
鈴木貴博
東京ディズニーリゾートの入園料が、ついに1万円を超えました。「高すぎる!」と思う方、ディズニーにとっては今回の値上げで顧客離れが起きることも想定内です。実は、ディズニーには「3つの狙い」があるのです。

NTTドコモが、新料金プランを発表しました。「ネーミングがわかりにくい」という批判もありますが、ドコモから見ると「そんなことはどうでもいい」というのが本音でしょう。実は、このプランにはドコモが総力を挙げて取り組む「2つの隠れた戦略」があるのです。

日経平均は、年内にバブル期の最高値3万8915円を抜く――。私はそう確信しています。日経平均を押し上げる「三大要因」が強力に作用しているからです。しかし、「そのあとの世界」はどうなるのでしょうか。実は、上場企業の過半数が足をすくわれる「大・不安時代」がやってくるかもしれません。3メガバンクやオリックス、三井不動産や野村不動産ホールディングス(HD)、日本郵船や商船三井、鹿島建設や大林組、東レや旭化成、日本製鉄やJFEHD、ホンダにSUBARUなど……日本を代表する上場企業も例外ではないのです。

6月2日、アマゾンが「携帯サービスの提供」を検討していると米国で報じられました。実はこのニュース、日本にとっては要警戒です。もしも日本でも携帯を始めるとしたらその先には、アマゾンが楽天グループを買収する最悪シナリオが起こる可能性を否定しきれないからです。

5月31日、かっぱ寿司の運営会社カッパ・クリエイト元社長の判決公判が行われました。「営業秘密侵害」の容疑で逮捕された彼に、懲役3年、執行猶予4年、罰金200万円の有罪判決が下されたのです。転職先で武器になるような情報はできるだけ身につけて転職したい――誰もがそう思うからこそ、この騒動は人ごとではありません。新しい職場での活躍と、元いた会社への不正行為の線引きをどのように考えればいいのでしょうか。

メガバンク3行(三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ〈FG〉、三井住友銀行)が、退職者交流サイトの立ち上げと出戻り社員の採用に踏み切りました。ついに「中途退職者=裏切り者」の意識を変えようとしているのです。「人手不足なんだから当たり前でしょ」と思った銀行業界以外の方、実は、あなたにとっても「おいしい話」かもしれません。

「なんで謝罪しているのに炎上するのだろう」と思ったことがありませんか。最近では、性加害問題に対するジャニーズ事務所・藤山ジュリー景子社長の謝罪が炎上しています。実は、見ていてスッキリしない企業の謝罪には「二つの原因」があります。あなた自身もその一つに該当しているかもしれません。

ドコモと三菱UFJ銀行が、“エグい”値上げに踏み切りました。両社の狙いは「値上げでもうけること」ではありません。「IT弱者切り捨て型」ともいえるこの値上げには、“目先のもうけ”以上のうまみがあるのです。

イオンが食品スーパーの「いなげや」を子会社化すると発表しました。しかしイオンの食品スーパー部門における営業利益は2年連続で減益し「ほぼ半減」状態です。なぜ、利益が減る事業を拡大するのでしょうか。その裏には3つの狙いがあるのです。

ピザハットやドミノピザが、配達料やサービス料を導入しています。「また値上げの話か…」と思った方、これはただの値上げ話ではありません。実はピザハットが導入した「配達料250円」作戦は秀逸なのです。

「投資の神様」とも評されるウォーレン・バフェット氏が、日本の5大商社株の投資比率を増やすことを表明した。さらに、バフェット氏は5大商社以外の日本の投資先にも関心を持っているという。バフェット氏は、なぜ日本株を“買い”だと評価しているのだろうか。

電気代の高騰が止まりません。16年の全面自由化以降、次々と発足した「新電力」の約3割が倒産・撤退に追い込まれています。さらに、電力料金はこれから大幅に値上げする方向になり家計を大圧迫しそうです。私たちはこの怒りを誰に向ければ良いのでしょうか。

ANA、住友商事、ダイキンなど、大企業が50代ビジネスパーソンのリスキリング制度を次々と導入しようとしています。「再学習することで新たなスキルを手にして50代、60代はさらに別の活躍をする」。そんな天国のような未来が手に入ればいいのですが、全員にというのは難しいかもしれません。実は、私はリスキリングの期限は「30代まで」ではないかと思うのです。その理由を実体験からお話ししましょう。

シリコンバレーバンク、シグネチャーバンクの経営破綻に、クレディ・スイスの信用不安…欧米で金融危機が相次いでいます。「海外の話だし、リーマンショックよりも範囲が限定的でしょ?」と思った方、今後、危機に直面するのは私たちかもしれません。実は、今回の騒動で私たちは「日銀の心配」を真剣にしなければいけないのです。

会社の寿命は30年といわれています。これは1984年にベストセラーになった『会社の寿命』という本の中で書かれていた当時の大企業の寿命年数なのですが、先が見通せない現代においてはもっと寿命は短くなっているかもしれません。「百年コンサルティング」という私の会社の名前はそのアンチテーゼで、これまでコンサルタントとして会社の寿命の限界をどう超えていくかに取り組んできました。今回の記事では、そのロールモデルとも言える百年企業について取り上げてみたいと思います。

今年も花粉症の季節が始まってしまいました。目はかゆくて鼻はムズムズ、とにかくつらいですね。今回は、落ち込んだ気分をまぎらせるために、花粉症にまつわる10のトリビアをご紹介しましょう。へぇ~と思えば、つらさも紛れるかもしれません。

安くてお得な喫茶店のモーニングに、異変が起きそうです。物価高の直撃で「喫茶店の勝ちパターン」が変わるのです。さらに、消費者にとっても不都合な「カオス」の全貌が見えてきました。

牛丼でおなじみの吉野家が2種類あることをご存じですか。オレンジの看板の吉野家と、黒い看板の吉野家です。「街の景観に合わせて看板の色を変えただけじゃないの」と思った方、ここには吉野家の絶妙な戦略が隠れています。顧客想定からメニュー設計、出店戦略まで秀逸です。さらに、「隠れた3種類目の吉野家」があることもわかりました。

中古トレーディングカード(トレカ)の価格高騰が話題です。1枚のポケモンカードが7億円で売れてギネス記録に載っています。メルカリ上では1枚150万円前後の取引も確認できました。果たして、トレカ売買は儲かるのでしょうか。

Zoom、Amazon、Google、Meta、Microsoft…米IT大手で大量解雇が続いています。米国では1月の人員削減数が10万人を超えました。「海外の、しかもエンジニアの話でしょ?」と思った方、リストラの危機に直面しているのは私たちかもしれません。実は、今回の大量解雇は「日本人の大リストラ」に繋がりかねないのです。
