窪田順生
池田大作氏ヨイショで炎上!旧統一教会をつぶす岸田首相は「創価学会」につぶされる
創価学会の池田大作名誉会長が亡くなったことを受けて、岸田文雄首相がSNSに投稿をした哀悼コメントが「政教分離はどこいった?」と炎上している。自民党は、さまざまな宗教団体の支援を取り付けて、“政教分離”をなあなあにすることで大きくなってきた政党なので、どこかの宗教を切ればそのロジックがそのまま特大ブーメランになって致命傷になることは分かりきっていた。

宝塚「いじめ・パワハラ確認できず」の調査結果になるのは“女の軍隊”だからだ
パワハラではなくて上級生からの指導――。そんな宝塚歌劇団の説明が大炎上している。宝塚という組織の性格を考慮すれば、この程度の「ゆるい内部調査」で明らかになるわけがないのだ。なぜそんなことが断言できるのかというと、宝塚歌劇団は「女の軍隊」だからだ。

「自衛隊員が報道陣に中指立てた」事実と判明してもマスコミの“偏向報道”と感じるワケ
「自衛隊員が報道陣に向かって中指を立てた」とテレビが報じて、ネット上ではさまざまな意見が噴出したが、個人的にはこれは「偏向報道」と叩かれてしまってもしょうがないケースだと思っている。今回、中指を立てられたのが「マスコミ」だからだ。

岸田首相、ここは「やけくそ消費減税」で歴史に名を残すのはどうでしょう?
「消費税減税」についての議論が活発化しているが、岸田首相は「税率引き下げは考えていません」と言ってしまい大ブーイングだ。これを受けて、筆者は岸田首相が「やけくそ」になって、消費税を下げる可能性があるのではないかと思っている。

安倍元首相の旧統一教会カネ疑惑を報じた毎日新聞「匂わせスクープ」にモヤモヤするワケ
10月25日、毎日新聞が、昨年亡くなった安倍晋三元首相の政治家としての評価を地におとしめるような「疑惑」を報じた。これまで政治の現場を取材してきた立場で言わせていいただくと正直かなりモヤモヤする記事だ。

旧ジャニーズ、旧統一教会…「袋叩きの不祥事組織」が報道に反論するのはアリか?
旧ジャニーズ事務所と旧統一教会がメディアの報道に対して「反論」をしたことでボロカスに叩かれている。しかし、「不祥事報道のどさくさに紛れて、適当なデマを流すメディアやジャーナリスト」に企業や団体はどう対処すべきなのだろうか。

旧統一教会への解散請求…「次の標的はホストクラブ」をデタラメと笑えない理由
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対する解散命令請求がいよいよ出される見込みだというが、日本社会にさまざま災いと混乱を生み出す「パンドラの箱」になってしまう恐れもある。

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「毎日新聞」が9月に実施した世論調査で、旧統一教会への解散命令請求に賛成する人は86%に上った。大多数が万歳三唱で歓迎する「正義の裁き」というわけだが、思わぬ落とし穴もある。

「売国奴」「国賊」…ロシア渡航の鈴木宗男議員を袋叩きする日本人の平和ボケ
ロシアに行って、ルデンコ外務次官と会談をした鈴木宗男・参議院議員に対して、愛国心あふれる人々の怒りが爆発している。しかし、筆者としては、鈴木氏の「個人外交」は悪くないと思っている。また、国会議員だからこそ、ロシアのような国に行くべきだとも考えている。なぜか。

手のひら返しの「ジャニーズ叩き」を叩かれる!マスコミは日本人の醜い部分を映す鏡だ
マスコミの「ジャニーズ叩き」が叩かれている。しかし、そもそもマスコミは「手のひら返し」をするのが当たり前なのだ。戦前・戦中の「黒歴史」を振り返れば、今の姿につながる。

ドラマ「VIVANT」の裏に極秘任務!?最終回の役所広司のセリフに漂うきな臭さを“考察”
ネットやSNSでさまざまな「考察」で大盛り上がりしたTBSの日曜劇場『VIVANT』が最終回を迎えた。役所広司さん演じるテロ組織の指導者、ノゴーン・ベキのあるせりふに、筆者はある疑念を抱いた。

テレビ局は「ジャニーズ離れ」完全スルー!“解体的出直し”はマスコミにも必要だ
有名企業がジャニーズ事務所所属タレントの広告起用の契約更新をしないと続々と表明しているのに、テレビ局だけは「沈黙」を続けているのはなぜか。筆者はテレビ業界の人々が「二つのムラ社会」にどっぷり浸かりすぎてしまったことが大きいと思っている。

旧統一教会の解散請求秒読みで「第2の過払い金バブル」が来る!寄付金・献金が標的に
「過払い金バブル」が、今度は宗教団体をターゲットにして「再現」される可能性がある。なぜそんなことが言えるのかというと、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への解散請求がいよいよ秒読みになってきたからだ。

ジャニー喜多川氏の「性嗜好異常」認定は、ジャニーズ事務所への“死刑宣告”だ
ジュリー社長が辞任を決断したのは「性加害」の認定に加えて、自社のビジネスモデルを全否定するようなことまで認定されてしまったことが大きいと思っている。それは何かというと、ジャニー氏の「性嗜好異常」だ。

DJ SODAさんに「反日当たり屋」「露出が悪い」と叫ぶほど、日本の国益が損なわれるワケ
韓国出身のDJ SODAさんの胸を触った20歳の大学生と会社員は「軽い気持ちでやってしまった」などと謝罪をした。このような加害者からの「全面謝罪」を聞くと、恥ずかしさで耳が真っ赤になっている「愛国者」も多いはずだ。というのも愛国心あふれる人たちの溜飲を下げるような「解説」が広まっていたからだ。

山田養蜂場“わいせつ”専務、ビッグモーター“独裁”副社長…なぜ今「世襲の不祥事」目立つ?
山田養蜂場の専務かつ創業者の孫が逮捕された一件で、世間は衝撃を受けている。しかし、ビッグモーターの前副社長や岸田文雄首相の息子といい、御曹司の不祥事が相次いでいる。「なぜ最近こういう愚かな世襲がたくさん出てきているのだ、もしかして日本が劣化しているのではないか」と不安になる人も多いだろうが、背景を探ってみた。

ジャニーズ性加害問題、「国連が動いたからには…」と期待しても失望が待つ理由
ジャニーズ性加害問題で国連が動いた。「これでマスコミとジャニーズ事務所の腐敗した構造が明らかになるぞ」と淡い期待を抱く方も多いだろう。だが、残念ながら、そういう核心的な話になる可能性は低い。国連などから指摘を受けて、マスコミがキャンペーンを始めたとか、調査報道をするということはほとんどないからだ。

「ガッカリだ!」スシローとペロペロ少年の和解に失望の声が続出…それでも“英断”だったと言い切れるワケ
大手回転ずしチェーン・スシローのしょうゆ差しを舐めた、いわゆる「ペロペロ少年」とスシローが「和解」したという。厳しい対応を求めていた人たちからすれば、「裏切られた」となるのもしょうがない。しかし、筆者は今回の和解はスシローの「英断」だった、と評価している。

ビッグモーター前社長の他人事発言が、東京裁判「元陸軍大将の釈明」と重なる理由
ビッグモーターの兼重前社長の会見での発言に批判が殺到しているが、彼のような言いは決して珍しくない。これは日本企業に共通する「釈明パターン」なのだ。一体なぜか。

「誹謗中傷大国ニッポン」ゆがんだ正義を振りかざす日本人がいなくならない理由
「誹謗中傷もうやめよう」といった呼びかけが今広がっているが、日本からそれが消えることはないだろう。日本での「誹謗中傷」の多さは日本人が100年以上受けてきた「教育」の弊害ではないだろうか。
