窪田順生
日本の未来を憂える2人の著名経営者が「移民」をめぐって論戦を繰り広げた。ユニクロ柳井正 vs 前澤友作。「日本人は滅びる」論争で露呈したのは、戦前から変わらない「日本人の偏狭さ」でした。

パリ五輪の卓球女子シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手が炎上している。擁護の声が続出しているが、危機管理の専門家は「五輪選手としてはアウト」だと言う。

政府が「南海トラフ巨大地震」と「首都直下型地震」の危機を煽るのはなぜか。背景に「巨大地震で滅んだ江戸幕府」という歴史の教訓があった。

「あまりに短絡的だ!もはや開発じゃなく環境保護の時代だろ」と批判する人が知らない「国立公園に高級ホテル誘致」の本当のメリットとは。

2年で約230店舗という驚異的なペースで出店を続ける「鰻の成瀬」。誰も気づいてない“本当の強み”とは?客の本音を捉えた独自戦略を分析する。

《五輪辞退問題》宮田笙子選手を“許してあげられない日本人”は義務教育の成果か、それとも…
著名人がSNSで擁護論を展開するも世論は完全無視。「辞退は当然」との意見が目立つ。分断の原因を「教育」や「組織」という観点で大胆に分析した。

蓮舫批判は「理不尽ないじめ」なのか?国民が抱いた“モヤモヤ”の正体
蓮舫批判は「理不尽ないじめ」なのか? 被害者意識を肥大させる蓮舫氏が知るよしもない「政治家として大化けのチャンス」とは?

安倍元首相銃撃から2年たっても変われない日本、「暴力の狂気」への同情はいつ消え去るのか?
安倍晋三元首相が亡くなって2年が経過した。この間の唯一と言える教訓は、「権力者を殺しても日本社会はなにひとつ変わらない」という現実を思い知らされたことだろう。当時何かと批判を浴びることが多かった安倍氏に対し、狙撃した犯人に同情する風潮も一部に見られた。そして、そうした風潮はいまだに残っているように思える。「暴力の狂気」への同情は、いつになったら消え去るのだろうか。

能登半島地震の避難者はなぜ減らない?地震大国ニッポンの復興を遅らせる「最悪の逃げ口実」とは
発生から半年が経過した能登半島地震において、石川県内の避難者数が7月1日時点でなんといまだに2086人もいるという。先進国の中では、被災者がこのような形で半年も紛争地の難民のような生活を強いられる状況は、かなり珍しい。「地震大国」と呼ばれる日本で、なぜこのような状況が起きているのか。背景にはノウハウ不足だけでなく、日本人の精神性に関わる根深い問題がある。

日本の競争力がヤバい水準まで低下、企業のビジネスを棄損する「昭和な謎ルール」の元凶とは
国際経営開発研究所が発表する「世界競争力ランキング」の2024年版において、日本は67カ国中38位と昨年から3つ順位を下げ、過去最低を更新した。なぜ、日本だけがこれほど「地盤沈下」しているのか。それは、ビジネスの効率性が足を引っ張っているからだ。日本企業の組織で仕事を進めようとすると、膨大な「ブルシット・ジョブ」(クソどうでもいい仕事)に苛まれる。その背景に横たわる元凶は、実は一筋縄では解消できないほど根が深い。

ステーキから焼き鳥まで…仁義なき「パクり文化」の外食産業が、閉店ラッシュに見舞われる当然の理由
日本の外食産業では、いたるところで「閉店ラッシュ」が発生している。しかしその原因は、日本経済がどうのとか、政治が悪いとかいう話とは、ほとんど関係ない。日本に古くから根付いている「パクり文化」がその元凶なのだ。日本人はそろそろ自国経済の新しいあり方を見直すべきではないだろうか。

なぜ日本は外国人観光客にナメられるのか?「おもてなしは文化」というウソの自業自得
外国人観光客の迷惑トラブルが毎日のように報じられている。ここまで外国人観光客がハメを外すのは、日本人がナメられているからだ。日本の観光業が使う「おもてなし」というキャッチフレーズに、その元凶がある。そもそも日本には、「おもてなし」などという文化は伝統的に存在しなかったのである。

靖国神社の「放尿テロ」をマスコミが頑なに「落書き事件」と矮小化する、あまりにもセコい理由
東京・靖国神社の石柱に中国人ユーチューバーが「toilet」(トイレ)とスプレーで落書きし、大騒動となっている。実はその前にこの男性は「放尿」をしているのだが、マスコミのほとんどはこの一件を「落書き事件」としか報じていない。「放尿テロ」ともいうべき犯罪になぜ目をつぶっているのか。驚くなかれ、その背景には日本のマスコミのあまりにもセコい習性があるのだ。

「ネサラゲサラ」都知事選で飛び出した謎の公約は陰謀論の一種?呪文のように人々の心に刺さったワケ
先日、SNSで一部の人たちが呪文のような「ネサラゲサラ」というワードに色めきたった。東京都知事選挙の未来党の候補者の口から、「ゲサラ」という言葉が飛び出したからだ。この「ゲサラ」、政策としての中身もかなりユニークだが、「ネサラ」という言葉とセットで語られ、注目されている。陰謀論の一種として捉えられる「ネサラゲサラ」が社会の表に出てきたことが意味するものとは何か。

上川外相「うまずして」発言叩きでマスコミにブーメラン!「自民党失言対策マニュアル」製作者が警鐘
上川陽子外務大臣が静岡県知事選の応援演説中、支持者に対して呼びかけた「うまずして」発言が大炎上している。マスコミの報道姿勢を考えると、そもそもこの発言はわきが甘すぎたと言える。何がそれほどマズかったのか、「自民党失言対策マニュアル」を製作した当事者が教訓を語る。一方、上川発言を叩いているマスコミ自身も、思わぬしっぺ返しを受けるかもしれない。

韓国での「出稼ぎ売春」摘発、安くて貧しい国・ニッポンの女性たちを待ち受ける過酷な未来
韓国で日本人女性の組織売春が摘発された。今や我々は、韓国から「下」に見られるところまで転落している。「賃金の安さ」といい、ここまでわかりやすく国が衰退すると、あらゆる日本人が過酷な未来に直面するだろう。

日本の「報道の自由度」は70位でコンゴ共和国以下!マスコミを萎縮させる諸悪の根源とは
「報道の自由度ランキング」で、日本が「70位」になったことに不満を爆発させる人が続出している。一方、法律で国家元首に対する侮辱や、公共の場での悪意ある発言を禁じているコンゴは69位だった。そんなコンゴよりも日本は「報道の自由がない」と評価されるのには、それなりの根拠がある。

政府の「ワクチンデマ潰し」「反ワクの徹底排除」がとんでもない悲劇を招くワケ
国が、ワクチンに関するデマやフェイクニュースの「対策」に本格的に乗り出した。そう聞くと、「素晴らしいじゃないか!」と拍手喝采の人も少なくないかもしれないが、個人的には「ひどい悪手」という印象しかない。「国家権力が個人の言論を握りつぶしている」という民主主義的に最悪なことをしているからだ。

「いなば食品祭り」明日は我が身?社員のリークが止まらない“ダダ漏れ企業”の教訓
「CIAOちゅ〜る」で知られる、いなば食品の社内情報の“タダ漏れ”が止まらない。現役社員たちが経営一族の横暴な振る舞いや、社内の「謎ルール」をメディアやインフルエンサーにリークしたことによって、「企業体質」へと問題が拡大してしまったのだ。

「ママチャリの人」がSNSで大炎上!木下優樹菜さん騒動にも共通する“イジリ倒し”の背景
先日、ドライブレコーダーに映った「ママチャリの人」が炎上した。今回の特徴としては「動画がAIでイジり倒されている」ということ。なぜ彼女はいじり倒されなくてはいけないのか考えると、そこ裏の背景にはあるイメージがあるのではないか。
