みわよしこ

フリーランス・ライター
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら
喘ぐ人々に生活保護の申請を躊躇させる「家族への扶養照会」という悪習
みわよしこ
コロナ禍で生活困窮者が増える中、生活保護を申請できるにもかかわらず、積極的になれない人は少なくない。そこには、家族に知られてしまうことへの抵抗感がハードルになっている現状がある。生活保護を役所に申請すると、家族への扶養照会が行われるからだ。
喘ぐ人々に生活保護の申請を躊躇させる「家族への扶養照会」という悪習
「大雪地獄」に生きる生活保護世帯、凍死か餓死かの極限状態から救えるか
みわよしこ
今年は、新型コロナに対する緊急事態宣言に加え、全国的な寒冷と日本海側を中心とした大雪で始まった。寒冷や豪雪に襲われる地域に住む生活保護世帯は、暖房費を節約しようにもできず、悲鳴を上げている。極限状態ともいえるその生活実態と、打つべき対策とは。
「大雪地獄」に生きる生活保護世帯、凍死か餓死かの極限状態から救えるか
コロナの年末年始、「大人食堂」「フミダン」支援で命を繋いだ困窮者の実態
みわよしこ
コロナ禍の中、2020年から2021年にかけての年末年始には、生活に困窮した人々を支える多様な活動が全国で行われた。食事配布イベント「年越し大人食堂」や生活保護申請の支援サービス「フミダン」の利用状況はどうだったのか。生活困窮者の実態に迫る。
コロナの年末年始、「大人食堂」「フミダン」支援で命を繋いだ困窮者の実態
生活困窮者支援にがぜん前向きになった、厚労省の不思議と本気度
みわよしこ
コロナ禍の生活困窮者にとって、行政のサポートを受けられない厳しい年末年始の時期がやって来た。しかし例年と違うのは、厚労省が生活保護の申請や利用に関して、本気で情報発信を行っていることだ。給付抑制の「水際作戦」から打って変わり、何が起きたのか。
生活困窮者支援にがぜん前向きになった、厚労省の不思議と本気度
生活保護の申請をよしとしない役所の「水際作戦」に、立ち向かう手立て
みわよしこ
一般社団法人・つくろい東京ファンドは、生活保護申請を支援するウェブサービス「フミダン」の運用を開始した。なぜ、このようなサービスが必要となるのだろうか。その背景にあるのは、あの手この手で申請を抑制しようとする役所の、いわゆる「水際作戦」だ。
生活保護の申請をよしとしない役所の「水際作戦」に、立ち向かう手立て
渋谷ホームレス女性殺害事件に思う、「他人」を排除したがる私たちの病理
みわよしこ
渋谷区で野宿をしていた60代のホームレス女性が、46歳の男性に撲殺された。この事件は決して他人事ではない。私たちは誰でも、自分たちの安心安全のために誰かを排除したいという「ホンネ」を暴走させかねない。過ちを繰り返さないために、どうしたらいいのか。
渋谷ホームレス女性殺害事件に思う、「他人」を排除したがる私たちの病理
コロナ禍の住居喪失リスク、命綱の「借り上げビジホ」が利用されにくいワケ
みわよしこ
コロナ禍で春先から始まった住居確保給付金が、年末年始にかけて期限切れを迎える。それにより、住居喪失リスクを負う人々が続出しそうだ。東京都は春に続いて借り上げビジネスホテルの用意に奔走しているが、本当に支援が必要な人にその情報は届いているのか。
コロナ禍の住居喪失リスク、命綱の「借り上げビジホ」が利用されにくいワケ
ごみ袋や水道料金で貧困家庭を痛めつける自治体の事情
みわよしこ
今年9月、東京都下のある自治体では、指定の可燃ごみ袋の容量が突然半分へと減った。ごみ収集を有料化している自治体では、これは実質的な費用増に繋がる。生活保護などで暮らす貧困世帯にとっては、小さくない打撃だ。自治体の弱者保護の姿勢はどうなっているのか。
ごみ袋や水道料金で貧困家庭を痛めつける自治体の事情
コロナの冬に「住居喪失リスク第3波」が到来!支援の手は届くのか
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新型コロナ感染症拡大の「第3波」と前後して、コロナ禍による住居喪失リスクの「第3波」が迫っている。3月から4月にかけて住居確保給付金を利用し始めた人々が、12月から2021年1月にかけて期限切れを迎えるリスクだ。路頭に迷う生活困窮者に支援の手は届くのか。
コロナの冬に「住居喪失リスク第3波」が到来!支援の手は届くのか
トランプ政治に虐げられた「生きづらい人々」が振り返る、暗黒の4年間
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米国大統領選挙の結果は、バイデン候補の勝利で決着しそうだ。トランプ政権の4年間は、生活困窮者や障害者など、生きづらい状況に置かれている人々の生きづらさをさらに増やす政策が多かった。いま「暗黒の4年間」を振り返ると共に、新しい希望を見つめよう。
トランプ政治に虐げられた「生きづらい人々」が振り返る、暗黒の4年間
大阪都構想が生活保護を置き去りにして突き進む「危険なバクチ」
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11月1日、大阪府で「大阪都構想」の賛否に関する住民投票が行われる。実はこの都構想、生活保護に注目すると、少なからぬ課題がありそうだ。そもそも大阪市が新特別区に分割されても、生活保護や困窮者施策の先行きについて、何も具体的に示されていないのだ。
大阪都構想が生活保護を置き去りにして突き進む「危険なバクチ」
「心の逃げ道」を喪失したホームレスたち、コロナ禍の炊き出しで見た実像
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東京・池袋を中心に定期的に行われる非営利法人の炊き出しには、ホームレスたちが集まる。中でも深刻なのは、「こころの相談」に訪れる人たちだ。メンタルヘルスに関する課題を抱えた人々は、医療に傷つけられた経験を持つ人が多い。彼らを間近で見続ける医師が語る。
「心の逃げ道」を喪失したホームレスたち、コロナ禍の炊き出しで見た実像
いしだ壱成さんは、本当に生活保護を「不正受給」したのか
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『週刊文春』で、俳優のいしだ壱さんが生活保護を不正受給していたことが報道された。「あの人気俳優がなぜ?」と驚く人も多いだろうが、そもそもいしださんは本当に不正受給をしたのだろうか。実は、生活保護の不正受給については、世間に基本的な誤解がある。
いしだ壱成さんは、本当に生活保護を「不正受給」したのか
「冬だけ生活保護でサバイバル」を認める、北海道の柔軟な公助の仕組み
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北海道でコロナ禍の打撃を受けた人々には、北海道ならではの公的制度の蓄積がある。その一例は、「冬だけ生活保護」というスタイルだ。また、北海道独自の制度である「薪炭費特別基準」も存在する。柔軟な公助の在り方として、学ぶべきことは多いのだ。
「冬だけ生活保護でサバイバル」を認める、北海道の柔軟な公助の仕組み
コロナ禍に喘ぐ外国人留学生、住居費支援に迫る期限切れと世間の冷たい風
みわよしこ
終わりの見えないコロナ禍の中で、春以降、生活困窮者自立支援法の「住居確保給付金」が広く利用された。しかし今、「最長9ヵ月」の期限と厳冬が、同時に迫りつつある。最も生活の危機に晒されるのは、日本に滞在している外国人の留学生や労働者たちである。
コロナ禍に喘ぐ外国人留学生、住居費支援に迫る期限切れと世間の冷たい風
竹中平蔵氏の提唱するベーシックインカムは、どこが「亡国の政策」なのか
みわよしこ
経済学者・竹中平蔵氏がテレビ番組で「ベーシックインカム」論を提唱し、にわかに議論が盛り上がっている。ベーシックインカムは、実現可能性、効果、持続可能性といったあらゆる観点から考察しても「亡国の制度」と言うしかない。その理由とは何だろうか。
竹中平蔵氏の提唱するベーシックインカムは、どこが「亡国の政策」なのか
14歳でホームレス支援へ、川口加奈が問い続ける「何度でもやり直せる社会」
みわよしこ
認定NPO法人Homedoor代表の川口加奈さんは、ホームレス支援の中で異彩を放っている。中学生だった14歳のころからホームレス問題に取り組み続けた。人がホームレスになる理由は自己責任ではない。彼女が問い続ける「何度でもやり直せる社会」とは。
14歳でホームレス支援へ、川口加奈が問い続ける「何度でもやり直せる社会」
安倍内閣が「子どもの貧困」を解消しようとしなかった残念な真実
みわよしこ
7年8ヵ月にわたる長期政権となった2度目の安倍内閣で、子どもの貧困問題はどのように変化しただろうか。日本全体の相対的貧困率、子どもの貧困率、一人親世帯の貧困率を時系列で比較すると、大きな改善は見られない。なぜ、貧困は解消されなかったのだろうか。
安倍内閣が「子どもの貧困」を解消しようとしなかった残念な真実
第5次男女共同参画計画の貧困解消策が「絵に描いた餅」に終わりそうな理由
みわよしこ
内閣府は「第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)」を公開し、パブリックコメントを募集している。「男女共同参画」の内容は幅広いが、気になるのは、生活保護をはじめ現金給付に関する記述がほとんど見当たらないことだ。
第5次男女共同参画計画の貧困解消策が「絵に描いた餅」に終わりそうな理由
酷暑をエアコンなしで生き抜く低所得層に、差し伸べられない「救いの手」
みわよしこ
猛暑が続き、熱中症による救急搬送が急増している。そんな中、窮地に立たされているのが、エアコンを買えずに暑さを耐え忍ぶ低所得層だ。公費でエアコンを買える道もあるが、まだ制度が徹底されていない。日本が唱える「健康で文化的な生活」は、どこへいったのか。
酷暑をエアコンなしで生き抜く低所得層に、差し伸べられない「救いの手」
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