『週刊ダイヤモンド』6月13日号の第1特集は、「銀行vsコロナ倒産」です。実体経済に深刻な打撃を与えている新型コロナウイルスの感染拡大は、銀行の経営にも波及するのでしょうか。銀行には企業から貸し出し要請が殺到していますが、融資先が苦境に陥れば銀行も無傷では済みません。銀行に潜むリスクと共に、融資先企業の将来をランキングも用いて多面的に検証しました。

銀行に殺到する融資要請
「新常態」で生き残る企業はどこだ

銀行融資先危険度ランキング
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 緊急事態宣言は解除されたが、経済が新型コロナウイルスのまん延前に戻るかどうかは不透明だ。感染拡大の第2波、第3波が予想されており、どのように終息するか誰にも分からない不気味さがある。外出自粛の流れが続き、これまでの消費や生産活動が大きく変わるニューノーマル(新常態)の世界が到来する。

「封鎖」と「自粛」の連鎖が世界中の消費を蒸発させ、窮した経営者が銀行に列を成している。銀行はコロナ危機の最前線の現場なのだ。銀行融資先危険度ランキングは、新常態への変化を意識して業績、資金繰り、資金調達、固定費・人件費の四つの考え方に基づき設計した。九つの視点があり、表でそれぞれの上位5社を示した。