朝倉祐介
激動の1年となった2020年。新型コロナウイルスの世界的流行によって、人々の生活様式は大きく変化し、またそれは大企業からスタートアップまで、ビジネスのあり方も大きく変えることになった。ベンチャーキャピタリストやエンジェル投資家はこの1年を同ふり返り、2021年をどう予測するのか。今回はシニフィアン共同代表の朝倉祐介氏の回答を紹介する。

第49回
普通の人が60歳を過ぎても気楽で楽しい高齢化社会を過ごす「マイクロ・アントレプレナー」という生き方
テクノロジーは10年単位、政治・経済は100年単位で大きく変わる? 書籍『ファイナンス思考』著者・朝倉祐介さんの対談シリーズに、今回はマッキンゼー・アンド・カンパニーからソフトバンクグループに転じ、トップである孫正義さんの懐刀として長らく活躍された安川新一郎さんをお迎えしました。政治・経済、テクノロジーなどそれぞれの長期ビジョンの持ち方や、自分の生き方にそのビジョンをどう反映すべきかなどについて、伺っていきます。

第48回
孫正義さんのもとで14年間学んだ「未来志向」とは?
ソフトバンクグループを率いる孫さんの印象は、1カ月、3年、10年以上と付き合う期間によって全然違う?! 書籍『ファイナンス思考』著者・朝倉祐介さんの対談シリーズに、今回はマッキンゼー・アンド・カンパニーからソフトバンクグループに転じ、トップである孫正義さんの懐刀として長らく活躍された安川新一郎さんをお迎えしました。孫さんのもとで鍛えられた30年、300年という長期ビジョンの描き方について、伺っていきます。

第47回
なぜ日本だけ、バフェットのような長期投資の大成功者がいないのか
圧倒的な競争力をもつ会社に長期で投資しリターンを得る――この「長期厳選投資」はウォーレン・バフェットが採る手法としても知られています。日本では珍しくこの「長期厳選投資」を実践し、実績をあげているファンド、農林中金バリューインベストメンツの常務取締役最高投資責任者である奥野一成さんに、『ファイナンス思考』著者の朝倉祐介さんが、日米における企業や資本市場の違いなどについて聞きました。

第46回
バフェット型投資に対する2つの大きな誤解
圧倒的な競争力をもつ会社に長期で投資しリターンを得る――この「長期厳選投資」はウォーレン・バフェットが採る手法としても知られています。日本では珍しくこの「長期厳選投資」を実践し、実績をあげているファンド、農林中金バリューインベストメンツ常務取締役CIOである奥野一成さんに、『ファイナンス思考』著者の朝倉祐介さんが、バフェット型の「長期厳選投資」を12年半にわたって実践してみて日本で通用するか否かの手ごたえや、いい会社の選び方などを聞きました。

第45回
日本の医療界は、「家元」の跡継ぎ競争ばかり。「弟子」ではなく「次の世代」を育てるという欧米の気概に学ぶべき
日本の医療界が「家元」の跡継ぎ競争に没頭している一方、欧米では、社会に対する責任として次世代を育成しようと言う意識が強い、特に医療現場では、患者さんや社会全体がそれを受け入れているとか。冷戦中に十余年にわたってアメリカに在住し、UCLAの内科教授も務めた黒川清さんに、アメリカにおける医師の評価基準や教育への姿勢、ひるがえって感じる日本の教育現場への問題意識などについて、『ファイナンス思考』著者の朝倉祐介さんが聞きました。

第44回
冷戦時代にUCLA内科教授も務めた黒川清さんが衝撃を受けた、留学先のボスの一言
冷戦中に十余年にわたってアメリカに在住、UCLAの内科教授も務めた黒川清さん。日本では内閣特別顧問や東京電力福島原子力発電所事故の調査委員会委員長を務めるなど、幅広く一線で活躍されています。日本の閉鎖的な組織運営をよしとせず、歯に衣着せぬ黒川さんに、平成が終わろうとしている今、日本が「失われた30年」を過ごしてしまった構造問題や、ご自身の経験も踏まえて「独立した個」として生きる気概について、『ファイナンス思考』著者の朝倉祐介さんが聞きました。

第43回
丸井が進める「売らないお店」の秘密と、軍隊式の文化を変えた道のりとは?
背筋が凍りそうな3000億円の利益の消滅…そこからクレジットカード事業を新たに立ち上げ、さらには小売り事業で「売らないお店」を標榜して独自の店舗づくりを進め、攻めに転じている丸井グループ(以下、丸井)。似たような商業施設が多い昨今、いかに差別化をはかっているのか。また、これまでの改革を可能にした社内文化の変革法とはどのようなものだったのか。2005年から同社のかじを取る、青井浩社長に聞きました。

第42回
金融ビジネスでも攻めに転じる丸井「与信の対極」にある「信用」の定義
「潰れそう」になったからこそ改革ができたという丸井グループ(以下、丸井)の青井浩社長。カードビジネスは祖業のひとつですが、「信用」に独自のポリシーをもっています。その思想は、バングラディシュで貧困層に無担保で融資する「グラミンバンク」にも近いとか。その思想の原点は、ステークホルダー・コミュニケーションにもつながっているようです。

第41回
7年間で3000億円の利益が消えた…「いつ潰れてもおかしくなかった」丸井のV字回復戦略とは?
7年にわたる経営危機から脱し、小売・金融一体のビジネスモデルで攻めの経営に転じている丸井グループ(以下、丸井)。いまやIRの明快さでも、高い評価を受けています。いかにしてヤング×ファッションという成功体験から脱却し、苦境を切り抜けたのか。2005年から同社のかじを取る、青井浩社長に聞きました。

第40回
リーダーに不可欠なのは「変化への感度」と「身を引く覚悟」
朝倉祐介さんが著書『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』の中で、ファイナンス思考を実践している企業として紹介したのがコニカミノルタ。同社は、主力だったカメラ事業と写真フィルム事業から撤退したうえで、主力事業への注力と新規事業の確立、また、財務の健全化を進めて持続的な成長を目指す企業へと変貌しました。同社取締役会議長の松崎正年さんがビジネスを通じて身につけてきたリーダーシップの神髄、またリーダーの条件や育成のポイントとは?『ファイナンス思考』著者の朝倉祐介さんの特別対談シリーズで伺っていき、大いに盛り上がります。

第39回
ファイナンス思考を実践するには、リーダーは what より why を伝えよう
朝倉祐介さんが著書『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』の中で、ファイナンス思考を実践している企業として紹介したのがコニカミノルタ。2社が経営統合して誕生した同社は、主力だったカメラ事業と写真フィルム事業から撤退したうえで、主力事業への注力と新規事業の確立、また、財務の健全化を進めて持続的な成長を遂げられる企業へと変貌しました。リーマンショックの直後という経営環境が最も悪化した時期にトップを務めた松崎正年取締役会議長と朝倉さんの対談がついに実現。今日のコニカミノルタに至るまでの変革の経緯について詳しく話をうかがいました。

第38回
ホラ吹きの名人でありパワハラの最先端!? エステー鈴木会長が語る社長の条件と合議制の罠
強烈なリーダーシップを発揮する経営者であり、「消臭ポット」や「消臭力」、「脱臭炭」、「米唐番」といったヒット商品を続々投入したチーフ・イノベーターでもあるエステーの鈴木喬代表執行役会長兼取締役会議長と、『ファイナンス思考 日本を蝕む病と、再生の戦略論』著者の朝倉祐介さんによる対談の後編です。鈴木流のホラの吹き方から商品開発の裏側、後継者の育成まで、話題が多岐にわたって大いに盛り上がりました。

第37回
エステー鈴木会長はなぜ退屈なサラリーマン時代20年を経て苛烈リストラを断行できたのか?
1998年から日用品メーカーのエステーを率いて「消臭ポット」や「消臭力」、「脱臭炭」、「米唐番」などのヒット商品を連発してきた鈴木喬取締役会議長兼代表執行役会長は、『ファイナンス思考 日本を蝕む病と、再生の戦略論』著者の朝倉祐介さんがかねてから面談を切望していた人物。ついに今回の対談でその夢が実現し、鈴木会長が貫いてきたリーダーとしての鉄則についてうかがいました。

第36回
なぜ地酒のネット販売は広がらないのか?新政・佐藤社長とともに、その構造と功罪を考える
地酒ブームはいかにつくられ、現在の製法や流通にどのようなプラスとマイナスを与えているのか? 『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』の著者・朝倉祐介さんによる特別対談の今回の相手は、新政酒造8代目当主の佐藤祐輔さん。佐藤さんは、木桶造りをはじめとする伝統技法にこだわりながら、他とは一線を画すナチュラルな日本酒を造り続け、日本各地の若手造り手にも大きな影響を与えています。この対談後編では、地酒における特殊な流通網の成り立ちや問題点にまで話が盛り上がります。

第35回
日本酒業界は「石高脳」から「PL脳」へ。ヴィトングループなど外資も参入をねらう激動時代を老舗の蔵は生き抜けるか?
日本酒の世界では、いまだに国が製法を指導していた名残が色濃く、それゆえ工業化して味が似てきている…?! 『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』の著者・朝倉祐介さんによる人気対談シリーズに今回お迎えするのは、日本酒業界の旗手として知られる新政酒造の8代目、佐藤祐輔さん。その斬新な酒造りとストイックな姿勢から、新世代リーダーと目されています。佐藤さんご自身の酒造りや日本酒業界にみる「ファイナンス思考」のあり方について伺っていく異色のWユウスケ対談前編です!

第34回
アマゾンの成長を押し上げた「ザイオンス効果」と社内隠密の存在とは?
アマゾン成長の陰に、社内スパイの存在が? 書籍『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』著者・朝倉祐介さんの人気対談シリーズに、元マイクロソフト社長で新刊『amazon 世界最先端の戦略がわかる』がヒット中の成毛眞さんをお迎えしました。アマゾン・ドット・コムの強さの源泉を探り、80年代に一世を風靡したある日本企業との類似性などに議論が及んだ前編につづき、この後編では、アマゾンやアップルの成長を後押しした「ザイオンス効果」や、アマゾンでも活用されているであろう外資系では当たり前の「社内スパイ」の存在を考えていきます。(構成:栗下直也、写真:野中麻実子)

第33回
アマゾンは80年代の日本企業を徹底研究? キャッシュフロー経営は後づけ? ベゾスの凄みを検証する
アマゾンが強調する「キャッシュフロー経営」は結果論でしかなかった? ベゾスはいかにして今のアマゾン帝国を築いたのでしょうか。書籍『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』著者・朝倉祐介さんの人気対談シリーズに、元マイクロソフト社長で新刊『amazon 世界最先端の戦略がわかる』がヒット中の成毛眞さんをお迎えします。この前編では、アマゾン・ドット・コムの強さの源泉を探り、80年代に一世を風靡したある日本企業との類似性や、金融出身であるベゾスの本当の強みについて議論が広がります。

第32回
翻訳機ポケトークはシリコンバレーに住まなければ生まれていなかった
ベストセラー『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』の刊行を機に、さまざまな実務家やアカデミアの皆さんを迎え、著者・朝倉祐介さんとの対談をお送りする本コーナー。今回は、明石家さんまさんのテレビCMでもおなじみの高性能な翻訳機「ポケトークW」が大ヒット中のソースネクスト代表取締役社長、松田憲幸さんをお迎えし、ポケトークを大きく育てるために行った増資の背景や松田社長がリーマンショックで得た教訓などを伺っていきます。

第31回
法人の引き合い爆発!翻訳機ポケトークで、ソースネクストの経営は3つの点で変わった
明石家さんまさんのテレビCMでもおなじみ、人気を博している高性能な翻訳機「ポケトークW」開発の裏側とは? ベストセラー『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』著者・朝倉祐介さんと、「ポケトークW」を開発・販売するソースネクスト代表取締役社長、松田憲幸さんの対談をお届けします。ポケトーク成功のカギや、社長みずからシリコンバレーに暮らす意味の大きさなどを伺っていきます。
