
鈴木貴博
シリコンバレーバンク、シグネチャーバンクの経営破綻に、クレディ・スイスの信用不安…欧米で金融危機が相次いでいます。「海外の話だし、リーマンショックよりも範囲が限定的でしょ?」と思った方、今後、危機に直面するのは私たちかもしれません。実は、今回の騒動で私たちは「日銀の心配」を真剣にしなければいけないのです。

会社の寿命は30年といわれています。これは1984年にベストセラーになった『会社の寿命』という本の中で書かれていた当時の大企業の寿命年数なのですが、先が見通せない現代においてはもっと寿命は短くなっているかもしれません。「百年コンサルティング」という私の会社の名前はそのアンチテーゼで、これまでコンサルタントとして会社の寿命の限界をどう超えていくかに取り組んできました。今回の記事では、そのロールモデルとも言える百年企業について取り上げてみたいと思います。

今年も花粉症の季節が始まってしまいました。目はかゆくて鼻はムズムズ、とにかくつらいですね。今回は、落ち込んだ気分をまぎらせるために、花粉症にまつわる10のトリビアをご紹介しましょう。へぇ~と思えば、つらさも紛れるかもしれません。

安くてお得な喫茶店のモーニングに、異変が起きそうです。物価高の直撃で「喫茶店の勝ちパターン」が変わるのです。さらに、消費者にとっても不都合な「カオス」の全貌が見えてきました。

牛丼でおなじみの吉野家が2種類あることをご存じですか。オレンジの看板の吉野家と、黒い看板の吉野家です。「街の景観に合わせて看板の色を変えただけじゃないの」と思った方、ここには吉野家の絶妙な戦略が隠れています。顧客想定からメニュー設計、出店戦略まで秀逸です。さらに、「隠れた3種類目の吉野家」があることもわかりました。

中古トレーディングカード(トレカ)の価格高騰が話題です。1枚のポケモンカードが7億円で売れてギネス記録に載っています。メルカリ上では1枚150万円前後の取引も確認できました。果たして、トレカ売買は儲かるのでしょうか。

Zoom、Amazon、Google、Meta、Microsoft…米IT大手で大量解雇が続いています。米国では1月の人員削減数が10万人を超えました。「海外の、しかもエンジニアの話でしょ?」と思った方、リストラの危機に直面しているのは私たちかもしれません。実は、今回の大量解雇は「日本人の大リストラ」に繋がりかねないのです。

今日は節分です。節分の日の定番といえば、恵方巻きですね。その経済効果は約650億円とも言われ巨大市場になっています。実は、私は恵方巻きが嫌いです。どうも、三つの理由から避けがちになってしまうのです。しかし、反恵方巻きの気持ちをそろそろ変えてみようかと思っています。恵方巻き業界は、ここ数年で変化を遂げているからです。

都市部でドラッグストアが乱立しています。新宿、渋谷、新大久保…至る所で目につくのが「100m以内に出店」しているケースです。この理由は、ドラッグストア各社が直面している裏事情にあります。さらに、近い将来ドラッグストアに「淘汰」される業界も見えてきました。

国内中古車市場が異常事態です。国内中古車価格は過去最高水準に到達し、一部の車種で中古車価格が新車価格を上回る「逆転現象」が起きているのです。新車の供給不足は約2年後まで続くといわれています。しかし、実は2年たっても中古車相場は高止まりするかもしれません。その理由をお話ししましょう。

ユニクロを運営するファーストリテイリングが、賃金最大4割引き上げを発表しました。これを単なる給与アップのニュースと捉えてはいけません。実は、ファーストリテイリングは、日本を待つ3つの最悪な未来に気付いたのです。

2023年の日本経済のキーワードは「タイパ(=タイムパフォーマンス)」です。実は、新年会離れも、大企業病も、企業の後継者問題も全て、「タイパ」から考えると様相が変わるのです。

2022年12月20日、日銀の黒田東彦総裁は長期金利の上限引き上げを発表。市場は一時、1ドル=131円台まで急激な円高に向かいました。住宅ローンが心配な人も多いでしょう。しかし私は、23年の住宅ローン金利が大幅に上がる可能性は低いと予測しています。

カタールW杯2022は、ベスト16で敗退した森保ジャパン。PK戦は「運」ではないといいます。実は私は『Jリーグ引き分け廃止戦略』を導入すれば、日本は飛躍的に強くなると考えています。W杯2026で大勝利も決して夢ではないのです。

近年、Netflixのオリジナルコンテンツが話題です。「ストレンジャー・シングス」「イカゲーム」「愛の不時着」「今際の国のアリス」「First Love 初恋」――。どれかを見たことがある方は多いのではないでしょうか。実は、Netflixには人気作を生み出す“仕掛け”があるのです。

今年もクリスマス・年末商戦が始まりました。小売店にとっては大きな稼ぎ時なのですが、残念なことに儲からないかもしれません。実は、今年のクリスマス・年末商戦には「物価高」以外にも三つのリスクが潜んでいるのです。

楽天グループが過去最大の赤字を記録しています。いわゆる「改悪」も目立ち、経営を不安視する声も多い状況です。楽天グループは今後どうなってしまうのでしょうか。決算資料を読み解くと、復活の鍵が見えてきました。

トランプ前大統領が大統領選への出馬を表明しましたが、その神通力が弱まってきたとの声も挙がっています。実は、トランプ氏の返り咲きの見込みが低くなると、私たち日本人の生活にはプラスかもしれません。人為的に引き起こされている円安が止まって、来年中には為替レートが円高に戻る可能性が出てきたのです。

今年も「ポッキー&プリッツの日」がやってきました。どちらも国民的人気を誇るお菓子ですね。しかし、私は「プリッツが消滅する日は近い」と思うのです。江崎グリコに残された「解決策」も、このままでは時間切れになるかもしれません。

イーロン・マスク氏がツイッター社のCEOに就任し「取締役の全員解雇」を断行しました。これは単なる横暴や権力欲ではなく、計算された戦略です。実は、この裏にはマスク氏が経営するテスラ、スペースX、ツイッターの3社が揃わないと実現しない「ある狙い」が存在します。
