作って、見て、食べて楽しむお菓子の家
クリスマスシーズンになるとショーウインドーやショッピングセンターなどに現れ、冬の風物詩となっているヘクセンハウス。ドイツ語で「魔女の家」を意味するように、あの有名なグリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』に登場する“お菓子の家”を模して作られるようになったミニチュアサイズの食べられる家のことです。1812年に『グリム童話集』が出版されたのを機にドイツで広まり、今では欧米を中心に世界の多くの人々に親しまれています。
ドイツ語圏ではレープクーヘンハウス、英語圏ではジンジャーブレッドハウスとも呼ばれるように、お菓子の家の土台となっているのはクリスマスシーズンによく食べられるレープクーヘン(ドライフルーツ、ナッツ、スパイスで作るドイツのクッキー)やジンジャーブレッド(ジンジャー入りのクッキー)。表面にはアイシングなどが施され、チョコレートやキャンディ、グミなど、さまざまなお菓子がパーツとなって屋根や窓などを作り出しています。