佃 義夫

佃 義夫

佃モビリティ総研代表
つくだ・よしお/1970年、創刊86周年(2014年2月時点)の歴史を持つ自動車産業日刊専門紙『日刊自動車新聞社』入社、編集局に配属。自動車販売(新車・中古車)・整備担当を皮切りに、部品・物流分野を広域において担当した後、国土交通省・経済産業省など管轄官庁記者クラブ、経団連記者クラブ(自工会分室)と、自動車産業を総合的に網羅し、専任担当記者としてのキャリアを積む。その後、該当編集局内における各分野のデスク・論説担当編集局次長を経て、出版局長として自動車産業オピニオン誌『Mobi21』を創刊。以降、取締役編集局長・常務・専務・代表取締役社長を歴任。45年間の社歴全域で編集・出版全体を担当、同社の「主筆」も務める。日刊自動車新聞社を退任後、2014年に「佃モビリティ総研」を立ち上げ、同総研代表となる。
第131回
ルノー・日産・三菱自の3社連合、「効率化追求の立て直し策」は成功するか
佃 義夫
ルノー・日産自動車・三菱自動車の3社国際連合は5月27日、パリ・東京・横浜を結んだオンライン会見を行った。アライアンスオペレーティングボードのジャンドミニク・スナール議長(ルノー会長)に日本から内田誠日産社長、益子修三菱自動車会長らが出席、会見に臨んだ。
ルノー・日産・三菱自の3社連合、「効率化追求の立て直し策」は成功するか
第130回
自信のトヨタと苦悩のホンダ、決算発表で見えたコロナ危機の耐久力
佃 義夫
日本の自動車産業を代表するトヨタ自動車とホンダは5月12日、2020年3月期連結決算発表会見を行った。新型コロナウイルスの感染拡大による自動車産業界への影響は、サプライチェーン(供給網)への広がりも含めて多大なものとなりそうで、それだけに両社の決算発表が注目されていた。
自信のトヨタと苦悩のホンダ、決算発表で見えたコロナ危機の耐久力
第129回
日産・三菱自が赤字転落、ルノー交えた国際連合に暗雲
佃 義夫
三菱自動車工業が4月24日に2020年3月期決算を下方修正し、連結最終損益が260億円の赤字の見通しと発表したのに続き、日産自動車も28日、同期の連結最終損益が従来予想から1500億〜1600億円下振れし、赤字になりそうだと発表した。
日産・三菱自が赤字転落、ルノー交えた国際連合に暗雲
第128回
コロナ禍で「リーマンの悪夢」再来、自動車業界は再編に突入か
佃 義夫
4月10日、自動車工業4団体が緊急の合同会見を行った。日本自動車工業会(豊田章男会長)・日本自動車部品工業会(岡野教忠会長)・日本自動車車体工業会(木村昌平会長)・日本自動車機械器具工業会(辻修理事長)の自動車製造関連4団体のトップによる合同会見という異例のもので、時節柄、ウェブ中継という形になった。
コロナ禍で「リーマンの悪夢」再来、自動車業界は再編に突入か
第127回
トヨタとNTTの資本提携、業界最大手同士がタッグを組む理由
佃 義夫
新型コロナウイルスが世界に感染拡大し、世界の主要な自動車工場が生産停止という事態の中で、日本の上場企業で時価総額がトップ級の2社、トヨタ自動車と日本電信電話(NTT)が業務資本提携に踏み込んだ。
トヨタとNTTの資本提携、業界最大手同士がタッグを組む理由
第126回
「百年企業」のスズキは“脱鈴木修経営”で今後も繁栄できるか
佃 義夫
スズキは3月15日、創立100年を迎えた。日本国内では“軽自動車の雄”として小型車のクルマづくりで定評があり、グローバル戦略では“中国をしのぐ成長市場”として注目されるインドで圧倒的なシェアを誇るという特異なグローバル自動車メーカーである。
「百年企業」のスズキは“脱鈴木修経営”で今後も繁栄できるか
第125回
ホンダにも新型コロナ直撃、「聖域」解体してでも復活急ぐ理由
佃 義夫
ホンダは“本家”でもある本田技術研究所と、本体の本田技研工業との機能統合に踏み切った。そもそもホンダは、創業者の本田宗一郎氏が1946年に静岡県の浜松で本田技術研究所を起業したのが始まりだ。その後、本田技研工業となったが、1960年に本田技術研究所を分離し、以来ホンダの研究開発の機能は本田技術研究所が担ってきたのである。
ホンダにも新型コロナ直撃、「聖域」解体してでも復活急ぐ理由
第124回
日産「臨時株主総会」の全貌、株主の怒り爆発で内田新社長は立ち往生
佃 義夫
日産自動車は2月18日、横浜市・パシフィコ横浜国際会議場で臨時株主総会を開き、内田誠新社長を含む新取締役4人を選任した。これにより、名実ともに日産は内田新体制がスタートしたが、今回の臨時株主総会では株主サイドの怒りが爆発した。
日産「臨時株主総会」の全貌、株主の怒り爆発で内田新社長は立ち往生
第123回
VWが販売4年連続首位も「実質トップ」はトヨタ、今年は自動車産業混乱期
佃 義夫
自動車メーカー各社の2019年の世界販売台数が出そろう中で、独フォルクスワーゲンが4年連続で首位を堅持した。トヨタグループは僅差の2位となった。一方、ポストゴーンで揺れる日産・ルノー・三菱自の日仏連合はいずれも販売減で3位に後退した。
VWが販売4年連続首位も「実質トップ」はトヨタ、今年は自動車産業混乱期
第122回
東京オートサロンがモーターショーを凌駕するほど大盛況な理由
佃 義夫
昨年の東京モーターショーが130万人を集めて、久しぶりに活況を呈して話題を集めたが、年が明けての「東京オートサロン2020」は会期3日間で33万6060人の来場者となり、過去最高となった昨年をあっさり更新する人気ぶりを見せた。
東京オートサロンがモーターショーを凌駕するほど大盛況な理由
第121回
ゴーン被告の潔白主張会見、日産「私物化」反論に証拠なし
佃 義夫
年末から年始にかけて話題となったのがカルロス・ゴーン氏(日産自動車元会長)の海外逃亡だ。そのゴーン氏が逃亡先のレバノンで、日本時間の8日夜、記者会見を行った。
ゴーン被告の潔白主張会見、日産「私物化」反論に証拠なし
第120回
名門いすゞが生き残りを懸けてボルボと提携、商用車も世界再編の波
佃 義夫
「100年に一度の大変革期」とは、自動車業界にとってキーワードになっているが、この2019年末に乗用車に次いで商用車でも世界再編が表面化した。いすゞ自動車がスウェーデンのボルボグループと戦略的提携を結ぶとともに、ボルボ傘下のUDトラックス(旧日産ディーゼル)を買収することになった。
名門いすゞが生き残りを懸けてボルボと提携、商用車も世界再編の波
第119回
独オペルに韓国・現代自動車、日本市場を狙う自動車海外勢の成算
佃 義夫
先にFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)と経営統合に基本合意したグループPSA(プジョー・シトロエン)が、米GM(ゼネラル・モーターズ)から買収した独オペル車を日本市場に復活させる。
独オペルに韓国・現代自動車、日本市場を狙う自動車海外勢の成算
第118回
アウディ・VWが「ディーラー満足度」で日本勢を凌駕した理由
佃 義夫
日本での自動車セールス顧客満足度調査で、ラグジュアリーブランドはアウディ、量販ブランドはフォルクスワーゲン(VW)の独ブランドが総合満足度でトップとなり、国産ブランドを凌駕(りょうが)する結果となった。
アウディ・VWが「ディーラー満足度」で日本勢を凌駕した理由
第117回
RJCカーオブザイヤーを日産・三菱共同開発の「軽」が受賞した理由
佃 義夫
NPO法人・RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)は、12日にツインリンクもてぎで2000年次RJCカーオブザイヤーの最終選考会を開催。カーオブザイヤーに日産と三菱自の共同開発による軽自動車「デイズ(日産)」と「eKワゴン(三菱自)」が選ばれた。
RJCカーオブザイヤーを日産・三菱共同開発の「軽」が受賞した理由
第116回
豊田章男氏肝入り、「東京モーターショーの変革」は成功といえるか
佃 義夫
「東京モーターショーが変わる!」とのキャッチフレーズで始まった「第46回東京モーターショー2019」が11月4日まで、東京・有明エリアからお台場エリアまで会場を拡大して開催中だ。今回、「モビリティの可能性をアピールして、変えなくちゃ」(主催者の豊田章男日本自動車工業会会長=トヨタ自動車社長)と、大胆なモデルチェンジにチャレンジしたのだ。
豊田章男氏肝入り、「東京モーターショーの変革」は成功といえるか
第115回
日産に続きルノーも経営トップが交代、日仏3社連合の気になる行方
佃 義夫
日産自動車は、10月8日に新社長兼最高経営責任者(CEO)として内田誠専務執行役員(53)が昇格することを発表した。また、新最高執行責任者(COO)に三菱自動車工業のアシュワニ・グプタCOO(49)、さらに関潤専務執行役員が副COOに昇格することも合わせて発表。一方、連合を組む仏ルノーも突如、ティエリー・ボロレCEOを解任した。
日産に続きルノーも経営トップが交代、日仏3社連合の気になる行方
第114回
「トヨタ一強時代」に突入、日本車連合軍を率いる豊田章男社長の野望
佃 義夫
トヨタ自動車は9月27日、SUBARU(スバル)に追加出資し持ち分法適用会社にすると発表した。トヨタは、スバルへの出資を16.8%から20%へ引き上げるとともにスバルもトヨタに出資し、株式を持ち合う。
「トヨタ一強時代」に突入、日本車連合軍を率いる豊田章男社長の野望
第113回
日産・西川社長「電撃辞任」の理由、新リーダーが直面する3つの課題
佃 義夫
9月16日、日産自動車の西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)が退任した。当面は山内康裕最高執行責任者(COO)が暫定CEOに就き、10月末までに後任が選ばれることになった。
日産・西川社長「電撃辞任」の理由、新リーダーが直面する3つの課題
第112回
スズキのカリスマ、鈴木修会長がトヨタと資本提携に踏み切った決意
佃 義夫
トヨタ自動車とスズキは8月28日、資本提携に関する合意書を締結したと発表した。両社は、長期的な提携関係の構築・推進のために相互に株式を取得することになり、トヨタは960億円(4.94%)をスズキに出資し、スズキは480億円(0.2%)を出資して相互に株式を持ち合うことになる。
スズキのカリスマ、鈴木修会長がトヨタと資本提携に踏み切った決意
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