させる:エンジニア出身で米国に移住したソースネクスト社長が交渉の実戦でわかったこと(2)
ソースネクストの松田憲幸社長は、2000年代後半に陥った経営危機の要因を鑑み、自身がアメリカのシリコンバレーに移住することを決断します。それはなぜか?そして、そこでの交渉の実戦でわかったことが、いくつもありました。松田さんの著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット通訳機ポケトークを生んだ発想法』より数回に分けてご紹介していきます。

第14回
西洋人と日本人が好む色はどう違うのか?:グローバルな製品を作るうえで知っておきたいこと
ソースネクストの松田憲幸社長は、経営危機を乗り切った直後からアメリカ・シリコンバレーに移住し、暮らしてみて肌でわかったことが沢山ある、といいます。その中の一つが、西洋人と日本人の色や明るさに対する感じ方。それは、グローバルに展開したい製品サービスづくりには絶対に知っておきたいことでした。松田さんの著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット通訳機ポケトークを生んだ発想法』よりご紹介します。

第13回
対面による面談は有効か?:エンジニア出身で米国に移住したソースネクスト社長が交渉の実戦でわかったこと(1)
ソースネクストの松田憲幸社長は、2000年代後半に陥った経営危機の要因を鑑み、自身がアメリカのシリコンバレーに移住することを決断します。それはなぜか?そして、そこでの交渉の実戦でわかったことが、いくつもありました。松田さんの著書『売れる力 日本一PCソフトを売り、大ヒット通訳機ポケトークを生んだ発想法』より数回に分けてご紹介していきます。

第12回
従来の「ポケトークW」とカメラ翻訳や英会話レッスン機能のついた新型「ポケトークS」はどちらが売れているのか?:ソースネクスト社長の量販店販売に密着!
ソースネクストの松田憲幸社長は、創業当時は毎日のように店頭でみずからソフトウェアを販売していた。今も、年に数回は現場に向かう。そのときどきのお客さまのITへの感度を確かめたり(たとえば、ひと昔前には「Wifi」は年配の方には通じないことが多かったが、今やほとんどの人には説明不要だ)、さらなるブラッシュアップのヒントを得るためである。今回は、12月6日に発売された新型の「ポケトークS」へのお客さまの反応を見ようと家電量販店にやってきた。松田氏の販売員ぶりや、その着眼点に密着した。

第11回
ソフトウェア業界の掟破り「卸との決別」をソースネクストはなぜできたのか?
社長自身が家電量販店の店頭にみずから立って商品を売り、お客さまの動向をみているソースネクストでは創業後、ソフトの取扱量が急増した時期に卸を活用していた時期もあります。しかし、やがて小売店との直接取引に乗り出し、今もその体制を堅持しています。なぜ業界の慣習に逆らって、あえてそうしたのか? 同社の松田憲幸社長に聞きました。

第10回
世界の弱者は、大手と同じ戦略では勝てない!ソースネクストがセキュリティソフトの更新料ゼロに踏み切ったときの勝算
ソースネクストといえば、若い人でも「ウイルスセキュリティZERO」を覚えていらっしゃる方が多いようです。業界慣習として当たり前だったセキュリティソフトの年間更新料を0円にしたきっかけと、実施に至る勝算について、同社の松田憲幸社長に聞きました。

第9回
業界から非難轟轟!数千~数万円はしたPCソフトを1980円均一にする「ソースネクストの乱」を起こした理由
ソースネクストが創業7年目に、当時数千~数万円はしたPCソフトを1980円均一に踏み切った理由とは? 予想通り、業界からは非難が殺到。「ホームの端に立たないよう気をつけろ」と脅されながらも敢行した改革の狙いを、ソースネクストの松田社長に聞きました。

第8回
カッコよさより安心感?! 「Evernote」「Dropbox」などのクラウド商品をなぜ箱に入れて売ったのか?
ソースネクストは「Evernote」「Dropbox」などのクラウド商品をなぜ箱に入れて家電量販店で売ったのか? しかし結果は大ヒット! その秘密に迫ります。

第7回
30-40代男性にドンズバのコンセプトで、累計600万本と大ヒットしたソフト「特打」開発&商品名秘話
1997年にソースネクストが発売したタイピングソフト「特打」は、なぜ累計600万本の大ヒットとなったのか? その開発とネーミングの秘密を聞きました。

第5回
起業直後に累計600万本売れたソフト「驚速」の開発でソースネクストがこだわった点とは?
最近ではAI通訳機「ポケトーク」のほか、昔から「特打」「驚速」などユニークな商品名が多いソースネクスト。起業直後に累計600万本と大ヒットしたソフト「驚速」は、どのような点にこだわって開発されたのか?

第5回
プロダクトだけが国境を越える!AI通訳機「ポケトーク」はソニーの「ウォークマン」のようにグローバル化できるか?
AI通訳機「ポケトーク」は、特に英語に苦手意識のある日本人を第一のお客さまと考えていたところ、実は海外でもかなりの需要が見込めそうです。かつてのソニーの「ウォークマン」のように、「ポケトーク」も海外を席巻できるのか?! 海外展開への思いについて、「ポケトーク」を展開するソースネクストの松田憲幸社長に聞きました。

第4回
アクセルを踏むときには躊躇しない!「ポケトーク」発売元社長が語る「明石家さんまさんにCM出演をお願いした合理的理由」
12/6に発売された新型のAI通訳機「ポケトークS」では、引き続きイメージキャラクターとして明石家さんまさんが起用されています。さんまさんといえば、好感度の高さはもちろんながら、大企業でも躊躇するほど出演料が高額といわれます。それでも躊躇なく出演をお願いしたわけとは? エンジニア出身ながらネーミングやパッケージ、広告の重要性を熟知する、「ポケトーク」開発・製造元のソースネクスト松田憲幸社長に、お客さまの印象に残る広告づくりの極意を聞きました。

第3回
AI通訳機「ポケトーク」は外国からのお客様に応対する小売・サービス・運輸業など法人にも人気! 意外な活用の場とは…?
ソースネクストのような翻訳機は前例がないので、初回は需要予測が非常に難しかったようです。試作品も非常に人気だったけれども、蓋を開けてみなければわかりません。しかし心配をよそに、初号機から爆発的に売れていきました。そして、個人のお客さまはもちろん、法人のお客さまには幅広い業種で活用されています。その意外な例とは…?

第2回
なぜAI通訳機ポケトークは、スマホアプリでなく専用端末にこだわったのか?
大人気のAI通訳機「ポケトーク」を開発・販売するソースネクストの松田憲幸社長が翻訳機のプロジェクトを立ち上げた18年前、それは非現実的な目標であり、社内でも反対を受けました。しかも、英語を学習するソフトも販売しているソースネクストは、語学学習がいらなくなる翻訳機と、語学学習ソフトの販売を両方行ってきました。いかなる理屈で組織が納得し、両立できているのでしょうか? また、なぜAI通訳機「ポケトーク」はスマートフォンのアプリでなく、専用機として開発したのか? ソースネクスト松田社長に聞いていきます。
