佃 義夫
6月24日、日産自動車の株主総会が開催された。業績低迷などを背景に株主総会は紛糾し、4月に社長になったばかりのエスピノーサ氏にとっては、初めての大きな試練となった。

6月10日は、豊田自動織機の株主総会や日野自動車の統合会見、豊田章男トヨタ自動車会長の日本自動車会議所会長就任など、トヨタにとって象徴的なイベントが重なった日となった。

自動車産業の横断的な業界団体である日本自動車会議所の会長にトヨタ自動車の豊田章男会長が就任する。豊田家にとって自動車会議所には格別の思い入れがあるだけに、今回の就任は豊田章男氏の“集大成”という見方もできるだろう。

業績不振にあえぐ日産が、新たな再建策を打ち出した。7工場を削減するという大きなリストラを断行するが、同時にホンダなどとの提携戦略の推進も求められてきそうだ。

自動車メーカーがトランプ関税の逆風を受ける中で、トヨタ自動車は決算会見で国内生産体制の維持を明言した。

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの統合協議が再加速しそうだ。この統合協議には2人のキーマンが存在する。いずれもトヨタ自動車の豊田章男会長との距離感が近く、統合におけるトヨタのバックアップが注目点となる。

台湾・鴻海精密工業グループの関潤CSO(最高戦略責任者)が、日本で初めて正式なEV戦略説明会を開催した。日本メーカーとの協業の期待を強調したが、その中でも本命となるのは、やはり日産だろう。

マツダは、「ライトアセット戦略」を軸とする新たな経営方針を発表した。中堅メーカーとして独自策で生き残りを図るが、目下、米国での関税リスクといった逆風にもさらされている。

日産自動車は、内田誠社長が退任し、後任にチーフ・プランニング・オフィサーのイヴァン・エスピノーサ氏が就任することを発表した。新体制で業績の改善を図るが、課題は多い。

昨年、スズキ相談役の鈴木修氏が亡くなった。カリスマ不在の中、スズキが2月に発表した新中期経営計画は売上高8兆円を目指すなど意欲的な内容となっており、「オヤジの会社」から脱却する「覚悟」を示した格好だ。

ホンダと日産自動車の経営統合が破談に終わった。経営再建が急務の日産に新たなパートナー候補として浮上しているのが台湾のホンハイだ。

ホンダと日産の経営統合協議が破談となりそうだ。両社の協議に参画するか検討していた三菱自の動向にも注目が集まるが、その際に鍵を握るのが三菱グループの意向だ。

日野自動車の抱える訴訟の影響で、三菱ふそうトラック・バスとの統合は無期限延期となっていた。しかし、ここにきて訴訟が和解し、両社をつなぐキーマンが登場したことによって、統合が一気に進展しそうな勢いだ。

鈴木修スズキ相談役が亡くなった。残念な思いでいっぱいだが、鈴木修氏を最もよく取材した記者だと自負する筆者が、その功績と横顔を振り返りたい。

日産自動車とホンダの「統合」協議が大きく報道されている。しかし、日産の業績は不振であり、協議はホンダが主導権を握りそうな勢いだ。

3つのカーオブザイヤーの受賞車が発表された。今年は、ホンダ、スズキ、トヨタ自動車がそれぞれのトップを分け合った。そのラインアップを眺めると、市場動向などの背景も透けて見える。

自動車メーカーの2025年3月期上半期決算(24年4~9月)がすべて出そろった。世界の主戦場である中国・米国市場の販売競争激化や開発投資増加が重荷となり、総じて業績後退トレンドが強まる中で、唯一、過去最高益を見込むはどのメーカーなのか。

日産の中間決算は、営業利益329億円で前年同期比90%減、純利益192億円で同94%減の大幅減益となった。日産の不振は、ホンダとの協業関係にも影響を及ぼしかねない。

日野自動車の25年3月期の通期決算は、過去最大の赤字に落ち込みそうだ。認証不正による訴訟対応などで業績は先行き不透明であり、トヨタ自動車がもくろむ三菱ふそうトラック・バスとの統合が計画通り進むかは予断を許さない。

マツダは旗艦SUV「MAZDA CX-80」の国内販売を開始した。同車を含む大型車種のラージ商品群は、収益車種としての役割が期待されおり、マツダの生き残りに向けた重要な戦略車種となる。
