窪田順生
旧統一教会への解散請求…「次の標的はホストクラブ」をデタラメと笑えない理由
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対する解散命令請求がいよいよ出される見込みだというが、日本社会にさまざま災いと混乱を生み出す「パンドラの箱」になってしまう恐れもある。

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「毎日新聞」が9月に実施した世論調査で、旧統一教会への解散命令請求に賛成する人は86%に上った。大多数が万歳三唱で歓迎する「正義の裁き」というわけだが、思わぬ落とし穴もある。

「売国奴」「国賊」…ロシア渡航の鈴木宗男議員を袋叩きする日本人の平和ボケ
ロシアに行って、ルデンコ外務次官と会談をした鈴木宗男・参議院議員に対して、愛国心あふれる人々の怒りが爆発している。しかし、筆者としては、鈴木氏の「個人外交」は悪くないと思っている。また、国会議員だからこそ、ロシアのような国に行くべきだとも考えている。なぜか。

手のひら返しの「ジャニーズ叩き」を叩かれる!マスコミは日本人の醜い部分を映す鏡だ
マスコミの「ジャニーズ叩き」が叩かれている。しかし、そもそもマスコミは「手のひら返し」をするのが当たり前なのだ。戦前・戦中の「黒歴史」を振り返れば、今の姿につながる。

ドラマ「VIVANT」の裏に極秘任務!?最終回の役所広司のセリフに漂うきな臭さを“考察”
ネットやSNSでさまざまな「考察」で大盛り上がりしたTBSの日曜劇場『VIVANT』が最終回を迎えた。役所広司さん演じるテロ組織の指導者、ノゴーン・ベキのあるせりふに、筆者はある疑念を抱いた。

テレビ局は「ジャニーズ離れ」完全スルー!“解体的出直し”はマスコミにも必要だ
有名企業がジャニーズ事務所所属タレントの広告起用の契約更新をしないと続々と表明しているのに、テレビ局だけは「沈黙」を続けているのはなぜか。筆者はテレビ業界の人々が「二つのムラ社会」にどっぷり浸かりすぎてしまったことが大きいと思っている。

旧統一教会の解散請求秒読みで「第2の過払い金バブル」が来る!寄付金・献金が標的に
「過払い金バブル」が、今度は宗教団体をターゲットにして「再現」される可能性がある。なぜそんなことが言えるのかというと、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への解散請求がいよいよ秒読みになってきたからだ。

ジャニー喜多川氏の「性嗜好異常」認定は、ジャニーズ事務所への“死刑宣告”だ
ジュリー社長が辞任を決断したのは「性加害」の認定に加えて、自社のビジネスモデルを全否定するようなことまで認定されてしまったことが大きいと思っている。それは何かというと、ジャニー氏の「性嗜好異常」だ。

DJ SODAさんに「反日当たり屋」「露出が悪い」と叫ぶほど、日本の国益が損なわれるワケ
韓国出身のDJ SODAさんの胸を触った20歳の大学生と会社員は「軽い気持ちでやってしまった」などと謝罪をした。このような加害者からの「全面謝罪」を聞くと、恥ずかしさで耳が真っ赤になっている「愛国者」も多いはずだ。というのも愛国心あふれる人たちの溜飲を下げるような「解説」が広まっていたからだ。

山田養蜂場“わいせつ”専務、ビッグモーター“独裁”副社長…なぜ今「世襲の不祥事」目立つ?
山田養蜂場の専務かつ創業者の孫が逮捕された一件で、世間は衝撃を受けている。しかし、ビッグモーターの前副社長や岸田文雄首相の息子といい、御曹司の不祥事が相次いでいる。「なぜ最近こういう愚かな世襲がたくさん出てきているのだ、もしかして日本が劣化しているのではないか」と不安になる人も多いだろうが、背景を探ってみた。

ジャニーズ性加害問題、「国連が動いたからには…」と期待しても失望が待つ理由
ジャニーズ性加害問題で国連が動いた。「これでマスコミとジャニーズ事務所の腐敗した構造が明らかになるぞ」と淡い期待を抱く方も多いだろう。だが、残念ながら、そういう核心的な話になる可能性は低い。国連などから指摘を受けて、マスコミがキャンペーンを始めたとか、調査報道をするということはほとんどないからだ。

「ガッカリだ!」スシローとペロペロ少年の和解に失望の声が続出…それでも“英断”だったと言い切れるワケ
大手回転ずしチェーン・スシローのしょうゆ差しを舐めた、いわゆる「ペロペロ少年」とスシローが「和解」したという。厳しい対応を求めていた人たちからすれば、「裏切られた」となるのもしょうがない。しかし、筆者は今回の和解はスシローの「英断」だった、と評価している。

ビッグモーター前社長の他人事発言が、東京裁判「元陸軍大将の釈明」と重なる理由
ビッグモーターの兼重前社長の会見での発言に批判が殺到しているが、彼のような言いは決して珍しくない。これは日本企業に共通する「釈明パターン」なのだ。一体なぜか。

「誹謗中傷大国ニッポン」ゆがんだ正義を振りかざす日本人がいなくならない理由
「誹謗中傷もうやめよう」といった呼びかけが今広がっているが、日本からそれが消えることはないだろう。日本での「誹謗中傷」の多さは日本人が100年以上受けてきた「教育」の弊害ではないだろうか。

「国際勝共連合」を独自に取材した成果をまとめたドキュメンタリー作品を作った。筆者がこういう取材を始めたのは、「既存の旧統一教会報道が特定の情報源に基づいている偏った話なので、多様性の観点から、異なる視点の情報を提供したい」ということに尽きる。

喫煙者に対する不寛容さは増すばかりで、大企業でもたばこ休憩の禁止が進んでいる。たばこ臭い息は鼻をつまみたくなるという非喫煙者も多いが、実は喫煙者の“臭い息”はたばこのせいだけとも限らない。それは「歯周病」である。

広末涼子さん夫のキャンドル・ジュンさんは会見後、好感度を上げたが、暴行と不倫疑惑という「特大ブーメラン」を受けた。この出来事は、不祥事を起こした企業の経営層や危機管理担当者にとって参考になる。

「子どもを守る」「広末さんは最高の母親だと言いたい」という目的のために行われたはずのキャンドルジュンさんの記者会見。危機管理的には「失敗」だと言わざるを得ない。

ジャニー喜多川氏による性加害問題は、これまで数多く訴えられてきた「わいせつ教員」による性犯罪と共通点が多い。エンタメ界の重鎮と聖職者という一見すると、まったく住む世界の異なる両者の性犯罪スタイルがなぜこうも似通っているのか。

今や世は、空前の「レトロブーム」らしい。最近もマクドナルドが平成に発売したハンバーガーを復刻した「平成バーガー大復活」のCMが話題になった。この現象が何やら一過性のトレンドのように誤解させられているが、正確には「昭和・平成レトロブーム」なんてものは存在せず、日本人はこの30年間ずっと「レトロ消費」を続けているという状況なのだ。なぜか。
