SNSで大人気のPoche(ポッシュ)さんは、人間関係、親子問題、アダルトチルドレン(AC)専門のカウンセラーです。そんなPocheさんのもとには日々、さまざまな人たちからの切実な悩める声が寄せられています。
ここではそんなPocheさんの最新刊『悪いのは、あなたじゃない』から再構成してお届けします。
本書では実際のカウンセリング事例の数々をもとに、実は意外なところに存在していた悩みの原因をつきとめ、解決へと導いていくプロセスを紹介しています。
他の人にはなかなか理解してもらえなかったり、相談しにくい悩みを抱えて、すべては自分のせい、自分を責めるしかない、と思い込んできた人に、今より少しラクに生きられるようになるヒントを紹介します。

怒りの感情を抑えられず©Poche

怒りを抑えられず
爆発してしまう…

 どんな人でも生きていれば、怒りの感情が爆発することがあります。

 我慢ばかりしてきた人が「これ以上は我慢できない」と限界に達して怒りが出ることもあれば、自分の感情を押し殺して何かに耐え続けていた人が「これ以上は耐えられない」というふうに感情があふれ出ることもあります。

 我慢したものが多ければ多いほど、耐えた期間が長ければ長いほど、抑え込んだ感情が強ければ強いほど、怒りの感情は大きくなるのです。

怒りが爆発する2パターン

 怒りの感情が爆発するパターンは、大きく分けて2つあります。

 1つめは、自分より弱い立場の人に怒りの感情が爆発するケース。

 自分にそれほど大きな影響を与えない人に対して、強い怒りが出ます。
 自分より強い立場の人への我慢、さらには身近な人に言えない気持ちや抑え込んだものが、自分を攻撃しない他者に向いているような状態です。

 怖い上司には我慢をして、その分、おとなしい部下に強くあたってしまうようなイメージです。

 2つめは、家族や恋人、友達など、身近な人に怒りが爆発するケース。

 いろいろな人に気を使っていたり、どう思われるかが気になって他人に自分の意見を言えないなど、長年のストレスの蓄積が怒りとなって身近な人に向いてしまいます。

 自分が信頼している人や自分を傷つけない優しい人、もしくは自分を受け入れてほしいと思う相手に対して怒りが爆発しやすいのが特徴です。

 この2つめのパターンについて、実際にあった相談事例をご紹介します。