CAR and DRIVER
世界を見据えたスポーティ5ドア。爽快な走りを追求!次の50年先を見据えた自信作、11thシビックが登場した。新型は世界累計2700万台を超える実績を背景に、ホンダならではの徹底的な“人間中心設計”。ボディはクーペライクな5ドアHB、エンジンは1.5Lターボ(182ps/240Nm)、6速MTとCVTを設定する。キーワードは「爽快シビック」である。

ランドクルーザーは“威風堂々”のワールドクラス4WD。灼熱の砂漠、極寒の雪原はもちろん都会でも強い存在感を放つ。14年ぶりに登場した最新300系はすべてを新設計。エンジンはガソリンが3.5L、ディーゼルは3.3LのV6ツインターボ。日本仕様はダカールラリーの経験を生かしたGRスポーツを含め5グレード構成。すでに長いウエイティングリストを持つ超注目モデルだ。

SUBARUのフラッグシップ、新型アウトバックの6thモデルは伝統のツーリング性能と本格SUVに匹敵するタフさを磨いたクロスオーバー。日本仕様は北米モデルをベースに、高効率1.8Lボクサーターボ(177ps)と最新の安全・運転支援機能アイサイトXを搭載。ラインアップはリミテッドEXとXブレイクEXの2種。発売は12月を予定している。

Kカーはさまざまなジャンルが揃い、生活に彩りを与えるクルマ。自由な発想に溢れている。スズキのニューカマー、ワゴンRスマイルはユーティリティとデザイン性を磨いた実力車。便利な両側スライドドアと、愛くるしいマスクがチャームポイントだ。ラインアップは3タイプ。主要グレードはマイルドハイブリッド仕様。安全装備も充実している。

EQA250は、クロスオーバーSUVのGLAをベースに開発されたBEV。最高出力190psのモーターと66.5kWhリチウムイオン電池を組み合わせWLTCモード422kmの航続距離を実現した。専用フロントグリルが特別感を主張し、価格はディーゼル仕様のGLA200d比137万円高。静かな走行フィールと走行時CO2排出ゼロの環境性能がアドバンテージになる。

NEWS!すでに予約受注を開始していた8th VWゴルフが正式デビューした。新型は全4グレード構成。パワーユニットは全車VW初の高効率48Vマイルドハイブリッド(=eTSI)。1L直3ターボ(110ps)と1.5L直4ターボ(150ps)が選べる。伝統のHBスタイルはCd値0.275の空力フォルム。室内はデジタル化が徹底され、モダンな印象と使い勝手を追求している。駆動方式はFFだ。

最新4thアウディA3が上陸した。A3は、1996年の誕生以来、四半世紀にわたって世界で多くのユーザーの支持を集めるプレミアムコンパクトだ。

現在、国産/輸入を含めてさまざまなクロスオーバーSUVが販売されているが、SUVであることを“免罪符”であるかのようにして、ボディサイズは年々拡大傾向にある。運転しやすいコンパクトなサイズがいい――そんなユーザーの本音を形にしたモデルが、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーだ。

ノート・オーラが登場した。フェアレディZやアリアが新生日産を“象徴”するモデルなら、8年ぶりにフルモデルチェンジしたノートは“ビジネス”を支える1台。販売台数で頑張る必要があり、幅広いユーザーを獲得しなければならない。日産は「シリーズで戦う」という戦略を立てており、さまざまな派生モデルを設定する計画があるようだ。

ルノー・メガーヌRS(ルノースポール)は、世界トップの走行性能を誇るFFモデル。すべてが走りのためにファインチューニングされている。マイナーチェンジを受けた最新モデルのラインアップは、RSとRSトロフィーの2タイプ。前者の足回りは公道でのスポーツ走行をメインに考えたシャシースポール、後者はサーキット走行を前提としたシャシーカップを採用する。

Mの頭文字を持つBMWは別格の存在である。1st・M3は、1985年に登場した。そもそもは、当時のグループAレースの王者を目指した“戦うクルマ”だった。その後、2ndモデル以降に設定されたクーペ/カブリオレ仕様を経て、“ハッチバック/セダン系には奇数、それ以外には偶数を与える”という新ネーミングルールに従い、2014年にM4シリーズとして独立した。試乗車は、昨年秋に欧州でデビューし、今年1月に日本でも発表されたG82型と呼ばれる最新モデル。

いまどき自然吸気4Lエンジンといえば、時代に逆行する存在である。一般的なサルーンに積まれても注目はされない。ところが、名門ブランドのミッドシップスポーツが搭載したとなれば、クルマ好きの心をときめかせる選択肢となる。718ボクスター(そしてケイマン)に用意されたGTS4.0は、すべてのスポーツカーファンの憧れだ。

エンジンを楽しむ、というと個人的にはつい大排気量のマルチシリンダ-NAを3ペダルマニュアルトランスミッションで、などと考えてしまう。だが、クルマはバランスの産物である。車体との絶妙なマッチングがあれば、実用エンジンだって十分に楽しめる。

GRヤリスは、1999年に生産を終了したセリカGT-FOUR以来、20年ぶりに復活したスポーツ4WDである。コンセプトは「ストロングスポーツカー」。トヨタのスポーツ戦略車として、「次期WRC(世界ラリー選手権)ホモロゲモデル」、「素のままでローカル競技で勝てるパフォーマンス」、「誰でも買えるスポーツカー」という3つのミッションが与えられた。

エンジンのダウンサイジング化が進む中、スカイラインは異例の存在だ。ハイブリッド車、ガソリン車ともに3LクラスのV型6気筒エンジンを積んでいるからである。

8年ぶりに変身したSクラスは、最先端の技術を積極投入。日本仕様は3L直6のディーゼル(S400)とガソリン(S500)の2タイプ。駆動方式は4WDだ。

S660は日本固有の枠組みの中で、2シーターのミッドシップという大胆なレイアウトを採用、スーパーカーを彷彿させる魅惑のスタイリングにまとめ上げたモデルだ。2015年春にデビューした。見ても乗ってもゴキゲンな“日本の宝もの”のS660に、今年3月、突然の“悲報”が届いた。厳しさを増す安全性や環境性能への適合が困難な状況から、「生産を2022年3月で終了する」と発表されたのだ。

プジョー208は2020年欧州カーオブザイヤーに輝いた実力車。GT/アリュール/スタイルの3グレード各車が独自の魅力を発散する。今回はアリュールに乗った。

ポルシェ初の量産EV、タイカンが日本の道を走り始めた。スタイリングはロー&ワイド。ターボのモーター出力は最高680ps。0→100km/h加速は3.2秒と鋭い。

日本が世界に誇るFRスポーツクーペが新世代に移行した。2ndモデルもトヨタとSUBARUの共同開発車。86はGR86に改名され秋に、BRZは夏に発売予定だ。新型のテーマは「継承と進化」。スタリングはいちだんとエモーショナルになり、エンジンは2.4Lフラット4(235ps)。ビビッドな走りを披露する。
