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第69回
東日本大震災の被災地では医療費を免除する特別措置が取られてきた。その後おおむね医療費の無料化は打ち切られたが、生活再建のめどが立たない人も多いため、ここにきて医療費の免除措置を復活させる県も出てきた。
第190回
輸入型のはしかが流行の兆し 渡航前に2回目のワクチンを
はしかが流行の兆しを見せている。国立感染症研究所によると、患者数は年明けからたった5週間で、昨年の4分の1を超えた。はしかの流行時期は春先から夏にかけて。これからが流行本番だ。
第189回
なめる薬をナメてはいけません スギ花粉減感作療法はじっくりと
昨年12月に製薬企業のサノフィが実施した調査では、花粉症患者の66%が治療に何らかの不満を持っているようだ。興味深いのは「治らないので、半分諦めて治療している」人が、治療満足群34%に対し、不満群では64%に達したこと。
第67回
先日、A医師が開業しているクリニックに、B生命保険の調査員が面談にやってきて、こんなことを尋ねられた。「先生のクリニックで診察を受けていた患者のCさんから、給付金の請求があったのですが、告知義務違反が疑われるんです。初診日はいつでしたか?」
第184回
少子対策にスポーツの熱狂?2020年前後の出生率上昇に期待
先週に続き、「英国医学雑誌(BMJ)」の2013年クリスマス特別号に掲載されたユニークな1本を。少子化で深刻さを増す日本社会に一筋の光明をもたらす、かもしれない。
第66回
Aさん夫婦には、現在、小学校6年と3年の女の子がいる。長女が今年4月に中学生になるのに合わせて、神奈川県横浜市にマンションを購入。昨年12月に、東京都千代田区から引っ越してきた。区役所で転居手続きをして驚いたのが、子どもの医療費助成制度の違いだ。
第4回
なかなか治らない体の不調、もしかしたらついつい飲んでしまう「アレ」が原因かも!?
これまで、体の不調と冷えの関係性についてご紹介してきましたが、不調改善のためについつい飲んでしまう「アレ」にも、体を冷やす可能性があることをご存じでしょうか。つまり、体のためにとせっせと飲んでいるあるものが、実は体の不調の原因になってしまっている可能性もあるのです。
第65回
定期的にクリニックに通って診察を受けているAさんには、最近どうも解せないことがある。これまでに4回受診したが、明細書に書かれた「初・再診料」の項目には1回目は270点、2回目は121点、3回目は69点、4回目は122点とばらつきがあるのだ。
第64回
今国会で強行採決されたのは特定秘密保護法だけではない。大資本を優遇し、庶民の切り捨てと見られる法律が数多く成立したが、医療や介護分野でも健康の自己責任が追及される「社会保障改革のプログラム法」が、12月5日の夜に参議院本会議で可決されている。
第177回
良心も日内変動するようだ 疑惑は朝に問いただすこと
日内変動、という言葉がある。体温や血圧、病気の症状が1日の中で時間とともに変化することを指す。例えば、体温は明け方から上昇し始め、昼から夕方にかけて高めに維持された後、入眠準備のため徐々に下がっていく。
第63回
TPP交渉の雲行きが怪しくなっている。日本は農産品5項目の関税維持を死守できなければ政権の存亡にもかかわりかねないため、アメリカの要求に一歩も譲らない構えだ。そこで農業などを守る代わりに、バーターとして差し出される可能性があるのが医療分野だ。
第176回
ついでに心臓の健康も?インフルエンザワクチンの効用
インフルエンザシーズン突入である。集団感染の報告もぽつぽつ出てきた。ただ一般にインフルエンザの流行は1月上旬~3月上旬が中心。ワクチン接種の効果が出るまでには2~3週間必要なので、12月中旬までに予防接種を受けるといい。効果は5カ月ほど持続する。
第62回
筆者は健康保険空洞化の危険性を指摘してきたが、「TPPに参加すれば、混合診療が全面解禁され、国民皆保険が崩壊する」という最悪の事態を煽る報道には、いささかの疑念を持っている。TPPが発効すると、本当に混合診療は全面解禁されてしまうのか。
第173回
抗がん剤の延命効果を超える?がんの特効薬は配偶者、かも
先日、米ハーバード大学の研究グループによる調査結果が、がん専門誌(オンライン版)に載った。配偶者の有無によって、死亡率や治療に差が生じるか? という興味深いもの。果たしてその結果は……。
第61回
難病対策はこれまで根拠法がなく予算措置もあいまいだったが、「社会保障制度改革国民会議」で対策推進が明示され、9月から厚労省でも審議が再開された。だが、見直し案で提示された医療費助成は、難病患者にとっては厳しいものとなった。
第172回
PCI後はキチンと服薬を 自己判断の中止は大きなリスク
目先を変えて「二次予防」に関するデータを一つ。二次予防とは、すでに発症している病気の早期発見や重症化、合併症の予防を指す言葉。例えば、急性心筋梗塞から生還した後に処方される「血液サラサラ」薬も二次予防が目的だ。
第60回
公的な年金制度に備わっているのは老後の保障だけではない。加入者が死亡した場合に残された家族に給付される「遺族年金」、病気やケガをして心身に障害が残った場合に給付される「障害年金」も備わっている。これらは、若い世代にとっても重要な保障だ。
第170回
衛生的な都市化がリスク?アルツハイマーは先進国病か
衛生的な高所得国という環境はアルツハイマー病(AD)の発症リスクになる──。先月、英国の公衆衛生学専門誌にこんな研究報告が載った。ケンブリッジ大学の研究から。
第59回
病気やケガをして医療機関の窓口で自己負担したお金が一定額を超えると払い戻しを受けられる制度「高額療養費」の大幅な見直しが検討されている。この見直しは、私たちの暮らしのどのような影響を与えるか。
第168回
AGA治療薬で前立腺がん予防?ただし、高悪性度の病変は上昇
医師処方の男性型脱毛症(AGA)治療薬の「フィナステリド」。男性ホルモンを、毛根を弱らせるジヒドロテストテロンへと変換する酵素の働きを阻害する薬だ。薄毛予防ばかりか前立腺がんの発症予防効果もあるらしい。