銀行再編の黒幕#2
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地銀の数が多過ぎる――。だとすれば、オーバーバンキングが故に生き残れない銀行は一体どこか。特集『銀行再編の黒幕』(全16回)の#2では、金融庁の有識者会議の報告書を基に、生き残れる地銀33行、生き残れない地銀67行を独自査定した。(ダイヤモンド編集部 清水理裕)

生存可能?不可能?
都道府県別で見た!生き残れる地銀ランキング

 金融庁の有識者会議が2018年にまとめた地方銀行に関する報告書では、県内1行単独になっても23県は「不採算地域」と明記された。1行単独なら生き残れるのは13道府県、2行でも存続可能なのは10府県にとどまる(東京都は対象外)。

 この結果は、将来の人口減を前提に各地域の本業収益が1行分または2行分の営業経費を上回るかを試算したもの。ダイヤモンド編集部は報告書を前提に、地域別の営業利益(投資信託解約益を除くコア業務純益)ランキングを作成し、具体的にどの地銀が各地域の生き残り枠に入れるかを判定した。

 例えば、次ページの北海道を見てみよう。生き残り枠は一つだが、1位の北洋銀行と2位の北海道銀行は営業利益が拮抗している。こういう場合は健全性、効率性、規模を測る各指標も併せて載せた「完全版ランキング」をクリックして見ていただきたい。

 なお、#5『青森銀・みちのく銀の経営統合観測で熱視線、「北東北大連合」の現実味』、#15 『ふくおかFGが歩むスーパー地銀の覇道、九州地銀は「三国時代」へ』で、東北と九州の生き残りランキングを示した。

 都道府県別の結果と少しズレがあるが、東北と九州のエリア内で各行が越境融資を強化している現実を考慮した。両エリアにおける貸出金は県外を含む金額なので、域内貸出金と比較されたい。